英国海軍 クイーン・エリザベス級戦艦 クイーン・エリザベス 1918
「英国海軍 クイーン・エリザベス級戦艦 クイーン・エリザベス 1918 (プラモデル) (ピットロード 1/700 スカイウェーブ W シリーズ No.W145 )」です
●「英国海軍 クイーン・エリザベス級戦艦 クイーン・エリザベス 1918」です
●第1次世界大戦時におけるイギリス海軍の「戦艦 クイーン・エリザベス」を1/700スケールで再現したプラスチックモデル組立キット
●第1次世界大戦において最新鋭艦として登場した「戦艦 クイーン・エリザベス」の1918年時の姿を再現、主砲塔を船体の前後に配置し、均整の取れたシルエットを再現した内容となっています【 「戦艦 クイーン・エリザベス」について 】
●1906年、イギリス海軍は「戦艦 ドレッドノート」を竣工、主砲火力を重視したこの艦の登場で従来の戦艦を一気に旧式のものとしてしまいます
●各国の海軍は、この「戦艦 ドレッドノート」に匹敵する能力を持つ「ド級艦」の建造を進め、更に主砲の配置を艦の中心線上のみとした「超ド級艦」も登場、20世紀初頭は各国が巨砲を搭載する戦艦の建造を競い合う建艦競走となりました
●戦艦が搭載する主砲も拡大の一途を辿り、第1次世界大戦の直前においては「36cm砲」クラスが主力の戦艦の標準口径となります
●ヨーロッパでの戦争への気運が高まる中、イギリス海軍では仮想敵国であるドイツ海軍の戦艦よりも優位性を得るために「38.1cm砲」を搭載する新型戦艦「クイーン・エリザベス級」の建造計画が立てられ、同級5隻の建造が開始されました
●「超ド級」戦艦では、艦の中心線上、そして艦の前後だけではなく中央部に主砲を配置する方法が採られ、5基もしくは6基の主砲塔による砲撃力が重視されます
●しかし、この「クイーン・エリザベス級」では艦の前後にのみ主砲を配置、空いた中央部の区画を利用して機関室を拡大、さらに新開発の重油専焼缶を採用することで、巡洋戦艦並みの速力24ノットを発揮する能力を得ることに成功します
●また、艦の中央部に主砲塔を配置した艦は弾薬庫を分散配置することから防御力が低く、このような艦と比べて「クイーン・エリザベス級」は優れた防御力を持っていました
●この速度と防御力に秀でた点は、「クイーン・エリザベス級」が第2次世界大戦まで使われる要因となっています
●「クイーン・エリザベス級戦艦」の1番艦「クイーン・エリザベス」は1915年に竣工、第1次世界大戦ではイギリス軍に対峙するオスマン・トルコ軍を攻撃するために地中海方面に派遣、新鋭戦艦として地中海艦隊の旗艦となります
●「戦艦 クイーン・エリザベス」はオスマン・トルコ海軍との交戦の後にイギリス本国へと帰還、1916年に発生した一大海戦「ユトランド沖海戦」では、本国のドックに入廠していたために参加はしていません
●「ユトランド沖海戦」後は、ドイツ海軍の水上艦艇が積極的に作戦行動をとる機会は少なく、「クイーン・エリザベス」は大戦を生き抜きます
●第1次世界大戦後、「クイーン・エリザベス級」以前のイギリス戦艦はその多くが解体される運命となりましたが、同級は速度と防御力の関係から改装を重ねながら継続使用されました
●特に第2次世界大戦前の大改装では上部構造物が一新され、別の艦とも言える程の大きな変貌を遂げて性能も向上、大戦では数度の損傷を受けながらも活躍を続けました【 「英国海軍 クイーン・エリザベス級戦艦 クイーン・エリザベス 1918」のキット内容について 】
●このイギリス海軍の「戦艦 クイーン・エリザベス」を再現したプラスチックモデル組立キットです
●ピットロード社の外国艦シリーズのフォーマットに則り「戦艦 クイーン・エリザベス」を再現、特徴的な艦首形状や日本の戦艦の始祖とも言うべき船体デザイン、砲撃戦のみを主眼に置いた武装配置など第1次世界大戦時の同戦艦の魅力が表現されています
