タミヤ ドイツ 4号対空自走砲 メーベルワーゲン (3.7cmFlak43搭載型) 1/35 ミリタリーミニチュアシリーズ 237 プラモデル

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ドイツ 4号対空自走砲 メーベルワーゲン (3.7cmFlak43搭載型)

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4,290円 3,861円(税込)

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「ドイツ 4号対空自走砲 メーベルワーゲン (3.7cmFlak43搭載型) (プラモデル) (タミヤ 1/35 ミリタリーミニチュアシリーズ  No.237 )」です


●「ドイツ 4号対空自走砲 メーベルワーゲン (3.7cmFlak43搭載型)」です

●第2次世界大戦時におけるドイツ軍の対空戦車「Sd.kfz.161/3 メーベルワーゲン」を1/35スケールで再現したプラスチックモデル組立キット

●連合軍の戦闘爆撃機の脅威が増す中、大戦後期にドイツ機甲部隊の空の守りとして配備された対空戦車「Sd.kfz.161/3 メーベルワーゲン」を再現、「4号戦車」の車体をベースとして開放型の戦闘室を備え、大型の「37mm機関砲 Flak43」を搭載した特徴的な姿を再現した内容となっています

【 「Sd.kfz.161/3 メーベルワーゲン」について 】


●ドイツ軍は第2次世界大戦前から地上部隊の対空防御力を重視しており、各種対空砲、対空機関砲を開発、配備しました

●ただ、牽引式の対空機関砲は陣地設営に時間が必要で、ドイツ軍の機動力を重視した戦術に適さず、ハーフトラックをベースとした自走式の対空機関砲が作られ、機甲部隊を中心として使用されています

●もっとも、このようなハーフトラックベースの自走対空機関砲は、装甲が弱いため損害を受けることも多く、防御力に優れた戦車ベースの対空戦車の必要性が高まりました

●1941年、最初の対空戦車である、「1号戦車」に「20mm機関砲 Flak38」を搭載したタイプが登場、ただし、実験的な意味合いの強い改造車輌であり、車体自体が小さ過ぎることもあり対空戦車として限定的な能力しか持ちえませんでした

●その後、「メーベルワーゲン」の開発ベースとなる対空戦車の計画が進められましたが、車体の選定に紆余曲折、途中新型車体の導入も検討されたりして、計画は大幅に遅延してしまいます

●この開発遅延の間、繋ぎとなる対空戦車として「38(t)戦車」をベースとして「20mm機関砲 Flak38」を搭載した「Sd.kfz.141 (ゲパルト)」が登場、1943年11月から生産されます
●しかし、「Sd.kfz.141 (ゲパルト)」が搭載した「20mm機関砲 Flak38」は、車格の大きさから単装式のものしか搭載することができず、対空戦車として攻撃力不足は否めないものでした

●前述の対空戦車の開発は、連合軍航空機の活動が活発化すると、その必要性が高まり、取り急ぎ「4号戦車」の車体に4連装式の「20mm機関砲 Flak38」を搭載することで決着、1943年9月に試作車が完成します

●ただ、この4連装式「20mm機関砲 Flak38」は、射撃速度の大きさから弾幕効果は高いものの、装甲板を装備した連合軍の戦闘爆撃機には威力不足との見解から搭載砲を「37mm機関砲 Flak43」へと変更、「Sd.kfz.161/3 メーベルワーゲン」として制式化され、1944年3月から生産が開始されました

●この「メーベルワーゲン」は、車体上部を開放型の戦闘室として「37mm機関砲 Flak43」をそのまま搭載、周囲の装甲板は起倒式で、射撃時には倒されプラットフォームとしての役割も兼ねられているのが特徴でした
●ただ、このような形態は、対空射撃時には操作が便利なものの、防御力という点では問題であり、あくまでもこの「メーベルワーゲン」は、旋回砲塔を持った「オストヴィント」や「クーゲルブリッツ」などの対空戦車の量産化までの「繋ぎ」としての存在に過ぎませんでした
●ところが、「オストヴィント」や「クーゲルブリッツ」は、砲塔の大型化により既存の「4号戦車」の車体をそのまま使用することができず、車体上部を変更する必要があり、完成した車輌は極少数となります

