1/35 ミリタリーミニチュア アメリカ 空挺部隊兵 ＋ イギリス 戦車兵 ＋ 子供を抱いた女性 (フランス 1944) MASTER BOX (マスターボックス)

「アメリカ 空挺部隊兵 ＋ イギリス 戦車兵 ＋ 子供を抱いた女性 (フランス 1944) プラモデル (マスターボックス 1/35 ミリタリーミニチュア  No.MB35164 )」です

●第2次世界大戦時におけるアメリカ空挺部隊の兵士などを1/35スケールで再現したプラスチックモデル組立キット

●イギリス軍の戦車に跨乗して進撃中、道端に佇んでいるフランス人女性に対して1人の兵士が食べ物などを差し出しているシーンを再現した内容となっています

【 「アメリカ 空挺部隊兵 ＋ イギリス 戦車兵 ＋ 子供を抱いた女性 （フランス 1944）」のキット概要 】

●連合軍によるフランス解放時のワンシーンを再現
●顔の表情、服の質感、服の皺などをインジェクションキットの中ではハイレベルな造型で再現
●戦線後方のシーンながら、兵士達はまだ緊張感の解けない厳しい表情
●アメリカ空挺部隊兵士は、1944年9月の「マーケットガーデン作戦」時の前までの服装となる「降下兵用 M1942 野戦服」を着用
●戦車兵と戦車に跨乗する兵士7体は、単に戦車に跨乗しているシーンとして使用することができ、1体ずつ単独で使用することも可能
　・ この場合、フランス解放時だけではなく、進撃中や移動時のシーンとして広く活用できる
●フランス人女性と食べ物などを差し出している兵士の2体のみでワンシーンを再現することもできます

【 「フランスの解放」について 】

●1940年5月、独仏戦が開戦するとドイツ軍は機動戦を展開、このドイツ軍の機動戦に対して連合軍は対処することができず、開戦から僅か1ヶ月余りの後にヨーロッパ有数の陸軍大国であったフランスはドイツの軍門に下りました

●当時のフランスは、ドイツと比べると強力な海軍力を保持しており、世界中に植民地を保有し、その植民地には一定の軍隊が駐屯していたため、ドイツはフランスの全面降伏ではなく、休戦を締結してヴィシー政府による自治を認めています
●もっとも、これはあくまでも形式的な意味合いが強く、事実上フランスはドイツの占領下に近い状態となっています
　・ 当初は、北フランスはドイツ占領下、南フランスはヴィシー政府に管轄下にありましたが、後に南フランスもドイツ軍による占領状態へと変わります

●このフランスの事実上の降伏はフランス国民に大きな衝撃を与えましたが、戦時下にあっては個人個人が生きて行くのが精一杯の状況であり、生きるためにドイツ軍に協力する人も少なくありませんでした
●また、ドイツ兵と知り合い、恋仲になるフランス人女性も多く、中にはドイツ兵と結婚した女性や子供を授かる女性も存在していました

●一方、フランス国内ではドイツの政策に反発してレジスタンス活動が活発化、これらのドイツの協力者やドイツ兵とつながりのある女性もターゲットとに含められます

●1944年、連合軍がフランスを解放すると、レジスタンスや一般のフランス国民の憎悪はドイツの協力者やドイツ兵とつながりのあった女性に向けられ、街中では大衆の前でリンチ行為が行われました
　・ さすがに女性に対しての暴力は極力抑えられましたが、屈辱を与えるために頭髪を全て刈り取るということが行われています

●本キットでは、フランス人によって頭髪を刈り取られた女性（抱いている子供はおそらくドイツ兵との間で生まれたもの）に対して、哀れみを感じたアメリカ空挺部隊の兵士がそっと食べ物などを差し出している様子を再現していると思われます

【 「アメリカ 空挺部隊兵 ＋ イギリス 戦車兵 ＋ 子供を抱いた女性 （フランス 1944）」のキット内容について 】

●このフランス解放時におけるアメリカ空挺部隊の兵士などを再現したプラスチックモデル組立キットです

●高いフィギュア造型力を持つマスターボックス社の手によりアメリカ空挺部隊兵士を中心としたフランス解放時のワンシーンを再現、戦線後方ながら戦争の現実を示す険しい表情、自然なポージング、身ぐるみを剥ぎ取られたかのようなフランス人女性の簡素な服装、そして各フィギュアの服の皺の表現など、フィギュアキットとしてハイレベルな内容となっています


●フィギュアの内訳は、アメリカ空挺部隊兵士7体、イギリス戦車兵1体、フランス人女性1体の合計9体です

●服装は
　・ アメリカ空挺部隊兵士は、「降下兵用 M1942 野戦服」を着用、「革製レギンス」を履き、ヘルメットを被った姿
　・ イギリス戦車兵は「野戦服」を着用、「ベレー帽」を被った姿
　・ フランス人女性は、着の身着のままの状態で「コート」を着用した姿
　となっています

　・ アメリカ空挺部隊兵士の「降下兵用 M1942 野戦服」は、1944年9月頃まで着用された服装で、以後は通常の兵士と同じく「M1943野戦服」を着用しました

●服の皺の表現はスケールに沿った凹凸モールドで再現、服の縫い目などの細部は繊細かつシャープなモールドで再現しています

●フィギュアは、「頭部」「胴体」「両腕」「両足」のパーツに分割したオーソドックスなパーツ構成となっています

【 「アメリカ 空挺部隊兵 ＋ イギリス 戦車兵 ＋ 子供を抱いた女性 （フランス 1944）」のフィギュアのポージングについて 】

●セットしているフィギュアのポーズは9体、9種類
　・ アメリカ空挺部隊兵士は、
　　 戦車の上に座り、片手に小火器を持っているポーズ ×4
　　 砲塔に凭れ掛かり、両手でライフルを持っているポーズ ×1
　　 戦車上に座り、片手で自動小銃を抱え、もう一方の手は車体を持って身体を保持しているポーズ ×1
　　 片手に食べ物などを差し出しながら、フランス人女性に歩み寄っているポーズ×1
　・ イギリス戦車兵は、車長キューポラから上半身を出して、片手をキューポラに置いているポーズ
　・ フランス人女性は、子供を抱きながら道端に立ち、歩み寄る空挺部隊兵士に対して片手を軽く挙げているポーズ
　となっています

【 付属している装備品類 】
　・ M1 ガーランド ライフル ×2
　・ M1 ガーランド ライフル （着剣状態） ×1
　・ M1 カービン ×1
　・ M1 トンプソン サブマシンガン ×1
　・ M1919A2 軽機関銃 ×1
　・ BAR 自動小銃 ×1
　・ M1スチールヘルメット ×7
　・ ライフル用 マガジンポーチ ×4
　・ カービン用 マガジンポーチ ×1
　・ BAR用 マガジンポーチ ×1
　・ 背嚢 ×6
　など　

【 「アメリカ 空挺部隊兵 ＋ イギリス 戦車兵 ＋ 子供を抱いた女性 （フランス 1944）」のパッケージ内容 】

　・ アメリカ空挺部隊兵士 ×7
　・ イギリス戦車兵 ×1
　・ フランス人女性 ×1
　・ フィギュアの装備品 一式


●2016年 完全新金型