4号戦車 D型 あんこうチームver. (ガールズ&パンツァー)
「4号戦車 D型 あんこうチームver. (ガールズ&パンツァー) (プラモデル) (プラッツ ガールズ&パンツァー No.GP-001 )」です
●「4号戦車 D型 あんこうチームver. (ガールズ&パンツァー)」です
●アニメ作品「ガールズ&パンツァー」に登場、大洗女子学園の戦車道チームの主人公「西住みほ」が乗る「4号戦車D型(あんこうチーム)」を1/35スケールで再現したプラスチックモデル組立キット
●親善試合、公式戦1、2回戦において活躍、対サンダース大学付属高校戦ではその一撃によりチームを勝利へと導いた「4号戦車D型」を再現、ドイツ的な直線を基調とした形状を持ち、短砲身砲を装備した独特なフォルムが表現されています【 「ガールズ&パンツァー」について 】
●アニメ作品「ガールズ&パンツァー」の世界では、戦車を使用して実戦形式に試合を行うことを「戦車道」と呼び、古式ゆかしき乙女の武芸として広く国民に浸透されているものとなっています
●この「戦車道」に使用する戦車は、第2次世界大戦において登場した戦車で、その戦車自体の性能が反映されます
●学校対抗の公式戦では「フラッグ戦」ルールが適用され、基本的に5両~20両(回戦によって車輌数の上限が定められる)から編成される学校チームの中で1車輌を「フラッグ車」として設定、相手の「フラッグ車」を撃破したチームが勝利となります
●主人公「西住みほ」が転向した「県立大洗女子学園」では、現在は廃れたものの20年以上前に同学園で盛んだった「戦車道」を復活させ、学園存亡の危機を回避するために公式戦へと挑戦することになります
●ただし、新たに揃えた車輌は資金集めのために売却された戦車の売れ残りであり、他校と比べると旧式化は免れぬものでしたが、実戦経験が豊富な「西住みほ」の臨機応変な指揮の下、戦術を駆使して強豪校を打ち破って行きます
●「4号戦車D型」は、その「西住みほ」以下5名の「あんこうチーム」が乗る戦車で、その卓越した操縦能力と射撃能力により「県立大洗女子学園」の「戦車道」チームの中核的存在となり、そのストーリーのキーポイントととなる活躍を見せます
●ただし、公式戦が進むにつれて強豪校の新鋭戦車に対して「4号戦車D型」では対抗することが難しくなり、第7話では改造パーツと「自動車部」の協力により主砲を「43口径 75mm戦車砲」へと変更した「4号戦車G型(F2型)」へと改造、更に第10話ではシュルツェンを装備した「4号戦車H型」仕様にまでその能力を高めています【 「4号戦車D型」について 】
●「4号戦車」は元々支援戦車として開発されましたが、その車格の大きさから大型の火砲(長砲身タイプ)を搭載できることが可能であり、結果的には「3号戦車」に代わる主力戦車として大戦を通じて使用されました
●「4号戦車D型」は、実験的車輌の意味合いが強い「A型」~「C型」に続く型式で、「4号戦車」シリーズの基本スタイルを確立しました
●支援戦車として、その主砲は当時の戦車としては強力な「24口径 75mm戦車砲」を搭載、防盾は「C型」以前とは異なる外装式へと変更されています
●足周りには旧式ながら信頼性の高いボギー式サスペンションを採用、戦闘室前面部は操縦席部分が張り出しており、「4号戦車D型」の特徴の一つとなっています(後の型式ではフラットな形状となる)
●「4号戦車D型」は、1940年のフランス戦から実戦に投入され、搭載砲の威力不足に悩む主力戦車「3号戦車」をサポートして活躍、独ソ戦初期、北アフリカ戦線など各戦線で運用されました
●同車は、大戦中期では能力不足となり、第1線から引き上げられましたが、多くの車輌が改造を受けて「4号戦車H型」並みの性能向上が図られ、再び戦線へと投入されています
【 「4号戦車 D型 あんこうチームver. (ガールズ&パンツァー)」のキット内容について 】
●この「ガールズ&パンツァー」に登場する「4号戦車D型」を再現したプラスチックモデル組立キットです
●サイバーホビー社のディテール表現力により「ガールズ&パンツァー」に登場する「4号戦車D型」を再現、複雑な面構成と多くの装備品により模型としての情報量が多い同車を、パーツ分割により細やかに表現した内容となっています
●ドラゴン社製「ドイツ 4号戦車 D型 (Pz.Kpfw.4 Ausf.D) (3in1)」をベースとし、「ガールズ&パンツァー」版として一部のパーツを一体成型されたものへと変更したバリエショーン
キットとなります
●砲塔の内部も再現、砲塔バスケットの構造、砲塔旋回装置、砲尾部分などが表現されています
●「4号戦車D型」は、「砲塔」「車体上部」「車体下部」「左右フェンダー部」の5ブロックで構成されています
●「24口径 75mm戦車砲」の砲身は、砲口部分が一体成型され、砲身部は上下分割式です
・ 砲口部分は開口処理済で、内側のライフリングも彫刻されています
・ 砲尾部分は9パーツで構成、閉鎖器は開閉状態が選択できます
・ 砲身は、完成後も上下可動式とすることができます
・ 同軸機銃は「MG34」の通常型が付属、銃口部分が開口されています
●砲塔は、主要部分が上部、底部、前面の3パーツにて構成されています
