日本海軍 朝潮型駆逐艦 霰 (新装備パーツ&エッチングパーツ付属)
「日本海軍 朝潮型駆逐艦 霰 (新装備パーツ&エッチングパーツ付属) （プラモデル） (ピットロード 1/700 スカイウェーブ W シリーズ No.SPW015 )」です
●帝国海軍の一等駆逐艦「朝潮型」の10番艦「霰（あられ）」を1/700スケールで再現したプラスチックモデル組立キット
●ピットロード社製「日本海軍朝潮型駆逐艦 朝潮 （フルハル仕様）」に、同社「新WW2 日本海軍艦船装備セット （5）」（現在、未発売）と、「日本海軍駆逐艦 朝潮型用 エッチングパーツセット」をセットした特別限定バージョンとなっています【 「朝潮型 駆逐艦」について 】
●帝国海軍は、1928年から従来の駆逐艦とは異なる画期的な駆逐艦「特型」を竣工させます
●この「特型 駆逐艦」は、それ以前の「神風型」「睦月型」に比べて砲撃力、雷撃力共に1.5倍以上の能力を誇り、その後の日本の駆逐艦の原型ともなりました
●「特型 駆逐艦」に続いて、同じ1600tクラスの駆逐艦として「初春型 駆逐艦」「白露型 駆逐艦」が建造されましたが、魚雷の次弾装填装置を搭載したために雷装関係の重量が増大、結果的に重心が高い復元性に劣る艦となってしまいました
●このような無理な武装強化は、軍縮条約により排水量の総数を定められており、イギリス、アメリカよりも隻数が劣るものを個艦の攻撃力の増大でカバーするのが目的でした
●そこで、軍縮条約の脱退を前提として、より安定した性能を発揮するために大型化したタイプの駆逐艦の設計、建造が行われ、1937年に竣工したのが2000tクラスの駆逐艦「朝潮型」です
●この「朝潮型 駆逐艦」は、12.7cm連装砲を3基、61cm4連装魚雷発射管を2基搭載、魚雷の次弾装填装置も装備され、高い攻撃力を持ちながら波浪性、復元性に優れた艦となりました
●「朝潮型 駆逐艦」は、1939年に竣工した「霰」を最後として10隻が建造、主力の駆逐艦として太平洋戦争の第1線に投入され、その激闘により10隻全てが戦没しています【 駆逐艦「霰」について 】
●駆逐艦「霰」（アラレ）は、「朝潮型 駆逐艦」の10番館（最終艦）として1939年に竣工しました
・ 9番艦「霞」の方が起工が早かったのですが、竣工は「霰」よりも後となっています
●「霰」は、「第1航空艦隊」の直衛艦として同艦隊に配備され、「真珠湾攻撃」に参加、その後も機動部隊に随伴して「ポートダーウィン空襲」「セイロン沖海戦」に参加します
●1942年6月の「ミッドウェー海戦」では、攻略部隊の護衛として参加しますが、機動部隊の壊滅によりトラック島への帰投の途に着きます
●同月下旬、「霰」は水上機母艦「千代田」を護衛をしてアリューシャン列島の「キスカ」へと進出、同島において濃霧のために仮泊していたところにアメリカ潜水艦の雷撃を受け、その最期を遂げています【 「日本海軍 朝潮型駆逐艦 霰 （新装備パーツ＆エッチングパーツ付属）」について 】
●この「朝潮型」駆逐艦の10番艦「霰」を再現したプラスチックモデル組立てキットです
●ピットロード社が長年培ってきた艦船モデル技術により駆逐艦「霰」をシャープに再現、新たにセットされた新装備品セットとエッチングパーツにより、より細かなディテールが表現可能な内容となっています
●艦体喫水線までのウォーターラインモデルと、艦底部を含めたフルハルモデルとを選択して組立てる事が可能です
●「霰」は、上甲板と船体とが一体成型されています
・ 艦首部分の滑り止めパターン部は別パーツです
・ 中央構造物と後部構造物は、船体に一体成型されています
●船体部は、喫水線部分までが再現されています
・ 船体側面の舷窓がモールドされています
・ 船底部は、 ウォーターラインモデルとしての船体下を塞ぐ平らな船底パーツと、船底が再現されたパーツが付属、選択して使用します
・ ビルジキール、舵、推進軸、プロペラ（スクリュー）などのパーツがセットされています
