ハセガワ 日本航空母艦 赤城 1/700 ウォーターラインシリーズ 201 プラモデル

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日本航空母艦 赤城

販売価格

3,080円 2,772円(税込)

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「日本航空母艦 赤城 (プラモデル) (ハセガワ 1/700 ウォーターラインシリーズ  No.201 )」です


●太平洋戦争時における帝国海軍の航空母艦「赤城」を1/700スケールで再現したプラスチックモデル組立キット

●太平洋戦争前から、戦争前期まで帝国海軍の航空母艦のシンボル的存在であった航空母艦「赤城」を再現、巡洋戦艦の船体を利用したスマートな船体と、それに相反するような複雑で巨大な格納庫を装備した同艦独自のシルエットを表現した内容となっています

【 「航空母艦 赤城」について 】


●日露戦争後の海軍増強計画である「88艦隊」により建造が始まった巡洋戦艦「天城型」の2番艦である「赤城」は1920年12月に起工されました

●しかし、「ワシントン軍縮会議」において主力艦艇の削減が決定、建造中の「赤城」は巡洋戦艦として完成することが認められず、航空母艦へと建造を変更されることを余儀なくされます

●この時代の各国海軍における航空機の建造・運用は様々な試行錯誤が繰り返されており、我が国において「赤城」は「3段式甲板」を持つ特異な形状の航空母艦として設計、1928年に竣工されます

●帝国海軍は他の列強国と比べて戦艦などの主力艦艇の数が少なく、その不利を補うために航空機による攻撃を世界に先駆けて研究していました
●空母艦載機を効果的に運用する方針に基づき、世界最初の純粋の航空母艦「鳳翔」(それまでに存在した航空母艦は改造したもの)を建造、続いて「赤城」「加賀」「飛龍」「蒼龍」の航空母艦が建造されることになります

●また艦載機も日進月歩で性能が向上し、当初運用されていた固定脚の複葉機から、単翼に、そして引き込み脚へと移り変わり、速度が増大、航空母艦の飛行甲板もより長さが必要となりました
●これに対応して「赤城」は1938年に全通式の飛行甲板へと近代化改装が行なわれました

●全通式の甲板を持った「航空母艦 赤城」は、前身となった巡洋戦艦に由来する高速性、搭載機数の大きさ、その威容から「第1航空艦隊」(別名「南雲機動部隊」)の旗艦となります
●この「第1航空艦隊」は、空母と艦載機を集中して運用するという帝国海軍の新しい考え方から発案されたもので、「第1航空戦隊」の「赤城」「加賀」、「第2航空戦隊」の「飛龍」「蒼龍」、「第5航空戦隊」の「翔鶴」「瑞鶴」、そして護衛の艦隊を傘下に持ち、その艦載機による打撃力は、当時の列強国の艦隊とは比べ物とならない程の絶大な威力を誇っていました
 ・ 当時それほど注目されなかったのは、航空機では戦艦などの強力な艦艇を沈めることはできないという大鑑巨砲主義が蔓延していたからです

●この「第1航空艦隊」は、1941年12月の「真珠湾攻撃」に参加し、多数の艦載機による攻撃力の大きさを世界に示すこととなります
●続く、ポートダーウィン攻撃、セイロン沖海戦などに参加、特にセイロン沖海戦では海上で航行するイギリスの巡洋艦に対し、航空攻撃が80%以上の命中率を上げるなど移動目標に対して攻撃する練度の高さと、艦載機の優秀さを誇りました

●一大決戦となった1942年6月のミッドウェー作戦では、「第1航空艦隊」は「第1航空戦隊」と「第2航空戦隊」の「赤城」を含む4隻の空母で参戦(「第5航空戦隊」は珊瑚海海戦による損害により不参加)、「大和」を主力とする砲戦隊の主力部隊の遥か前方に配置されて、露払いの役割を務めます
●しかし、この作戦は暗号解読によりアメリカ側に筒抜けであり、アメリカ海軍は3隻の空母を動員して待ち受けることとなりました

●「第1航空艦隊」は、ミッドウェー島のアメリカ軍の航空隊を殲滅する役割を持っており、当初は練度の高さと艦載機の性能により敵を圧倒していましたが、ミッドウェー島の攻撃とアメリカ軍の空母への攻撃とが錯綜してしまいます
●アメリカ軍の航空機による攻撃は直衛の「零戦」により尽く阻止していましたが、アメリカ軍の急降下爆撃機「ドーントレス」は、雷撃機への対処で低空に移動した「零戦」の間隙を突き、日本空母へ爆弾攻撃を行いました

●この攻撃で「赤城」は2発の直撃弾を被弾炎上し、発艦準備の中、搭載する艦載機と積載予定の爆弾、魚雷へと被害が広がり、手が付けられない状況となります
●そこで、「赤城」は味方の駆逐艦の魚雷によって処分され、その歴史に幕が閉じられることとなりました