●その結果、機甲部隊用の対空戦車は、「繋ぎ」である「メーベルワーゲン」と、4連装式「20mm機関砲 Flak38」を搭載した「ヴィルベルヴィント」とが務めることとなります

●「メーベルワーゲン」が搭載する「37mm機関砲 Flak43」は、最大発射速度250発/分と同クラスの機関砲の中ではトップクラスであり、その破壊力の大きさと低伸弾道性能は高い評価を得ていました
●「ヴィルベルヴィント」が搭載した「20mm機関砲 Flak38」は、より大きな発射速度を誇りましたが、20mm機関砲クラスは連合軍の戦闘爆撃機にも搭載されており、その機銃掃射により相撃ちとなってしまう例も少なくありませんでした
●「メーベルワーゲン」の「37mm機関砲 Flak43」は有効射程距離の長さから、機銃掃射を行う前の戦闘爆撃機に対して有効弾を与えることが可能であり、このことからドイツ軍は4連装式の機関砲による弾幕効果として「ヴィルベルヴィント」、破壊力と有効射程の長さから「メーベルワーゲン」という2種の対空戦車を併用しています
 ・ 通常の編成では、戦車師団内の戦車連隊(大戦後期の戦車師団の隷下には戦車連隊数は1個)には「メーベルワーゲン」と「ヴィルベルヴィント」が4両ずつ配備されていました

●「メーベルワーゲン」は、「ヴィルベルヴィント」と共に猛威を奮う連合軍の戦闘爆撃機から機甲部隊を守る盾として奮戦、時には自らをも犠牲となってその身を呈し、対空戦車としての義務を全うしたのでした

ドイツ 4号対空自走砲 メーベルワーゲン (3.7cmFlak43搭載型)の商品画像

【 「ドイツ 4号対空自走砲 メーベルワーゲン (3.7cmFlak43搭載型)」のキット内容について 】


●このドイツ軍の対空戦車「Sd.kfz.161/3 メーベルワーゲン」を再現したプラスチックモデル組立キットです

●タミヤのミリタリーミニチュアシリーズ、そしてリニューアルされた「4号戦車」シリーズのフォーマットに基づいて対空戦車「メーベルワーゲン」を再現、同社ならではの計算され尽くしたメリハリのあるモールド表現、装甲板やプレス加工による質感の違い、そして「4号戦車」の車体とは異なる仕様の各部の造りなど、「メーベルワーゲン」としての細部表現を追求しながらも全体のパーツ数は抑えられ、質感溢れる戦車模型としての「作る楽しさ」が凝縮された内容となっています

●「メーベルワーゲン」は「37mm機関砲 Flak43」をそのまま搭載したために、機関砲部分を中心として複雑な造りとなっていますが、タミヤらしくディテールの密度感を高めながらも作り易さが考慮されており、そのメカニカルな構造をタミヤタッチで楽しむことができます

●キットは、タミヤ社製「ドイツ 4号戦車 J型」をベースとして、「メーベルワーゲン」を再現するために、砲塔を省いて車体上部を変更、機関砲などの新規パーツを追加したバリエーションキットとなります

ドイツ 4号対空自走砲 メーベルワーゲン (3.7cmFlak43搭載型)の商品画像
●「Sd.kfz.161/3 メーベルワーゲン」は、「機関砲」「車体上部」「車体下部」の3ブロックで構成されています

【 機関砲 】
●機関砲は、プレス構造を多用したメカニカルな造りをディテール感と作り易さのバランスを考慮して再現、タミヤらしいメリハリのあるモールドによりシャープな仕上がりとなっています

●「37mm機関砲 Flak43」の砲身は、先端のフラッシュハイダーも含めて一体成型です
 ・ 砲口は開口処理され、フラッシュハイダーの穴がモールドされています
 ・ 機関部は4パーツで構成
 ・ 砲身は上下可動式とすることが可能で、砲身の動きに合わせて照準器が可動します

