地球深部探査船 ちきゅう
「地球深部探査船 ちきゅう (プラモデル) (バンダイ Exploring Lab. No.0178384 )」です
●日本の地球深部探査船「ちきゅう」を1/700スケールで再現したプラスチックモデル組立キット
●日本の科学技術の粋を集めた地球深部探査船「ちきゅう」を再現、船上に櫓状の大きなトラス構造を持ち、船橋上部にヘリポートを備えた特徴的なシルエットが表現されています
【 「地球深部探査船 ちきゅう」について 】
●地球は、中心部に核が存在し、その周囲に分厚いマントル層、そして表面部分に薄い地殻を持った構造となっています
●この地殻には人類、生物が存在し、地球上のあらゆる地形が存在するのですが、その地殻部分の形成にはマントル層の動きが重要な要素を握っています
●このマントル層は、固形ながら液体のように流動性を持っているのが特徴で、その動きはマントル層内における対流する形となっており、マントルが上昇する箇所には火山帯、下降する部分は海溝が形成されています
●しかし、マントル層、そしてその動きはデータによって導かれたものであり、実際にマントル自体を観測することはできませんでした
●日本の地球深部探査船「ちきゅう」は、このマントルを掘削によって観測するという方法に基づいて建造された船で、その船体中央部には掘削用の大型の櫓が建てられ、日本の優れた掘削技術によりマントル層まで達することが予定されています
・ 海底を掘削するのは、マントル層への到達距離が短いためで、海底から7000m掘り進むとマントル層に達すると考えられています
●この「ちきゅう」の活動により、地球の形成の原理や証拠、地震発生の仕組み、そしてこれからの地球の将来像など、様々な謎や真理が追求できるものと世界中が期待を持って、その活動に注目しています
【 「地球深部探査船 ちきゅう」のキット内容について 】
●この日本の地球深部探査船「ちきゅう」を再現したプラスチックモデル組立キットです
●高度なプラスチック成型技術を持つバンダイによって地球深部探査船「ちきゅう」を再現、その複雑な構造と特殊な船体上部構造物が織り成すフォルムとが表現されています
●バンダイ社ならではの造形、成型技術により、その複雑な構造をパーツ数を抑えて表現、パーツ同士の合いも良好で、ボリュームあるモデルですが組み易い内容となっています
●実船のカラーリングに基づいた各種成型色のランナーで構成、塗装をしなくても塗り分けられたような状態を楽しむことが可能です
●キットは、ほとんどのパーツが差し込むだけで組み立てを行なうことができ、一部のパーツのみ接着剤を使用して固定する方式となっています
●複雑なトラス構造の中央部分のデリック(櫓)は、バンダイ社の高い成型技術により一体成型されています
●キットは、フルハルモデルと、喫水線から上を再現するウォ-ターラインモデルとを選択できます
●「ちきゅう」の船体部は上下分割式で、これに「船首甲板」「船尾甲板」「船橋構造物」「後部構造物」「中央デリック」などを取り付ける構成となっています
●船体部には、中央デリックの下層甲板部が一体成型されています
・ 船体部には、前部フェアリーダー、ホースパイプなどの基本躯体の他に、側面の舷窓などの細部が再現
・ 船体下部の喫水線の塗り分け部分を再現する着色済みのシールが付属しています
●船底部分は一体成型となっており、船底パーツの装着の有無により、フルハルモデルとウォーターラインモデルとを選択できます
・ 船底前部は別パーツとなっており、サイドスラスターのパーツを装着して船底部に取り付けます
・ 船底下部に存在する6個の推進装置は別パーツにて再現、
●船首甲板と後部甲板は各1パーツで構成されています
・ 甲板上には、リール、巻上げ機、ボラードなどの細かなディテールが再現されています
「ちきゅう」の船上の構造物は下記のようなパーツで構成されています
●船橋
・ 船橋構造物は、左右分割された内部構造に外装パネルは貼り付ける構成となっています
・ 各デッキの通路、階段が外装パネルに一体成型されています
・ 船橋の窓枠、各デッキの窓、扉などがモールドにて再現
・ 船橋構造物を構成する、ヘリコプター給油装置、インマルサットアンテナ、ひまわりアンテナ、CSアンテナ、MVSATアンテナ、レーダーマスト、作業ボートなどがパーツ化されています
●ヘリデッキ
・ ヘリデッキは、上下方向に3分割式となっており、下部のトラス構造が再現されています
・ 下部のデッキ支柱は別パーツです
●後部構造物
・ 船体後部の後部構造物は、各パネルを貼り合せる箱組み方式となっています
・ 左右のパーツの内部には、装着部を兼ねる桁が成型されており、歪み等を防いでいます
・ 後部構造物上のパイプラックと、そこに整然と配置されたドリルパイプが再現
・ 後部構造物を構成する、セメントブレンダータンク、バルグヘッドガイド、ダイバータアッセンブリー、ライザーパイプトランスファーシステムなどがパーツ化
●中央デリック
・ デリックは、下層部分と櫓状の上層部分とで構成されています
・ 下層は各パネルを貼り合せる方式です
・ 上層のトラス構造は一体成型により再現、内部構造は別パーツとなっています
・ 中央部分を貫く、ドリルのパイプは、付属の軟質素材のプラ棒をカットして再現します
・ デリック部分を構成する、リール、ライザーテンションシリンダー、クレーン、マニフォールド、セパレーター、ウインチなどがパーツ化
●煙突
・ 煙突は前後分割式で、トップは別パーツとなっています
・ 煙突から上部に延びる各管は前後方向に3分割式です
●デッキクレーン
・ デッキクレーンは左右分割式で、基部、アーム、操作室などは別パーツです
●ヘリコプターが1機付属しています
・ ヘリコプターは左右分割式で、ローター部分は別パーツです
・ ヘリコプターは「ベル 212」と思われます
●フルハルモデル用の展示台が付属しています
・ 展示台に貼る「ちきゅう」の船名がプリントされたホイルシートが付属しています
●「ちきゅう」のマーキングとして、1種類の塗装例が説明書に記載されており、JAMSTECのマーク、文字、「ちきゅう」の船名表示、ヘリポートの表示線、記号などを再現したデカールが付属しています
●パーツ成型色
・ 船体、船橋、後部構造物 : ホワイト
・ 船底、推進装置 : 船底色(ブラウンレッド)
・ デリック、パイプラック等 : ブルー
・ 甲板 : グリーン
・ クレーンなど : イエロー
・ ドリルパイプ : ブラック
・ 展示台 : クリアー
【 「地球深部探査船 ちきゅう」のパッケージ内容 】
・ 地球深部探査船「ちきゅう」 ×1隻
・ ホイルシール ×1枚
・ デカール ×1枚
・ 組立説明書 ×1
・ 展示台 ×1
●説明書の内部には「モリナガ・ヨウ」氏のイラストによる実船の解説書が添付されています
●2012年 完全新金型