ドイツ モルヒ 特殊潜航艇
「ドイツ モルヒ 特殊潜航艇 (プラモデル) (AVIS 1/35 艦船モデル No.AVM3508 )」です
●「ドイツ モルヒ 特殊潜航艇」です
●第2次世界大戦時におけるドイツ海軍の特殊潜航艇「モルヒ」を1/35スケールで再現したプラスチックモデル組立キット
●従来の魚雷を改造する方式ではなく、専用の船体を持った特殊潜航艇「モルヒ」を再現、円筒形の船体の下部に2本の魚雷を装備した姿が表現されています【 「特殊潜航艇 モルヒ」について 】
●ドイツ海軍は「Uボート」による通商破壊作戦を重視した結果、潜水艦は「Uボート」シリーズに集中しており、小型の特殊潜航艇の研究、開発は全く行なわれませんでした
●しかし、帝国海軍やイタリア海軍の特殊潜航艇による戦果や、イギリス海軍の小型特殊潜航艇によるドイツ戦艦「テルピッツ」への攻撃などに触発され、開発が開始されます
●開発にあたっては、イタリア軍の特殊潜航艇や、捕獲したイギリス軍の特殊潜航艇が参考にされましたが、戦力化を急ぐために当初は魚雷を改造して船体とし、その下部に魚雷を搭載するという簡易な方法が採られました
●これにより誕生したのが、「ネガー」とその改良型の「マーダー」で、両艇は完全に潜航することはなく、操縦室の上部に付けられたアクリル製のキャノピーを水面に出し、この中から外側を視察することで操縦が行なわれました
●操縦室内には酸素を供給するシステムは装備しておらず、乗員は酸素マスクを装着する方式でした
●この「ネガー」と「マーダー」は一定の戦果を挙げましたが、キャノピーが反射して敵に察知される場合も多く、実戦に投入された隻数ほどの戦果を得らませんでした
●このため、このような魚雷を改造するタイプではなく、専用の船体によって建造されたタイプ「モルヒ」が登場します
●この「モルヒ」は、キャノピーを水面から出した状態で航行する「ネガー」「マーダー」とは異なり、全体を潜航させることが可能となり、潜望鏡が装備されました
●また、武装も強化されて魚雷2本を船体下部に露出式に装備しています
●大量に生産された「モルヒ」は実戦に投入されますが、連合軍側は厳重な警戒網を構築しており、思惑していた程の戦果を挙げることができず、性能向上型である「ゼーフント」の登場により以後は訓練用として使用されました
・ ドイツ軍の特殊潜航艇は、他国のような特殊作戦的に使用されることが少なく、上陸部隊などの船団攻撃用として投入されたために、かなりの損害を被っています【 「ドイツ モルヒ 特殊潜航艇」のキット内容について 】
●このドイツ海軍の特殊潜航艇「モルヒ」を再現したプラスチックモデル組立キットです
●東欧系メーカーとして素朴さを持ったディテール表現ながら、ポイントを押さえた内容で「特殊潜航艇 モルヒ」を再現した内容となっています
●「特殊潜航艇 モルヒ」の船体は左右分割式で、これに操舵部、安定板などを取り付ける構成となっています
●船体部にはブロック工法による縦方向のパネルラインがモールドされています
・ ビルジキール兼魚雷用のステー、魚雷の固定フックはエッチングパーツにて再現
●操舵部は左右分割式です
・ 側面の各ウィンドー部分はクリアーパーツとなっています
・ 潜望鏡は1パーツにて再現
・ キャノピーは、上部が膨らんだタイプと、平坦なタイプとが用意され、選択して使用します
●安定板は個別にパーツ化されています
・ スクリューは1パーツで再現
●魚雷は左右分割式で、先端部は別パーツとなっています
・ 表面部には細かなディテールが彫刻されています
・ 弾頭部分は左右分割式です
・ 後部の安定翼、スクリューが別パーツにて再現
●キャノピー、各ウィンドーを再現するクリアーパーツが付属
●魚雷の固定フック、ビルジキール部などを再現するエッチングパーツが付属しています
●展示用のスタンドが付属しています
【 塗装とマーキング 】
●「特殊潜航艇 モルヒ」のマーキングとして、5種類の塗装例が説明書に記載されています
・ ドイツ海軍所属 (ノルウェー / 1945年)
・ ドイツ海軍所属 (オランダ / 1945年1月~4月)
・ ドイツ海軍所属 (オランダ / 1945年1月~4月)
・ ドイツ海軍所属 (ノルウェー / 1945年)
・ Verzet博物館 (オランダ )
●説明書のマーキング指示に基づく、艦番号、パーソナルマークなどを再現したデカールが付属しています
●MicroMirブランド : MM35-008
●2013年 一部新金型