ドイツ カデット K38 小型サルーン 2ドアスタッフカー
「ドイツ カデット K38 小型サルーン 2ドアスタッフカー (プラモデル) (ICM 1/35 ミリタリービークル・フィギュア No.35478 )」です
●第2次世界大戦時におけるドイツ軍のスタッフカー「オペル カデット K38」を1/35スケールで再現したプラスチックモデル組立キット
●当時の大衆向け乗用車を軍用のスタッフカーとして転用した「オペル カデットK38」を再現、前照灯をボディに一体化させた特徴的なスタイルを再現した内容となっています【 「オペル・カデット K38」について 】
●第2次世界大戦前、「オペル・ブリッツ」で有名な「オペル」社は、トラックの他に数多くの乗用車を開発、生産していました
●この乗用車は、排気量とそれに見合った装備によりグレードが分けられ、主に海軍での階級に順じた呼称により「カデット」「オリンピア」「スーパー6」「カピタン」「アドミラル」などが存在していました
●これらは、1930年代の後半に開発・生産が行われ、民間用の乗用車として広く使用されていましたが、軍備拡張により軍用としても徴用、主に後方でのスタッフカーとして用いられます
●「カデット」は、「オペル」社の乗用車シリーズの中で大衆向けの低価格車両として位置付けられ、上級モデルである「オリンピア」の廉価版として、1936年に発表されています
●同車のボディは、「オリンピア」を引き継いでモノコック構造を採用、「オリンピア」が1.3リッター、24馬力のエンジンを搭載しているのに対して、「カデット」では1.1リッター、23馬力のエンジンを搭載していましたが、軽量化された車体重量により最高速度96km/hを発揮する能力を持っていました
●生産は1940年まで続けられ、軍でも多く使用されましたが、大衆車としては成功作だったものの、野戦において使用するには非力さが否めず、主に後方部隊や飛行場などにおいて使用される場合が多かったようです
【 「ドイツ カデット K38 小型サルーン 2ドアスタッフカー」のキット内容について 】
●このドイツ軍のスタッフカー「オペル カデット K38」を再現したプラスチックモデル組立キットです
●ICM社のスタッフカーシリーズのフォーマットにのっとり「オペル カデット K38」を再現、乗用車然としたスタイルを捉えながら、特徴的なフロントグリルと内蔵式の前照灯、ボンネット側面のグリルなど同車のディテールを再現した内容となっています
●「オペル カデット K38」は、シャーシを兼ねる「車体下部パーツ」に、「足周り」「ボディ」「エンジン」「内装」などを取り付けて行く構成となっています
【 車体下部パーツ 】
●車体下部パーツは、前後のフェンダーも含めて一体成型されています
【 足周り 】
●足周りはモノコック構造として車体下部パーツにサスペンション、デファレンシャルなどを直接取り付ける構成となっています
・ 前部のステアリングゲージは5パーツ、後部のデファレンシャルは4パーツで構成
・ リーフ式サスペンションは個別にパーツ化
・ 前輪のステアリングは固定式です
●タイヤは、ホイール部分とゴムの部分とが分割されており、ゴムの部分は軟質樹脂となっています
・ タイヤ表面にはトレッドパターンが再現されています
【 エンジン 】
●エンジンは、16パーツにより構成され、クラッチ、冷却ファン、ファンベルト、発電機、キャブレターなどが細かく再現されています
・ エンジンルーム内のバッテリーケース、ラジエターなどが別パーツにより再現
【 ボディ 】
●ボディは、各パネルを貼り合せる箱組み方式となっています
・ フロントグリル部には特徴的なスリット形状がモールドされています
・ 側面パネルにはドアがモールドにて再現
・ 側面パネルは内装を再現するために左右分割式となっています
・ ボンネット部分は、実車の構造に合わせて中央部分で分割されています
・ 前照灯は、管制スリットのない通常のガラス構造を再現、ガラス部分はクリアーパーツです
・ フロントグリル上部のエンブレムは別パーツとなっています
・ パッケージに描かれている旗を掲げるポールは含まれていません
●バンパーは、バンパー本体とステー部分とで構成
・ ナンバープレートはプラパーツで再現
・ 尾灯は成型色パーツとなります
●各ウィンドー部はクリアーパーツです
・ ウィンドーの枠の部分はクリアーパーツにモールドにて再現
・ ワイパーは別パーツとなっています
・ サイドミラー、バックミラーは別パーツ化して再現しています
【 内 装 】
●内装は、各座席、ドアの内張り、運転席部分などが再現されています
・ 各座席は腰掛部分と背もたれ部分との2分割式で、前部座席には下部の支柱がパーツ化
・ 運転席部分の各ペダル、レバー類がパーツ化
・ ハンドルは、リング部と中央部分との2分割式です
・ メーターはデカールにて再現
●各ウィンドー、前照灯のガラス部を再現するクリアーパーツがセットされています
【 塗装とマーキング 】
●「オペル・カデットK38」のマーキングとして、4種類の塗装例が説明書に記載されています
・ 民間車輌 (ドイツ / 1939年夏)
・ ドイツ国防軍所属車両 (フランス / 1940年)
・ ドイツ国防軍所属車両 (ロシア / 1942年冬)
・ ドイツ空軍所属車輌 (フランス / 1944年夏)
●説明書の塗装例に基づく、部隊マーク、所属表記、ナンバープレートなどを再現したデカールが付属しています
●2013年 完全新金型
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【 「ドイツ カデット K38 小型サルーン 2ドアスタッフカー」のワンポイント 】
●「オペル カデット K38」は車格的に「キューベルワーゲン」と同じとなります
●ジオラマ展開において、国防軍(陸軍)と空軍との装備の違いを強調するために、空軍の地上部隊として対空車両を先導する車両などで「オペル カデット K38」を活用すると、混沌としたドイツ軍の雰囲気がより演出できることでしょう