ドイツ駆逐艦 Z-38
「ドイツ駆逐艦 Z-38 (プラモデル) (ドラゴン 1/700 Modern Sea Power Series No.7134 )」です
●第2次世界大戦時におけるドイツ海軍の「Z-31級駆逐艦」の「Z-38」を1/700スケールで再現したプラスチックモデル組立キットです
●軽巡洋艦並みの武装を持つ大型の「駆逐艦 Z-38」を再現、ドイツ駆逐艦のスタイルを継承しながら重武装化された独特なシルエットが表現されています【 「駆逐艦 Z-38」について 】
●1933年、ナチス党が政権を握ると、ドイツは急速に軍備を拡張、第1次世界大戦の敗北によって骨抜き状態となったドイツ海軍はその本格的な再建に乗り出します
●小型艦艇では、他国のクラス分けと比べて1ランク大型となっており、2000t級が「駆逐艦」、1000t級が「水雷艇」として建造が行われました
●この「駆逐艦」は、ドイツ語の名称「ツェアシュテーラー」から名前を取り「Z級」とも呼ばれており、ドイツ海軍では駆逐艦以下の艦艇には艦名が与えらない関係で、「Z-○」という名称が使われています
●「Z-38」駆逐艦は、1938年度建艦計画のもとに発注された「Z-31級」駆逐艦(艦の分類上は「1936年A(Mod)型」)の1隻です
●「Z-31級」は、従来の駆逐艦の主砲が12cmクラスだったのに対して、15cm砲を主砲として装備した武装強化型の「Z-23級」(「1936年A型」)の改良型で、前部の単装主砲が連装式へと変化しているのが特徴となっています
●「Z-38」は、「Z-31級」の6番艦として1943年3月に竣工、ノルウェー方面に配備されました
●しかし、この頃ではドイツ海軍の主な活動は潜水艦「Uボート」が中心となっており、駆逐艦隊も1940年のノルウェー侵攻の際に大きな損害を受け、積極的な活動は控えられていましたが、1943年12月に発生した「北岬沖海戦」に参加しています
●大戦後期になると、ソ連軍の攻勢により陸上での戦線が、バルト海方面に及ぶようになり、「Z-38」は同海域へと移動、その際にイギリス軍艦艇と交戦を行っています
●その後の新たなるソ連軍の攻勢によってドイツ軍と大量の難民がクールラント方面に包囲される形となり、ドイツ海軍の水上艦艇はその総力を挙げてドイツ本国方面への輸送を実施、同艦もその護衛や輸送、そしてソ連軍地上部隊への巡洋艦などの艦砲射撃の際の援護に活躍しました
●「Z-38」は、終戦時に残存しており、イギリス海軍に接収されて「ナンサッチ」と命名、試験艦として運用が行われ、1949年に解体処分されています【 「ドイツ駆逐艦 Z-38」のキット内容について 】
●このドイツ海軍の駆逐艦「Z-38」を再現したプラスチックモデル組立てキットです
●ドラゴン社の艦船シリーズのフォーマットに沿って「Z-38」を再現、繊細なモールドと細分化されたパーツ構成、そしてエッチングパーツにより、そのディテールを表現した内容となっています
●船底が表現されたフルハルモデルと、喫水線から上を再現したウォーターラインモデルとを選択できます
●「Z-38」の船体は上下分割式で、これに「上甲板」「上部構造物」「各艤装類」を取り付ける構成となっています
●船体部は、船体と上甲板の上下分割式となっており、船体部には、舷側の舷窓、フェアリーダー、後部のプロペラガードなどが再現されています
・ 船体は、喫水線から上が再現されたパーツと、船底部も再現されたパーツとが用意され、選択して使用します
・ フルハルモデル用の舵、推進軸、スクリューのパーツがセットされています
●上甲板は、一体成型となっています
・ 甲板表面には、ボラード、アンカーチェーン導板、波除け、ケーブルホルダー、機雷用の軌条などが表現されています
●上甲板上の構築物となる「艦橋部」「主砲部」「魚雷発射管」「煙突部」「後部構造物」などを個別にブロック化して構成、それぞれを甲板上に取り付けて完成させます
「駆逐艦 Z-38」の艦上の構造物は下記のようなパーツで構成されています
●艦橋
・ 艦橋構造物は2層で構成、スライド式金型により艦橋窓枠、舷窓、扉などのディテールがモールドされています
・ 艦橋のスポンソン部は各パネルを貼り合せる方式です
・ 艦橋部を構成する、測距儀、レーダー(エッチングパーツ)、単装機銃 ×1、探照灯 ×2などがパーツ化
●メインマスト
・ メインマストは三脚檣型となっており、トップは単檣型です
・ 三脚楼部分は前後分割式で、クロスツリーとトップは別パーツです
・ メインマストに装備される探照灯がパーツ化
・ 探照灯の台座部分はプラパーツで、手摺り部分はエッチングパーツです
●後檣
・ 後檣は単檣型で、一体成型となっています
● 第1煙突・第2煙突
・ 煙突は一体成型で、トップは別パーツです
・ トップのファンネルキャップはエッチングパーツにて再現
・ 煙突構造物は一体成型で再現
・ 煙突構造物を構成する測距儀、探照灯、連装機銃 ×2、単装機銃 ×2が付属
●後部構造物
・ 後部構造物は一体成型で、上部の機銃台座は別パーツです
・ 後部構造物上の単装主砲塔 ×2、4連装機銃 ×1、単装機銃 ×1などがパーツ化
●主砲塔「15cm連装砲」 ×1、「15cm単装砲」 ×3
・ 連装砲は、連装式に一体成型された砲身と、上下分割式の砲塔とで構成されています
・ 単装砲は砲身部と、上下分割式の砲塔とで構成
●4連装魚雷発射管 「53.3cm 4連装魚雷発射管」 ×2
・ 魚雷発射管は魚雷発射管本体と、シールド部などの3パーツで構成
●対空機銃、機関砲
・ 20mm 4連装機銃 ×1
・ 連装機銃 ×2
・ 単装機銃 ×3
・ 20mm 4連装機銃は、連装式に一体成型された銃身パーツを銃架の両側面に装着、シールドは銃架に一体成型されています
・ 連装機銃は、連装式に一体成型された銃身部と、銃架、台座の3パーツで構成
・ 単装機銃は銃架も含めて一体成型されています
●内火艇、カッター及びボートダビッド
・ 内火艇 ×1
・ カッター ×1
・ ライフボート
●各種ダビッド、クレーン
●錨
など
●レーダー、煙突のファンネルキャップ、手摺りの一部、煙突部の足掛けなどを再現するエッチングパーツが付属しています
●「駆逐艦 Z-38」の1種類の塗装例と3種類のマーキング例が説明書に記載されています
・ ドイツ海軍所属 (1944年)
・ イギリス海軍所属 (1948年)
・ イギリス海軍所属 (1946年)
●説明書のマーキング指示に基づく、ドイツ海軍旗及びイギリス海軍旗、艦番号などを再現したデカールが付属しています
●フルハルモデル用の展示台が付属しています
●2013年 一部新金型