・ 前面のクラッペ、 上部の通気ハッチ、側面ハッチ、クラッペは別パーツで、開閉状態が選択できます
・ 側面ハッチ上部の雨樋はエッチングパーツにて再現
・ 側面ハッチの視察装置はクリアーパーツです
・ 砲塔内部は砲手席、砲塔旋回装置、照準器、砲塔バスケットなどが再現されています
・ 砲塔は、砲塔バスケット下部のツメにより旋回が可能となっています
●車長キューポラは、円筒状に成型されたキューポラ本体に、外部の装甲カバー、内部の視察装置などを取り付ける構成となっています
・ 外部の装甲カバーは、開閉状態が選択できます
・ 内部の視察装置はクリアーパーツで、5パーツで構成
・ 車長ハッチは別パーツで、開閉状態が選択できます
●車体上部は、各装甲板を貼り合せる箱組み方式となっています
・ 車体上部の操縦手、無線手ハッチは、別パーツとなっており、開閉状態が選択できます
・ エンジングリルの点検ハッチ、車体前部のブレーキ点検ハッチも別パーツ化されています
・ 前方機銃は「MG34」の車載型が付属、6パーツにより内部のマウント部、機関部も再現
●各クラッペは、別パーツ化されており、開閉状態が選択できます
・ クラッペ内側のビジョンブロックは細かく再現され、視察口の防弾ガラスはクリアーパーツとなっています
●左右のフェンダーは、それぞれフェンダー本体、前後のマッドフラップ、前部内側など5パーツで構成されています
・ 各車載工具類は、固定具が一体成型されています
・ 左側面の足掛けと履帯接合具はエッチングパーツにて再現
●車体下部は、バスタブ式に一体成型されており、これに前面及び後面パネルを取り付ける構成となっています
・ ボギー式サスペンションは、1ユニットが4パーツで構成されています(全8ユニット)
・ 各転輪は左右分割式で、ハブキャップは別パーツとなっています
・ハブキャップは劇中の車輌に合わせて「後期型」のタイプが付属
・ 起動輪、誘導輪は左右分割式です
・ 起動輪のデファレンシャル部は5パーツで構成、前部カバーの先鋭ボルトは別パーツです
・ 排気管は横方向に分割され、6パーツで構成、先端部は開口処理されています
・ 発煙装置は、各発煙筒が1本ずつ分割され、全7パーツで構成
●履帯は、接着及び塗装が可能な素材によるベルト式履帯が付属しています
・ 履帯は、表面に滑り止めパターンが付いた「後期型履帯」となっています
●視察口の防弾ガラスなどを再現するためのクリアーパーツが付属
●車載工具の一部の固定具、砲塔側部の雨樋などを再現するエッチングパーツが付属しています
●「4号戦車D型」のマーキングとして、「ガールズ&パンツァー」仕様の2種類の塗装例が説明書に記載されています
・ 発見時、セント・グロリアーナ女学院戦時
・ 公式戦時
●説明書の塗装例に基づく、校章マーク、チームマーク、車体番号(六)などを再現したデカールが付属しています
・ デカールシートには、「4号戦車D型」に搭乗する「あんこうチーム」のキャラクターのイラストデカールもセットされています
・ デカールのプリントはカルトグラフ社製
●「ガールズ&パンツァー」のステッカーが1枚付属しています
●パッケージ側面には、1/35スケールの「あんこうチーム」のメンバーのイラストがプリントされています
●2012年 内容一部変更 「ガールズ&パンツァー版」新製品
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【 「4号戦車 D型 あんこうチームver. (ガールズ&パンツァー)」のワンポイント 】
●キット内容は、上記のようにドラゴン社製「ドイツ 4号戦車 D型 (Pz.Kpfw.4 Ausf.D) (3in1)」をベースとして、一部のパーツを変更した省力化バージョンとなります
●ただし、省力化とは言え、元々のキットがそのパーツ数の多さにより戦車模型上級者でも手出しが難しいものであり、このキットの製作に関しても中級者以上の技量、そして根性(!)が必要となります
●特に製作の難点となるのが左フェンダー上の「足掛け」であり、実車はV字型の履帯接合具の固定装置のフックに「足掛け」を押し込んで収納状態とするのですが、キットではほとんどがエッチングパーツで構成されており、接着強度の関係からその状態で製作することは困難です
●難しいと思う場合は、「足掛け」を収納状態とするのは諦め、パッケージに描かれているように「足掛け」を展開状態とする方が製作し易いでしょう
●また、キットは組み易さを考慮して履帯はベルト式となっていますが、キットの履帯は「4号戦車H型」以降に装備された表面部に滑り止めパターンが付いた「後期型」となっています
●「4号戦車D型」では、38cm幅の「初期型」履帯が使用されており、「ガールズ&パンツァー」でもそのタイプとなっています
●より正確さを重視するユーザーの人は、モデルカステン製の連結可動式履帯「4号戦車初期型用 (38cm幅)履帯 (可動式)」へと変更すると良いでしょう
●ただし、その分キット製作の際の難易度が更に上昇してしまいまうため、「ガールズ&パンツァー」の作品自体も戦車のディテールのみを追求することを本旨とはしていないでしょうから、このパッケージのままの状態で楽しんでも充分かと思います