1/35 ファイティングビークル シリーズ ダナ 152mm 自走榴弾砲 ShkH vz.77 HOBBY BOSS (ホビーボス)

「ダナ 152mm 自走榴弾砲 ShkH vz.77 プラモデル (ホビーボス 1/35 ファイティングビークル シリーズ  No.85501 )」です

●「ダナ 152mm 自走榴弾砲 ShkH vz.77」を1/35スケールで再現したプラスチックモデル組立キット

●チェコスロバキア製の装輪式自走榴弾砲「ダナ 152mm 自走榴弾砲 ShkH vz.77」を再現したキットです

●キットは、装輪式の長大なシャーシを持ち、さらにその上に巨大な「152mm榴弾砲」の砲塔を装備した同車の迫力在る姿が再現され、存在感と独特なフォルムは、ミリタリーコレクションの中でも異彩を放つ事でしょう
・完成後の全長は33cm、全幅10cmとなります


●「ダナ 152mm 自走榴弾砲 ShkH vz.77」は、1981年に当時の「チェコスロバキア」で開発された、世界で初めての装輪式自走榴弾砲です

●自走榴弾砲は、ほとんどが装軌式の戦車の車体をベースとしています
●装軌式を採用するのは、不整地での走行性能に強く、堅牢で重い足周りは、反動の大きい大口径砲による車体の揺らぎを素早く吸収する為、自走砲の最適のプラットフォームとされています
●ただし、装軌式は装輪式と比べ、生産コストが高く、また長距離の移動や輸送には手間と時間が必要となる欠点も持ち、道路環境の整った地域においては、装軌式と装輪式とは戦略的な価値の差は大きくないとの見解も有ります

●そこで、工業先進国であるチェコスロバキア（当時）が開発したのが「ダナ 152mm 自走榴弾砲 ShkH vz.77」で、「タトラ T815大型8輪トレーラー」をベースにして「152mm榴弾砲」を搭載した砲塔を載せた構造となっています
●同車は、装輪式の特徴を活かして素早く戦場（戦場後方の砲兵陣地）に展開、射撃時には車体の4箇所に存在する大型の油圧ジャッキで地面と車体とを固定し、装輪式による射撃時の不安定さを防ぐような工夫がされています
●砲塔は、砲身を挟んで左右分割のユニークな構造となっており、砲の装填は機械による自動装填式、1分間に6発を撃つことができるという高い性能を誇っています

●同車は、1981年から1994年までに750両が製造、現在では、チェコ陸軍、リビア陸軍、ポーランド陸軍、スロバキア陸軍、グルジア陸軍で採用・配備されており、スロバキアではNATO軍の砲弾との共有化を図る為、その後継車輌にあたる「ZUZANA 155mm自走榴弾砲」も作られています


●この「ダナ 152mm 自走榴弾砲 ShkH vz.77」を再現したプラスチックモデル組立キットです

●キットは、同車を細部に渡って再現され、モールドはシャープ、複雑な面構成のキャビン部及び砲塔部は、ほぼ一体成型となっており、確実に形となるように考慮されています


●砲身は左右2分割式となっています
・ 先端部のマズルブレーキは3分割式で、砲口が開口処理されています
・ 砲尾は3個のパーツで構成されています
・ 駐退装置は5個のパーツで構成、本体には金属製のバネを内蔵するようになっており、砲身の動きに合わせて、駐退装置も可動するようになっています
・ 砲身は上下方向に可動します

●砲塔は、左右ブロックと底板、砲身部で構成されています
・ 砲塔は旋回可能です

●左右のブロックは、外側部分は一体成型され、これに中央部側の側面板パーツを取り付ける構造となっています
・ 側面及び上部のハッチは別パーツとなっており、開閉状態が選択できます
・ 上部に存在する視察装置と、側面の視察口のガラス部にはクリアーパーツが用意されています
・ 中央部側のハッチは別パーツで、開閉状態が選択できるようになっています

●砲塔上部の「12.7mm 重機関銃」は、冷却フィンのモールドなど細かなモールドが施されており、銃架も含め11個のパーツで構成されています

●砲塔部に取り付ける牽引ワイヤーは、「アイ」部分の内側リングがプラパーツで、ワイヤー部は金属製ワイヤーで作製するようになっています

●キャビン部は上下2分割式となっています
・ フロントウィンドー部は別パーツで、ガラス面を再現する為に透明プラバンが用意されています
・ フロントウィンドー部の装甲カバー、上部のハッチは別パーツとなっており、開閉状態が選択できます
・ 各所に存在するライトガード、手摺りなどの細かなパーツが付属しています

●キャビン内部が再現されています
・ 内部は、操縦手席、助手席、メーターパネル、計器盤や各種レバー類などのパーツが用意されており、内部を詳細に表現しています

●エンジン部が再現、13個のパーツで構成されています

●車体下部側面の弾薬箱は、内部の弾薬ケースが再現され、側面ドアは別パーツにより開閉状態が選択できるようになっています

●後部の弾薬箱は、外側のドアは別パーツになっており、開閉状態が選択することができます
・ 内部の弾薬ケースが再現され、ドアを開状態にして、その様子を楽しむことが可能です

●車体後面は、主要部が3パーツで構成されています
・ 左右両側のジェリカンラックは、エッチングパーツで作製するようになっています
・ ジェリカンが2個付属

●シャーシのメインフレームは、主要4パーツで構成されています
・ サスペンションは前後ブロックで分割され、各ブロックは詳細なパーツ構成により、実車の複雑な構造を再現
・ ホイール部分は左右2分割式、タイヤパーツはラバー製で、細かなトレッドパターンを表現しています

●砲塔部の視察口などを再現する為のクリアーパーツが付属しています

●エンジングリル部のメッシュ、エンジンルームカバー、操縦室前面の「ひさし」などを再現するエッチングパーツが付属
・ 各エッチングパーツには、形状を作る為の専用の治具パーツが用意されています


●マーキングは、4種類の塗装例が説明書に記載されています
・ 塗装例は、「オリーブドラブ」の単色塗装が2種類、「グリーン」、「ダークグリーン」、「ブラック」の3色迷彩、「グリーン」、「ブラウン」、「ブラック」の3色迷彩が、それぞれ1種類となっています

●説明書の塗装例に基づく、国籍マーク、ナンバープレートなどのデカールが付属しています

●2010年　完全新金型