ドイツ RSO/03 (ディーゼルエンジン型) w/5cm Pak38 対戦車砲
「ドイツ RSO/03 (ディーゼルエンジン型) w/5cm Pak38 対戦車砲 (プラモデル) (サイバーホビー 1/35 AFV シリーズ ('39~'45 シリーズ) No.6684 )」です
●第2次世界大戦時におけるドイツ軍の輸送、牽引用装軌車両「RSOトラクター(ディーゼルエンジン型)」と「5cm 対戦車砲 Pak38」を1/35スケールで再現したプラスチックモデル組立キット
●「RSO/03 (ディーゼルエンジン型)」は、後期型と言われる「簡易キャビン」を装備した姿を再現、腰高な小型の車体に履帯を装着した独特のフォルムが再現され、装軌式車両ならではの存在感も楽しむことができる内容となっています【 「RSOトラクター(東部用装軌式牽引車)」について 】
●東部戦線において最大の敵となった冬将軍。悪天候により道路は泥や雪で覆われ、前線への物資支給の大きな障害となりました
●特にロシアの泥は酷く、雪解けの時期には両軍共に補給がままならず攻撃を控える程で、このような泥濘状態においては、装輪車であるトラック類は全く役に立たず、装軌車両であることが絶対条件でした
●この泥濘のため物資輸送が滞ってしまう事態を克服するために開発されたのが「RSOトラクター」でした
・ RSOとは「RaupenSchlepper Ost(東部用装軌式牽引車)」の略となります
●「RSOトラクター」は、不整地踏破能力に重点を置いて開発され、降雪時や泥ねい地でも整地と変わらない速度を出すことができました
●ただし、最高速度は17.2km/hと鈍速でしたが、東部戦線の道路事情に悩んでいた現地部隊では歓迎された車両でした
●泥濘の中でも確実に物資調達を可能にした「RSOトラクター」は東部戦線だけでなく西部戦線にも幅広く使用され、28,000両余りが生産されてました
●「RSOトラクター」は、当初丸みを持ったキャビンとなっていましたが、「後期型」では簡易式の角形キャビンを装備、従来の空冷ガソリンエンジンから液冷のディーゼルエンジンに変更され「RSO/03」という名称が付けられています
【 「ドイツ RSO/03 (ディーゼルエンジン型) w/5cm Pak38 対戦車砲」のキット内容について 】
●この「RSOトラクター 簡易キャビン型」を再現したプラスチックモデル組立てキットです
●キットは、サイバーホビー社のディテール表現力により「RSOトラクター 簡易キャビン型」をシャープに再現、キャビン部のプレス構造、そして特徴的な足回りなど同車の魅了が表現されています
●キットは、同社「ドイツ軍 7.5cm PaK40/4搭載型 RSO」のバリエーションキットで、簡易型のキャビン、荷台パーツなどを追加した内容となっています
●「50mm 対戦車砲 Pak38」が付属しています
●シャーシのメインフレーム中央部は一体成型、そこに外側、バンパー、牽引装置などを取り付ける構成となっています
・ バンパー部分は、金属製のタイプと木製タイプを再現するパーツが付属、選択して使用します
●エンジン及び動力伝達装置も再現、エンジンは細かなパーツ分割により複雑な形状を表現しています
●生産コストを抑えた簡素化されたサスペンションを忠実に再現、ただし、転輪を支える支柱はかなり太く、本車の持つ骨太な頑丈さを感じることができます
●キャタピラは、マジックトラックによる接着連結式となっています
●キャビンは、主要部分が前部、中央部、後部のパーツで構成されています
・ 操行レバー、各種ペダル類が別パーツにて再現
・ 側面のドアは上下分割式で、上部はクリアーパーツとなっています
・ 側面ドアは、開閉状態が選択できます
・ キャビン上部のフレームは、金属タイプと木製タイプとが付属、選択して使用します
・ フロントウィンドーはクリアーパーツです
●荷台部分は、各パネルを組み合わせる箱組み方式となっています
・ 荷台は、雪上走行用の「スノーシュー」を荷台内部前部に搭載するタイプと、荷台側面に搭載するタイプとを選択できます
・ 側面と後面のパネルは開閉状態が選択可能です
・ 荷台部分の幌用のフレームがパーツ化されています
・ 「スノーシュー」は1枚ずつが分割されたパーツが用意され、履帯との取り付け部分は別パーツとなっています
●フロントウィンドーと側面のドアのウィンドー、前照灯を再現するクリアーパーツが付属
●細部のディテールを表現するエッチングパーツが付属しています
●「50mm 対戦車砲 Pak38」が付属、同社「ドイツ 5cm 対戦車砲 Pak38 w/空挺部隊」にセットされていた砲パーツとなっています
●砲身は一体成型で、マズルブレーキは左右分割式となっています
・ 砲尾は上下分割式で、下部には砲身の下の構造物が一体成型されています
・ 閉鎖器は別パーツで開閉状態が選択できます
・ 揺架は左右分割式です
●砲架は、主要部分が左右分割式で、これに防危板、操作ハンドルなどを取り付ける構成となっています
・ 車輪は一体成型で、ゴム部が若干傷んでいる状態が表現されています
●防盾は、実物の2重構造が再現されています
●砲脚の主要部分は1パーツで構成され、駐鋤は別パーツです
・ 砲脚は開閉可動式です
・ 移動用の砲脚に取り付ける車輪のパーツが付属しています
・ 牽引用の砲脚部のアタッチメントが付属、牽引状態とすることができます
●マーキングは、6種類の塗装例が説明書に記載されています
・ 国民擲弾兵師団所属 (東部戦線 / 1944年秋)
・ 所属不明 (東部戦線 / 1944年)
・ 自由フランス軍 (フランス / 1944年)
・ 第21戦車師団 (ノルマンディ / 1944年)
・ 第21戦車師団 (西部戦線 / 1944年)
・ 所属不明 (西部戦線 / 1944年~1945年)
●説明書の塗装例に基づく、積載用の諸元表記、部隊記号、ナンバープレートなどを再現したデカールが付属しています
・ デカールのプリントはカルトグラフ社製
●2011年 一部新金型