軍港情景ドックヤードセット
「軍港情景ドックヤードセット (ペーパークラフト) (静岡模型教材協同組合 1/700 ウォーターラインシリーズ No.540 )」です
●太平洋戦争時における日本の軍港の乾ドック及び軍港施設を1/700のスケールで再現したペーパークラフト及びスチレンボード組立てキット
●太平洋戦争時において日本国内で見られた乾ドック及びその施設を再現、同キットをベースとして同スケールの帝国海軍の艦艇を並べることで、軍港のジオラマを作製することができるジオラマ用のベースキットです
【 「軍港情景ドッグヤードセット」のキット内容について 】
●乾ドックを持つ軍港を再現したジオラマセットで、スチレンボードとペーパーの素材を活かしてその様子が表現されています
●乾ドックは、駆逐艦、潜水艦などの小型艦艇用を再現
・ ドック横の突堤は軽巡洋艦クラスが接岸できる長さとなっています
●軍港施設は、「起重機」「工場」「レンガ倉庫」「小型ヤード」「魚雷クレーン」「小型クレーン」の6点がセットされています
●乾ドック及び突堤部分はスチレンボード製、軍港施設はペーパークラフトとなります
・ パッケージに写っている木製台は付属していません
・ 水面はパッケージ裏面がそのまま使用できます(青色にプリントされた状態ですので、海面表現としては静岡模型教材協同組合製「海面プレート (360mm X 450mm)」などの使用をお勧めします)
【 「乾ドック」について 】
●乾ドックは、セットされているB4版のスチレンボードを切り出して作製します
・ スチレンボードを切り出すラインが描かれた原寸大の型紙が付属しています
・ スチレンボードの厚みは3mm厚で、キットには3枚がセット
【 「軍港施設」について 】
●軍港施設は、厚みのある紙をレーザーカッターにより加工したものであり、高度な加工技術により、その細かなトラス構造、表面上のディテールや質感がリアル且つシャープに再現されています
・ 通常のプラスチック成型技術ではこのような精密な成型は極めて難しく、最新のレーザー加工技術とペーパーという素材によって生み出された精巧キットとなります
●各軍港施設はパネルごとに加工されており、これを箱組み方式で接着することにより形状を作製します
・ 各パネルは、平面的な加工ではなく、その奥行きやトラス構造が立体的に再現されています
●軍港施設のキットは、レーザーで高熱カット加工され、カット部にヤニが付着していますので、組立て前にラッカー系の缶スプレーなどでの下塗りをお勧めします
●本塗装では、その繊細なディテールが潰れてしまわないように、缶スプレーやエアブラシ(模型用塗料)を使用して下さい
■セットされている軍港施設
●「起重機」 ×1
・ 下部に移動用の車輪を備え、上部が旋回する大型のクレーンを再現(地面の軌条は含まれていません)
●「工場」 ×1
・ トラス構造を持つ前面と後面とがオープンとなった建築物となっています
●「レンガ倉庫」 ×1
・ レンガで覆われた倉庫を再現
●「小型ヤード」 ×1
・ トラスで構成され、傾斜する屋根が付いたヤードとなっています
●「魚雷クレーン」 ×1
・ 魚雷積載用の建屋付きクレーンです
●「小型クレーン」 ×1
・ 鶴首式のアームを持つクレーンを再現
●乾ドック、軍港施設の各パーツの接着は、タミヤ社製「タミヤ クラフトボンド」などの木工用ボンドを使用して下さい
【 「軍港情景ドッグヤードセット」のパッケージ内容 】
・ スチレンボード(B4版厚み3mm) ×3枚
・ 型紙 ×2枚
・ 軍港施設のペーパーシート ×4枚(施設数6点)
・ 組立て説明書
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【 「軍港情景ドッグヤードセット」のワンポイント 】
●キットは乾ドック部分をスチレンボードで作製しますが、エナメル系塗料はその溶剤成分がスチレンボードを溶かす性質を持ちますので、エナメル系塗料による塗装は行わない方が無難です(軍港施設はペーパー製ですので、エナメル系塗料を使用しても問題ありません)
●特に、エナメル系塗料を薄めて行うウォッシングは、スチレンボードを芯から溶かしてしまいますので、絶対に行わないようにして下さい
●ジオラマの海面としてパッケージ裏側が使用できますが、この裏面は青色にプリントされた状態ですので、海面表現としては静岡模型教材協同組合製「海面プレート (360mm X 450mm)」などの使用をお勧めします
●また、スチレンボードの切断面は、そのままの状態だとスケール的に粒状の空間が目立ちます
●このような場合は、タミヤ社製の「情景テクスチャーペイント (路面 ライトグレイ)
」(他のテクスチャーペイントは粒子が粗い)、市販の「石膏」や「モデリングペースト」などで目止めをしてから塗装して下さい