ドイツ ロケットランチャー w/クルー
「ドイツ ロケットランチャー w/クルー (プラモデル) (ドラゴン 1/35 '39-'45 Series No.6509 )」です
●第2次世界大戦時におけるドイツ軍の28/32cmロケット砲を1/35スケールで再現したプラスチックモデル組立キットで、5体の操作員のフィギュアが付属しています【 「28/32cmロケット砲」について 】
●ドイツ軍はロケット兵器の開発に熱心で、大戦時には多くロケット砲が使用されました
●このロケット砲の主なものは「15cmロケット砲 ネーベルベルファー」、「21cmロケット砲 ネーベルベルファー」「28/32cmロケット砲」及びこの「28/32cmロケット砲」を牽引式とした「ネーベルベルファー41」の4種類でした(このほかに少数生産タイプもありました)
●「28/32cmロケット砲」は、当初の「ネーベルベルファー」が筒状のランチャーを使用するのに対して、簡単な枠組みのランチャー部を持ち、簡単な構造の木製の架台に、このランチャーを載せる方式でした
・ ランチャーは木製と金属製の2種類が存在し、基本的に使い捨てとされました
●このような簡易な構造のランチャーでは一見不安に感じますが、元々ロケット兵器は命中精度が低く、ドイツ軍の大型のロケット弾は斜めに装着された複数の噴射口により、ロケット弾自体が回転力を得て弾道を安定させるという方式となっていたため、実用性に問題は有りませんでした
●また、ドイツ軍は炸薬の威力により、その欠点を補うという方法を採り、他国のロケット兵器より弾頭が大きいタイプが使用されています
●この「28/32cmロケット砲」は、28cmの口径の榴弾と、32cmの口径の焼夷弾が用意されており、これを合わせて発射することで、高い制圧火力を誇りました
●同砲は、この簡易型の架台方式の他に前述の牽引式、そして「Sd.kfz.251」に搭載した自走式が作られ、各戦線で広く活躍しています【 「ドイツ ロケットランチャー w/クルー」のキット内容について 】
●この「28/32cmロケット砲」を再現したプラスチックモデル組立てキットです
●キットは、「28/32cmロケット砲」をシャープに再現、操作員のフィギュアも付属しており、ロケット砲のジオラマを気軽に作製することが可能となっています
●ロケットのランチャーは金属製のタイプが表現されています
●「28/32cmロケット砲」は、ロケット弾、ランチャー部、架台の3ブロックで構成されています
●ロケット弾は、輪切り状に3分割され、信管部は別パーツとなっています
・ 28cm榴弾2個、32cm焼夷弾2個の合計4発がセットされています
●ランチャー部は、エッチングパーツとなっています
・ 外枠の部分は1枚のエッチングパーツを折り曲げる方式で、これに内部構造パーツを取り付けます
●架台は、4パーツで構成されています
●弾種表記を再現したデカールが付属しています【 フィギュアについて 】
●操作員の5体のフィギュアが付属しています
・ このフィギュアはドラゴン社製「ドイツ 12cm 迫撃砲 w/クルー」に付属しているフィギュアと同一のものです
●ランチャーを架台に設置しているシーンが表現されています
●フィギュアの内訳は、指揮官1体、照準手1体、弾薬手3体の合計5体です
●フィギュアの服装は、リバーシブルタイプの防寒アノラックを着用、防寒靴を履いた姿となっています
●服の皺の表現はスケールに沿っており、服の縫い目などの細部は繊細なモールドで彫刻されています
●フィギュアは頭部、胴体、両腕、両足のパーツ構成です【 「ドイツ ロケットランチャー w/クルー」のフィギュアのポージングについて 】
●指揮官のフィギュアは、時計を見ながら片手を挙げて合図しているポーズ
●照準手のフィギュアは、中腰で架台を調整しているポーズです
●弾薬手のフィギュアの1体は、ランチャーを持ち上げているポーズです
●弾薬手のフィギュアの1体は、腰の位置でランチャーを持っているポーズ
●弾薬手のフィギュアの1体は、片膝を付いているポーズとなっています
●2008年 一部新金型
------------------------------------------------【 「ドイツ ロケットランチャー w/クルー」のワンポイント 】
●当キットのランチャー部分はエッチングパーツのみで構成されており、その組立てはプラパーツと比べて難易度が高いので、上級者向けのキットです
●フィギュアは、迫撃砲のフィギュアを流用しており、ランチャーを持つ兵士は、そのランチャーを軽く持っているようなポーズとなっていますが、このロケット弾は自重が82kgも有るので、腕などの角度を調整して抱えるようにすると、より実感の有る雰囲気となるでしょう