ドイツ将校 クルスク 1943
「ドイツ将校 クルスク 1943 (プラモデル) (ドラゴン 1/35 '39-'45 Series No.6456 )」です
●第2次世界大戦時におけるドイツ武装親衛隊の将校4体を1/35スケールで再現したプラスチックモデル組立キット
【 クルスク戦におけるドイツ武装親衛隊 について 】
●ドイツ武装親衛隊は、親衛隊内における武装部隊である「特務部隊」が拡大されたもので、当初はナチス党の私兵集団という意味合いが強いものでしたが、国防軍からの流入者や訓練の厳しさなどにより徐々に正規軍としての能力を擁するようになりました
●この武装親衛隊は、戦時においては国防軍の指揮下に入ることが明確化されており、武装親衛隊の方針としては親衛隊本部からの指示を受けるものの、作戦面や命令に関しては配属された国防軍の司令部に従うシステムとなっています
●武装親衛隊は、第2次世界大戦の開戦時には野戦3個師団が編成されており、ポーランド戦、フランス戦などに参加、国防軍では当初この武装親衛隊の戦闘能力に懐疑的でしたが、勇猛果敢な戦闘振りによりフランス戦後期頃からは国防軍よりも優れた戦力として一目を置かれようになりました
●また、武装親衛隊の各師団は、国防軍の歩兵師団とは編成が若干異なり、小数ながら高射砲部隊、戦車部隊、突撃砲部隊などが配属されており、これらの部隊の諸兵連合効果による戦闘能力の高さも持っていました
●独ソ戦の緒戦において、武装親衛隊の各師団は活躍を繰り広げましたが、一方で激戦により兵員の喪失も大きく、戦いによる消耗と補充による再編成を繰り返して徐々にその戦力は拡充され、1943年のクルスク戦時においては装甲擲弾兵師団へと改編されています
・ クルスク戦時の武装親衛隊の「装甲擲弾兵師団」は名称だけであり、実体は「ティーガー 1」装備の1個中隊を擁する戦車連隊を持つ「戦車師団」でした
●クルスク戦時におけるこの武装親衛隊の各装甲擲弾兵師団は、クルスクのソ連軍突出部を南側から攻める兵力の一翼を担い、「ティーガー 1」を先頭に立てて縦深防御陣地を幾重にも設置したソ連軍を撃破、有名な「プロホロフカ大戦車戦」ではほぼ一方的にソ連軍戦車を多数撃破するという活躍を見せました
●しかし、クルスク戦自体はソ連軍が事前に攻勢を知っていたことから失敗に終わり、この戦いに勝利できなかったドイツ軍は以後のイニシアチブを取ることができず、大戦後期におけるドイツ軍の苦戦の始まりとなったのでした
【 ドイツ将校 クルスク 1943 (ドラゴン 1/35 '39-'45 Series No.6456) プラモデルの内容 】
●この第2次世界大戦時におけるドイツ武装親衛隊の将校を再現したプラスチックモデル組立キットです
●ドラゴン社のフィギュア造形力により、ドイツ武装親衛隊の将校を再現、夏のクルスク戦時における機甲部隊でのワンシーンを表現した内容となっています
・ キットには「クルスク 1943」となっていますが、基本的に将校の服装は大戦を通じてあまり変化していませんので、ノルマンディ戦などの1943年以降の夏のシーンに使用が可能な汎用性の高いキットです(1943年以降となるのは規格帽を着用したフィギュアだけで、他のフィギュアは1943年以前にも使用できます)
●戦車の脇において、各部隊の将校がブリーフィングを行っているシーンが表現されています
●フィギュアの内訳は、戦車部隊将校1体、上級将校1体、歩兵部隊将校2体の合計4体です
●服装は、個別のフィギュアごとに異なっており、クスルク戦時におけるドイツ武装親衛隊将校の代表的な姿が表現されています
・ 各フィギュアの服装は下記を参照して下さい
・ 徽章類、ヘルメット、迷彩スモックなどは武装親衛隊特有のものとなり、そのままでは国防軍将校として使えませんので注意して下さい
●服の皺の表現はスケールに沿っており、服の縫い目などの細部はシャープなモールドで彫刻されています
・ 服の皺などは若干深めな造形となっています
●フィギュアは、頭部、胴体、両腕、両足のパーツ構成で、帽子類は別パーツとなります
【 ドイツ将校 クルスク 1943 (ドラゴン 1/35 '39-'45 Series No.6456) フィギュアのポージング 】
●戦車部隊将校のフィギュアは、戦車上に座って側方を指差しているポーズ
・ 服装は、戦車服の上着を脱いだシャツ姿で、略帽を被った状態となります
●上級将校のフィギュアは、立った姿勢で両手で地図を持ち、前方を見ているポーズです
・ 服装は、シャツに将校用のズボン、ブーツを履き、将校帽を被った姿です
●歩兵部隊将校のフィギュアの1体は、立った姿勢で片手にサブマシンガン、もう一方の手にはタバコを持ち、前方を見ているポーズです
・ 服装は、将校用の野戦服とズボン、ブーツを着用、規格帽を被った姿です
●歩兵部隊将校のフィギュアの1体は、立った姿勢で片手でヘルメットを持ち、もう一方の手で額を拭っているポーズとなっています
・ 服装は、将校用の野戦服の上から迷彩スモックを着用、将校用ズボンとブーツを履き、無帽の状態となります
■ 付属する装備品類
・ モーゼル Kar98k ライフル ×2
・ MP40 サブマシンガン ×1
・ FG42 自動小銃 ×1
・ 迷彩カバー付きヘルメット ×6
・ 将校帽 ×1
・ 略帽 ×1
・ 規格帽 ×1
・ マップケース ×3
・ 拳銃ホルスター ×3
・ サブマシンガン用マガジンポーチ ×2
・ 地図 ×1
・ 双眼鏡 ×3
など
【 ドイツ将校 クルスク 1943 (ドラゴン 1/35 '39-'45 Series No.6456) パッケージ内容 】
・ フィギュア ×4体
・ フィギュアの装備品類一式