●甲板上には、中央構造物、後部構造物、主砲塔台座、魚雷発射管などの基本躯体の他に、リノリウム押さえ、滑り止め、魚雷運搬用レール、ボラード、アンカーチェーンなどのディテールがモールドされています
●上甲板上の構築物となる「艦橋部」「主砲部」「魚雷発射管」「煙突部」「中央予備魚雷格納庫」「探照灯台」などを個別にブロック化して構成、それぞれを甲板上に取り付けて完成させます
「霰」の艦上の構造物は下記のようなパーツで構成されています
●艦橋
・ 艦橋の主要部分は、5パーツで構成、トップの方位盤、測距儀などは別パーツとなっています
・ 艦橋の窓、艦橋下部の舷窓、扉などのディテールがモールドで再現されています
●メインマスト、後檣
・ メインマストと後檣は三脚檣型となっており、それぞれ前後分割式です
● 第1煙突・第2煙突
・ 煙突トップ部は別パーツ化され、本体部分は左右2分割式です
・ 蒸気捨管、缶通風筒、排気筒は別パーツ化されています
●中央予備魚雷格納庫
・ 予備魚雷格納庫は左右に分かれており、各1パーツで構成されています
●探照灯台
・ 探照灯台はブルワーク部と台座部分とで構成され、台座部分は左右分割式です
・ 台座には、扉、梯子がモールドされています
●主砲塔部「50口径3年式 12.7cm連装砲C型」 ×3
・ 砲塔は本体部分と砲身部分との分割式で、砲身部分は1本ずつに分割成型されています
・ 砲身部分には防水カバーが再現
・ 本体部分はスライド式金型により、フレーム、窓、通風孔、照準口などのディテールが細かく表現されています
●4連装魚雷発射管 「92式61cm 4連装魚雷発射管」 ×2
・ 魚雷発射管は、4連装式に一体成型された発射管と、シールド部とで構成されています
・ 魚雷本体もパーツ化
・ シールド部はスライド式金型により、フレーム、扉、窓、通風孔などのディテールが細かく表現されています
●25mm連装機銃 ×2
・ 機銃は、連装式に一体成型された銃身部と機銃架の2分割式となっています
●爆雷投射器、爆雷装填台
●90cm探照灯
●方位測定器
●前部・後部スキッドビーム
●内火艇、カッター及びボートダビッド
・ 7mカッター ×2
・ 7.5m内火艇 ×2
●各種ダビッド
●艦首、艦尾旗竿
●錨
●リール
●パラベーン
など
●フルハルモデル用の展示台が付属しています
●付属の新装備セット主要パーツ内容 （※未発売 NE-005：日本海軍装備セット 5）
・ 3年式12.7cm連装砲C/D型 ×3
・ 92式4連装魚雷発射管 ×2
・ 96式25mm3連装機銃 ×5
・ 96式25mm連装機銃 ×2
・ 魚雷次発装填装置 ×1
・ 爆雷投下軌条 ×2
・ 爆雷装填台 ×2
・ 94式爆雷投射機 ×2
・ 90cm探照灯 ×2
・ 7mカッター ×2
・ 7.5m内火艇 ×2
・ ラジアル型ボートダビット ×4
・ ラフィング型ボートダビット ×4
・ 汎用ダビット ×3
・ アンカー（小） ×2
などが含まれています
●付属のエッチングパーツ内容 （PE-160：朝潮型）
・ 艦橋窓
・ 手旗台
・ 艦橋部手すり
・ 艦橋部フラット
・ ラッタル
・ フォアマスト部トップ
・ フォアマスト部ラダー
・ ループアンテナ
・ 電話線用無線支柱
・ 主砲部出入口 ×2
・ 魚雷発射管部 出入口 ×4
・ スキッドビーム （前部・左右）
・ スキッドビーム （後部）
・ 爆雷装填台 3型
・ 爆雷投下軌条
・ パラベーン用クレーン
・ ホースリール （ワイヤー用） ×2
・ ホースリール （ロープ用） ×2
・ ボートダビッド
・ 25mm3連装機銃 ×4
・ 救命浮標 ×2
・ 艦首旗竿
・ 艦尾旗竿
などが含まれています
●駆逐隊の表示と「霰」の艦名表記を再現したデカールが付属
・ この表示は、秘匿のために戦争時には消されていました
●艦尾の艦名表記と、艦尾旗竿に掲げられた軍艦旗を再現したデカールが付属しています
●2012年 スポット生産品
