ART OF TACTIC 薙刀兵 (戦国武者) Zvezda (ズベズダ)

「薙刀兵 (戦国武者) プラモデル (ズベズダ （Zvezda） ART OF TACTIC  No.6403 )」です

●「薙刀兵 （戦国武者）」です

●日本の戦国時代における薙刀（なぎなた）で武装した武士5体を1/72スケールで再現したプラスチックモデル組立キット

【 「戦国時代の武士」について 】

●戦国時代は、後の江戸時代とは異なり、身分制度が明確ではなく、また、商人、職人などの人口は少なく、農民を主体とした人口構成となっていました

●当時は、この農民が作り出す農産品が国家経済の中心であり、特に「米」は貨幣価値を併せ持つ重要な食料として取り扱われていました

●このため、一部の上級武士を除くと武士の大半は農民との兼業であり、地方豪族では「農民」「武士兼農民」、そしてこれを治める「上級武士」という3層のピラミッド構造となっていました

●合戦では、地方豪族を束ねる戦国大名の命により、それぞれの豪族が必要数の兵を供出、それらが合わさることで大きな軍勢となります
　・ 戦闘を専門とした純粋な武士の集団体制が生まれるのは戦国時代後期からと言われています

●このような、農民、武士は基本的に自費で具足や武器の調達をする必要が有り、身分が高く、経済的に余力が有る「上級武士」は、豪華な鎧を揃えました
●「武士兼農民」は、経済的な問題から装備は簡素となり、更に臨時徴用される「農民」は軽装備で、経済状態によっては具足、武器が貸し出される場合も多かったようです

●このような兵の構成は、合戦の戦功により禄や新たな身分が与えられるシステムで支えられ、それぞれの「武士」「農民」たちは合戦での活躍により上級のクラスへと昇進することも可能でした

●当初、合戦のために集められた兵は、各豪族が指揮する連合集団として戦闘をしましたが、雑多な武器の使用では、その能力を活かせないことが判明し、徐々に各武器での集団的な使用方式へと変化して行きます
●これらの武器は、主として「長槍」「弓」「鉄砲」の3種類が使用されましたが、他に「薙刀」なども使われています
　・ 武士のイメージである「刀」はそのリーチの短さから合戦には不向きであり、基本的に護身用として用いられました

●この「薙刀」は、斬撃方式で敵を切りつける武器で、「刀」よりも長さが有るため攻撃力に優れていましたが、「長槍」の方が戦闘時の挙動として単純かつ有効であり、あまり多くは使用されなかったようです

【 「薙刀兵 （戦国武者）」のキット内容 】

●この薙刀で武装した武士（具足で判断すると上級武士）を再現したプラスチックモデル組立キットです

●ミニスケールのフィギュア造形に高い技術力を持つズベズダ社により戦国武者を再現、プロポーション、具足等のディテール、顔の造形などが豊かに表現された内容となっています
　・ ディテールに関しては、インジェクションキットとしては現在において最良のものであり、当時の武者の細かな具足類がシャープかつ繊細に再現されており、ミニスケールフィギュアが持つ楽しさと、可能性とを感じ取ることができるでしょう

●ズベズダ社が展開する戦国時代のボードゲーム（ウォーゲーム）「ART OF TACTIC」の駒（ユニット）としても使用することが考慮されており、専用の展示台などが付属しています

●フィギュアは、薙刀で武装した武士が5体セットされています

●各フィギュアの服装は、「胴」「草摺」「籠手」「臑当」「大袖」などの具足を付け、「兜」を被った姿です
　・ 1体は「兜」を被っていません

●各フィギュアを固定するための小型のベースが付属しています

●各フィギュアに取り付ける所属武将を示す旗が10本付属しています
　・ 旗は黄色の成型ランナーによる5本と、赤色の成型ランナーによる5本となっています
　・ 旗に表記される戦国武将の家紋（織田家、武田家）を再現したデカールが付属しています

●「ART OF TACTIC」のゲーム利用として5体をまとめて配置するベースが付属しています

●ウォーゲーム時に使用する「薙刀兵」のスペックを表示したカードと、ベースに装着させるゲーム用の表示の旗のパーツが付属しています

【 「薙刀兵 （戦国武者）」のフィギュアのポージング 】

●フィギュアの内容
　・ フィギュアの2体は、薙刀を振り下ろそうとしているポーズ
　・ フィギュアの1体は、薙刀を肩に置き、仁王立ちしているポーズ
　・ フィギュアの1体は、薙刀を振り上げ、上方から突いているポーズ
　・ フィギュアの1体は、身を後方に置き、薙刀を構えているポーズとなっています

【 「薙刀兵 （戦国武者）」のパッケージ内容 】

　・ 薙刀を持つ武者 ×5体
　・ 旗指物 ×10 （黄×5 赤×5）
　・ デカール ×1
　・ 旗 （ART OF TACTIC コマ用） ×1
　・ ベース（小） ×5
　・ ベース（大） ×1


●2012年 完全新金型

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【 「薙刀兵 （戦国武者）」のワンポイント 】

●パーツ素材は、同社の従来の「ART OF TACTIC」シリーズの硬質のビニール製ではなく、通常のプラスチック製となっています