WW2 ドイツ 武装SS 戦車クルー クルスク #2
「WW2 ドイツ 武装SS 戦車クルー クルスク #2 (レジン) (アルパイン 1/35 フィギュア No.AM35134 )」です
●「WW2 ドイツ武装SS 戦車クルー クルスク #2」です
●第2次世界大戦中期、クルスク戦以降以に見られた「迷彩ツナギ」を着用したドイツ武装親衛隊の戦車兵を1/35スケールで再現したレジン製組立てキット【 「武装親衛隊の戦車兵の服装」について 】
●武装親衛隊は、親衛隊の戦闘部隊として発足したもので、戦時には国防軍の指揮系統に組み込まれるものの、被服、武器類は親衛隊独自で揃えなくてはなりませんでした
●武装親衛隊では、基本的に国防軍の服装に準じた野戦服が用いられましたが、独自で戦闘用の服装をデザインできるという自由度から、戦場にマッチした数々の迷彩服が作られるようになり、第1弾として歩兵用の「迷彩スモック」がポーランド戦から支給され始めます
●一方、武装親衛隊の戦車兵の服装に関しては、国防軍の戦車服「パンツァージャケット」のデザインを若干変更した黒地のタイプが使用されており、戦車兵用の迷彩服の開発は大戦中盤からとなります
●最初に登場したのが「迷彩ツナギ」であり、作業が行い易い「ツナギ服」仕様となっており、春夏用の緑を基調とした迷彩パターンと、秋冬用の茶色を基調とした迷彩パターンのリバーシブルタイプでした
●この「迷彩ツナギ」は、1943年7月の「クルスク戦」の頃から着用され始め、武装親衛隊の戦車兵に広く使用されました
・ この「迷彩ツナギ」は、「クルスク戦」時の武装親衛隊の戦車兵を代表する服装ですが、現存する実物は極端に少ないようで、軍装の資料では当時の写真のみを掲載している場合が多いようです
●1944年に入ると、従来の武装親衛隊用の「パンツァージャケット」のデザインをそのままに、迷彩生地に変更した「迷彩戦車服」が登場、1944年6月のノルマンディ戦からはこの「迷彩戦車服」の着用例が多くなりますが、既存の「迷彩ツナギ」も使われています【 「WW2 ドイツ武装SS 戦車クルー クルスク #2」のキット内容について 】
●この「迷彩ツナギ」を着用した武装親衛隊の戦車兵を再現したレジン製フィギュアキットです
●キットは、車外において給弾作業を行う武装親衛隊の戦車兵をシャープ且つ表情豊かに再現、戦車モデルの演出に役立つフィギュアキットです
・ 「クルスク戦」では武装親衛隊の戦車師団が何重にも構築された防御ラインを突き破ってソ連戦車隊と大激闘を繰り広げており、激戦を象徴するかのように前線近くでの給弾作業が頻繁に行われました
・ キットの表記では「クルスク戦」となっていますが、前述のようにこの服装は事後も使用されたため、「クルスク戦」以降の戦線にも使用が可能です(服装的には冬季以外)
●前線の若干後方で給弾を行う戦車兵が表現されています
・ 前線とは距離が離れていないために、リラックスした表情とは異なり、少し緊張感の在る表情をしています
●フィギュアが持つ砲弾は「48口径 75mm戦車砲弾」で、「4号戦車 G型」の後期型から「4号戦車 J型」「3号突撃砲 G型」「4号突撃砲」「4号駆逐戦車」「駆逐戦車 ヘッツァー」と組み合わせることができます
・ フィギュアの手の部分と砲弾とが一体成型されており、他の砲弾を持たす場合には改造を必要とします
・ 「75mm 対戦車砲 Pak40」を搭載する対戦車自走砲「マーダー」系列などは、砲弾の形状が異なりますから注意して下さい
●服装は、リバーシブル生地の「迷彩ツナギ」を着用した姿となっています
●服の皺の表現はスケールに沿っており、服の質感も演出、ポケットや服の縫い目などのディテールも繊細な彫刻でモールドされています
●フィギュアは、頭部、胴体、両腕、両手のパーツ構成となっています
・ 両手には砲弾が一体成型されています
●頭部は、武装親衛隊用の迷彩帽を被った状態と略帽を被った状態の2タイプが付属し、選択して使用します
・ 2タイプの顔自体の造りは、ほぼ同じです
●フィギュアは、立った姿勢で、両腕で砲弾を抱えているポーズとなっています
------------------------------------------【 「WW2 ドイツ武装SS 戦車クルー クルスク #2」について 】
●キットは、ミリタリーフィギュアの造形の世界のトップメーカーとして名高い「アルパインミニチュア」のものであり、プロポーション、服の皺と質感表現、そして兵士の顔の造形と表情など高い品質を持ったフィギュアとなっています
●レジンという素材の特性と、型への制約の少なさを利用してフィギュアを作製、原型の良さが極力活かされています
●AFVモデルに配置するだけで、戦車モデルとフィギュアモデルとが織り成す世界観を楽しむことができることでしょう