●砲架は垂直方向に5分割されており、砲架のベースは別パーツです
 ・ 排莢レール、操作ハンドル、照準器、照準席、薬莢トレーなどがパーツ化
 ・ 排莢ネットは支柱部分が5パーツで構成され、ネット部分は付属している接着可能な軟質素材によるメッシュをカットして再現します(説明書にはカットする大きさが記載されています)
 ・ 砲弾クリップが3個付属しています
 ・ 砲架は戦闘室部分に内蔵させるポリキャップにより旋回可能です

●防盾は、本体と両側部の3パーツで構成されています
 ・ 照準器用の扉は別パーツで、開閉状態が選択できます

【 車体上部 】
●車体上部は、「メーベルワーゲン」としての独特の造りとなる形状を再現、戦闘室のパネルは起倒状態が2段階選択できます

●車体上部は、フェンダー、戦闘室部分、エンジンデッキを含めて一体成型で、戦闘室前面パネル、車体後部パネル、フェンダー後部は別パーツです
 ・ 操縦手ハッチ、無線手ハッチは別パーツで、開閉状態が選択できます
 ・ 車載工具類は固定具が一体成型されています
 ・ ジャッキは、ジャッキ本体と固定具との分割式
 ・ 「メーベルワーゲン」特有の起倒式のアンテナ基部、予備転輪ラックがパーツ化

●戦闘室の各パネルが個別にパーツ化されています
 ・ 戦闘室パネルは、展開した状態(水平射撃時)、全てを上げた状態(移動時)、側面のパネルのみを若干倒した状態(対空射撃時)の3種の中から1種を選択することができます
 ・ 各パネルを固定するフック、側面パネル内側に装備される予備砲身などがパーツ化

【 車体下部 】
●車体下部は、「ドイツ 4号戦車 J型」のフォーマットに基づき、パーツ数を抑えて再現、「メーベルワーゲン」固有の装備となる竹槍式の排気管も再現されています

●車体下部は、バスタブ式に一体成型され、前後のパネルは別パーツです
 ・ 車体前面パネルには牽引フックのベース部分がモールドにて再現
・ ダンパーは別パーツです
・ 上部転輪は鋼製タイプとなっています
・ ボギー式サスペンションは各1パーツで構成(全8パーツ)
・ 起動輪は内臓させるポリキャップにより可動します
・ 誘導輪は、パイプ製タイプと鋳造製タイプとが付属しており、選択して使用します

●後部パネルは1パーツで構成され、牽引装置部は別パーツとなっています
 ・ 誘導輪基部は後部パネルに一体成型され、誘導輪の調整ボルトは別パーツにて再現
 ・ 排気管は個別にパーツ化されており、排気管の内部のフィン構造も再現

【 履 帯 】
●履帯は、接着及び塗装が可能な素材によるベルト式履帯が付属しています
 ・ 履帯は、接地面にハの字状の滑り止めパターンが付いた「4号戦車」用の「後期型」履帯が表現されており、モデルカステン製「3/4号戦車 後期型用履帯 (タイプA) (可動式)」がこれに対応しています


【 フィギュア 】
●戦車兵を再現したフィギュアが1体付属しています
 ・ フィギュアは、帽子のツバを持って上空を見ているポーズとなっています
 ・ 服装は、国防軍の戦車兵の服装が表現されており、戦車兵服(「パンツァージャケット」)を着用、規格帽を被った姿です
 ・ 服の皺の表現はスケールに沿っており、ベルトや服の縫い目などの細部は、シャープかつエッジが立ったモールドで彫刻されています
 ・ フィギュアは、帽子、頭部、胴体、右腕のパーツ構成です
 ・ このような対空戦車の乗員の服装の色は、黒色とフィールドグレー色との選択を迷うところですが、戦場写真では戦車兵としての黒色のタイプの方が多いようです


【 塗装とマーキング 】
●「Sd.kfz.161/3 メーベルワーゲン」のマーキングとして、ドイツ軍仕様となる2種類の塗装例が説明書に記載されています
 ・ 所属不明 (フランス / 1944年夏)
 ・ 所属不明 (フランス / 1944年夏)

●説明書の塗装例に基づく、国籍マークを再現したデカールが付属しています


●1999年 一部新金型



詳しくは、コチラより、ご利用ガイド

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