ソビエト 黒海コマンド部隊 クリミア 1944
「ソビエト 黒海コマンド部隊 クリミア 1944 (プラモデル) (ドラゴン 1/35 '39-45' Series No.6457 )」です
●「ソビエト 黒海コマンド部隊 クリミア 1944」です
●第2次世界大戦後期におけるソ連海軍の地上部隊兵士4体を1/35のスケールで再現したプラスチックモデル組立てキット【 「ソ連海軍の陸上部隊」について 】
●第2次世界大戦におけるソ連の海軍は、ロシア帝政時代から続く由緒在る軍隊でしたが、日露戦争での艦隊壊滅やロシア革命での混乱などにより、大型艦艇の保有数は少なく、小艦艇や潜水艦での行動が主力となっていました
●独ソ戦が開始されると、その緒戦においてソ連軍は防戦一方となって敗退、ドイツ空軍の優勢的な制空権下において艦艇での行動が制限される中、海軍の将兵は陸上部隊として戦いに参加することになります
●ソ連陸軍は、緒戦での敗北から、多くの戦時徴兵により兵員を補充したのに対して、ソ連海軍は団結心の高い艦艇の水兵で構成されていたためにその戦い振りは勇猛果敢で、ドイツ軍を恐れさせました
●黒海は、ソ連の内海的存在であり、バルト海、極東方面と並ぶソ連海軍の一大拠点でした
●同地において、ソ連海軍は、ドイツ、ルーマニア、イタリアという枢軸国側の艦艇と戦闘を実施し、最大の拠点であるセヴァストポリの攻防戦では地上戦において、頑強な抵抗を行いました
●戦争も中盤に入ると、ソ連軍、ドイツ軍の膠着状態となり、黒海周辺においてはソ連海軍の小部隊による海路を利用した上陸、襲撃が行われ、枢軸国側の脅威となっています
●また、1944年になると、ソ連軍はドイツ軍よりも優勢となり、セヴァストポリを奪還、ソ連海軍の部隊は同戦闘においても活躍しています
【 「ソビエト 黒海コマンド部隊 クリミア 1944」のキット内容について 】
●このソ連海軍の地上部隊兵士を再現したプラスチックモデル組立てキットです
●海岸に上陸して、偵察もしくは威力偵察を行っているシーンが表現されています
●フィギュアの内訳は、士官1体、狙撃兵1体、水兵2体の合計4体です
●服装は、各フィギュアで異なっており、大戦後期における特殊任務中の海軍兵士の服装が再現されています
・ 各フィギュアの服装は下記を参照して下さい
●服の皺の表現はスケールに沿っており、服の細部はシャープな彫刻でモールドされています
●フィギュアは、頭部、胴体、両腕、両足のパーツ構成です
・ 服のフード部分は別パーツとなっています
【 「ソビエト 黒海コマンド部隊 クリミア 1944」のフィギュアのポージングについて 】
●水兵のフィギュアの1体は、サブマシンガンを両手で持ちながら、若干姿勢を低くして前進しているポーズです
・ 迷彩オーバーオールを着用、ブーツを履いた姿となっています
●狙撃兵のフィギュアは、片膝を付いて狙撃銃で狙いを付けているポーズ
・ 狙撃兵用の偽装紐の付いたツナギを着用、水兵帽を被り、その上からフードを被っています
●水兵のフィギュアの1体は、両手でサブマシンガンを持ちながら、ゆっくりとした歩調で歩いているポーズです
・ キルティングが付いた「チュラグレイカ」上衣を着用、迷彩ズボンを履いた姿です
●士官のフィギュアは、両膝を付いて、両手で双眼鏡を持ち、前方を視察しているポーズとなっています
・ 野戦服の上から迷彩スモックを着用、士官帽を被っている状態です
●付属している装備品類
・ PPSh1941 サブマシンガン ×5
・ モシンナガン ライフル ×2
・ モシンナガン カービンライフル ×1
・ MP43突撃銃 ×1
・ MP40サブマシンガン ×1
・ 士官帽 ×1
・ 略帽 ×1
・ ヘルメット ×1
・ 水筒 ×4
・ サブマシンガン用マガジンポーチ(ドラムマガジンタイプ) ×2
・ ライフル用マガジンポーチ ×2
・ 拳銃ホルスター ×1
・ サブマシンガン用マガジンポーチ(箱型マガジンタイプ) ×1
・ 双眼鏡 ×2
・ 銃剣 ×3
など
●2008年 完全新金型
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【 「ソビエト 黒海コマンド部隊 クリミア 1944」について 】
●キットのパッケージには、「コマンド部隊」と表現されていますが、手元の資料を見る限り、海軍内で特殊部隊が編成されたのは極少数であり、それも潜水、爆破などの水中作戦が中心だったようです
●ただ、前述のように、黒海沿岸部では小部隊による偵察作戦などが頻繁に行われており、キットもこのような特殊作戦に従事する海軍兵士を再現したものと思われます