●「赤城」の損失は帝国海軍の栄光の軌跡の幕切れの始まりを示すものであり、ミッドウェー海戦は敗北で終わり、その後も数々の苦しい戦いを繰り広げることとなります

日本航空母艦 赤城の商品画像

【 「日本航空母艦 赤城」のキット内容について 】


●この帝国海軍の航空母艦「赤城」を再現したプラスチックモデル組立キットです

●ハセガワ社のウォーターラインシリーズ初期のフォーマットにのっとり航空母艦「赤城」を再現、格納庫部分などの複雑な構造をポイントを押さえて表現しながら、パーツ数を抑えてコレクション性を重視した内容となっています

●キットは、1971年に製品化されたものですが、艦橋や水面見張り所の窓枠がモールドされ、全体の雰囲気も良好で、航空母艦「赤城」の姿を気軽に楽しみたいユーザーに有用なキットです
 ・ ただし、金型の劣化から飛行甲板やエレベーターには一部ヒケが発生していますので、これをパテなどで修正するとより良くなるでしょう

●艦体喫水線までが再現されたウォーターラインモデルです


●「航空母艦 赤城」の船体部は上下分割式で、これに船首甲板、格納庫前部、飛行甲板などを取り付ける構成となっています

●船体部には、格納庫の中央部分と主砲マウント部とが一体成型されています
 ・ 船体部には、バルジ、機銃用スポンソン、スポンソン支柱、側面のキャットウォーク、左舷の木材置き場、舷側の舷窓、ボラード、塵捨管などの細部が再現
 ・ ウォーターラインモデルに欠かせない船体下を塞ぐ平らな船底パーツが付属、オモリとなるバラストも付属しています

●格納庫前部は左右分割式で再現されています
 ・ 側面のキャットウォーク、舷窓、梯子などがモールドされています

●上甲板は、船首部分、船尾部分、そしてボート収納デッキに分割されています
 ・ 甲板上には、アンカーチェーン導板、リール、ボラード、昇降口、ボート用架台などの細かなディテールが再現されています

●飛行甲板は、一体で成型されており、エレベーター部分は別パーツとなっています
 ・ 飛行甲板上には、遮風棚、着艦制動装置、滑走制止装置、甲板上の表示線、艦名表示などがモールドされています
 ・ 飛行甲板裏側には特徴的なトラス構造のパターンが再現されています
 ・ 飛行甲板側面の兵員用スポンソンは個別にパーツ化
 ・ エレベーターは、上げた状態と下げた状態とを選択することができます
 ・ 飛行甲板上に装着される探照灯(×2)、方位測定器(×2)などが付属
 ・ 前後に存在する飛行甲板支柱は、それぞれ別パーツとなっており、トラス模様などがモールドされています


「赤城」の艦上の構造物は下記のようなパーツで構成されています
●艦橋
 ・ 艦橋の主要部は5パーツで構成され、トップの測距儀は別パーツとなっています
 ・ 艦橋の窓枠がモールドにて再現
 ・ 艦橋後部の信号灯支柱がパーツ化
 ・ 艦橋に装備される方位測定器(×1)が付属

●マストは三脚楼型で、前後2パーツで構成されています

●通信用マストは各1パーツで再現され、立てた状態と展開した状態とを選択することができます

● 煙突
 ・ 本体部分は上下2分割式で、表面部分の前後方向のライン、中央部の梯子が表現されています

●高角砲用スポンソンは個別にパーツ化、その支柱は船体部に一体成型されています

●主砲塔「50口径 3年式 20cm単装砲」 ×6
 ・ 砲塔は砲身を含めて一体成型となっています

●高角砲「45口径 10年式 12cm連装高角砲」 ×6
 ・ 右舷は煙突の煙除けのシールド付き、左舷はシールド無しの状態が再現
 ・ シールド付きの高角砲は、連装式に成型された砲身部と、シールド部で構成されています
 ・ シールド無しの高角砲は、砲身部と砲架部との2パーツで構成

●対空機銃
 ・ 25mm 連装機銃 ×14

●艦載機
 ・ 艦載機は、静岡模型教材協同組合「日本航空母艦搭載機 前期セット」のランナーが1枚付属、各機体はそれぞれ一体成型となっています

●艦載機内容
 ・ 零式艦上戦闘機21型 ×5
 ・ 99式艦上爆撃機11型 ×4
 ・ 97式艦上攻撃機 ×4
 ・ 艦上爆撃機 彗星 ×3

●内火艇、カッターなど
 ・ 内火艇 ×3
 ・ 内火ランチ ×3
 ・ カッター ×4

●その他の艤装を再現したパーツとして
 ・ 艦尾旗竿
 ・ 錨
 などがセットされています


●静岡模型教材協同組合「大型艦兵装セット」のランナーが2枚付属しており、機銃、内火艇類や探照灯などに使用します


●艦尾の軍艦旗(直線タイプとなびいているタイプの2種)、艦載機の日の丸マークを再現したデカールが付属しています



詳しくは、コチラより、ご利用ガイド

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