●「クイーン・エリザベス」は、数多くの改修及び改造が行われており、キットは1918年の姿が表現されています
●艦体喫水線までが再現されたウォーターラインモデルと、艦底部も再現されたフルハルモデルとを選択して作成することができます
●「クイーン・エリザベス」の船体部は上下分割式で、これに上甲板、上部構造物、各艤装類を取り付ける構成となっています
●船体部には、副砲塔の開口部、舷側の舷窓、梯子、塵捨て管などが表現されています
・ ウォーターラインモデル用の船体下を塞ぐ平らな船底パーツと、フルハルモデル用の艦底部が再現されたパーツが付属、再現したい状態により選択して使用します
・ フルハルモデル用の船体下部のシャフト、プロペラ(スクリュー)、舵がパーツ化
・ フルハルモデル用の展示スタンド及び銘板が付属しています
●上甲板は、船首楼甲板、後部甲板で構成されています
・ 甲板上には、木甲板表現、主砲塔台座などの基本躯体の他、フェアリーダー、ボラード、昇降口、天窓、アンカーチェーン、ボート架台などの細かなディテールが再現
●上甲板上の構築物となる「艦橋部」「主砲部」「煙突部」「後部構造物」「マスト部」などを個別にブロック化して構成、それぞれを甲板上に取り付けて完成させます
「クイーン・エリザベス」の艦上の構造物は下記のようなパーツで構成されています
●艦橋
・ 艦橋は、艦橋下部構造物と上部艦橋部とで構成されています
・ 上部艦橋部は4層で構成
・ 艦橋下部構造物は2層で構成され、側面の窓、扉がモールドで再現
・ 上部艦橋部の各側面部はエッチングパーツで再現します
・ 艦橋部分の支柱となる前檣楼支柱(2本)が別パーツ化されています
・ 艦橋中央部のヤード部とトップのマストは別パーツです
・ 艦橋を構成する、大型探照灯(×2)、小型探照灯(×6)がパーツ化されています
● 煙突
・ 各煙突は煙突本体と下部の構造物との分割式です
・ 煙突下部の構造物の側面には窓と扉がモールド
・ 煙突本体は一体成型となっており、トップと副管は別パーツです
・ 煙突上部のファンネルキャップはエッチングパーツとなっています
・ 煙突部を構成する探照灯(×3)が付属
●後部構造物
・ 後部構造物は一体成型され、これに後部マストを取り付ける構成となっています
・ 後部構造物の側面には、窓、扉がモールドされています
・ 後部構造物に配置される、探照灯(×1)がパーツ化
●後部マスト
・ 後部マストは、下部、ヤード部、トップの3分割式で、後部艦橋は別パーツとなっています
・ 後部マストのクレーンは別パーツです
・ 後部マストを構成する探照灯(×1)が付属
●主砲塔部「42口径 38.1cm連装砲 Mk.1」 ×4
・ 砲身部分は、基部の防水布が再現された1本ずつのパーツと、防水布がない連装式に成型されたパーツとを選択することができます
・ 砲塔は上下分割式で、表面のリベットが再現、梯子はエッチングパーツです
・ 測距儀は別パーツとなっています
●副砲「45口径 15.2cm単装砲」 ×12
・ 副砲は、砲身とシールド部とが一体成型されています
●高角砲「45口径 7.6cm単装高角砲」×2
・ 高角砲は砲架も含めて一体成型されています
●その他の艤装を再現したパーツとして
・ 艦首、艦尾旗竿
・ 錨
・ 通気筒
・ パラベーン
・ 内火艇、カッター類
・ ボートダビット
・ ラッタル
などがセットされています
●艦橋構造物の側面、ラッタル、梯子、ファンネルキャップなどを再現するエッチングパーツが付属
●旗竿に掲げられるイギリス海軍旗とユニオンジャック(直線タイプとなびいている状態の2種)を再現したデカールが付属しています
●2012年 完全新金型