タンクアート Vol.2 WW2 ALLIED ARMOR
「タンクアート Vol.2 WW2 ALLIED ARMOR (本) (リナルディ スタジオ プレス Scale Modeling Books No.002 )」です
●「タンクアート Vol.2 WW2 ALLIED ARMOR (連合軍装甲車輌)」です
●AFVモデルにおける塗装の剥がれ表現と、様々なウェザリングによる演出方法を紹介した技法解説書です【 「タンクアート Vol.2 WW2 ALLIED ARMOR (連合軍装甲車輌)」について 】
●AFVモデルでは、形とする楽しさや、作る喜びという模型としての原点を超越し、よりリアルでディテールに感に溢れたモデリングを嗜むベテランユーザーも存在しています
●これらのベテランユーザーは、エッチングパーツや他の素材を駆使して既存のキットを加工する技術を持つようになり、現在に至ってはディテールの表現では頂点を極めており、裸眼で見るディテールに関しては完璧とも言えるレベルに到達しています
●一方、実車の「模型」としてのシンプルな表現方法を重視する日本人に対して、欧米人ではウェザリング(汚し)を重視する傾向にあり、日本人から見ると「汚し過ぎ」と感じる場合も少なくはありません
●しかし、ディテールの表現方法が一つの頂点に達した現在、「リアル」なウェザリングに対しての要求が高まり、日本人ユーザーにおいても徐々にウェザリングを重視する方向性が見られます
●本書は、アメリカのAFVモデラー「マイケル・リナルディ」氏が著者となり、そのウェザリング技法を紹介する解説書で、欧米人ならではの感性により、ウェザリングによってAFVモデルに魂を吹き込む方法が収められています
●ただし、超絶技法によりAFVモデルにウェザリングを施すのではなく、難易度が高くない技法を積み重ねることによって効果的かつ有用なウェザリング効果が得られることが分かります
●作例では、ステップバイステップ方式によりその工程写真を丁寧且つ詳細に紹介、様々なウェザリング工程により、その表情が変化して行く様子が掲載されています
●よりハイレベルなAFVモデル製作の参考に役立つ内容となっています
・ 本書は、あくまでもベテランユーザー向けの技法書であり、ウェザリング技法を中心とした構成となっており、組立て方法などは一切触れられていません
●「タンクアート」の第2弾となる本書では、連合軍のAFVモデルの作例を収録
●第1弾のドイツ軍AFV編と比べて、グリーンを基調とする連合軍のAFVはウェザリングの効果がより顕著であり、1技法を経るごとに色彩のレイヤーを積み重ねるように作品が変化する様子が掲載されています【 「タンクアート Vol.2 WW2 ALLIED ARMOR (連合軍装甲車輌)」の内容目次 】
●始めに
●機材及び塗料類について
●ウェザリングの原則
●ヘアスプレー技法
●油絵具による陰影の強調及びウェザリング技法
●オリーブドラブの塗装方法
●ピグメントによるウェザリング
●「歩兵戦車 Mk.4 チャーチルMk.3」
●「M26 パーシング」
●「シャール B1bis」
●「M4A4 シャーマンファイアフライ 5C」
●「KV-1E」
●フィギュアについて 【 「タンクアート Vol.2 WW2 ALLIED ARMOR」の内容について 】
●機材及び塗料類について
・ 製作の際に使用した塗料、エアブラシ、ピグメント類などを紹介
●ウェザリングの原則
・ 塗装の剥がれ方、履帯部分を中心とした土汚れの溜まり方、車体の埃表現、油染みなどを考察します
●ヘアスプレー技法
・ ヘアスプレーによる塗装の剥がし方を解説
・ 剥がれを書き込むのではなく、実際に塗装を剥がすことによる表現の細かさを、冬季迷彩を例にして詳細写真により紹介します
●油絵具による陰影の強調及びウェザリング技法
・ 油絵具を使用して陰影を強調する方法(いわゆるスミ入れ)と、車体にこびりついた土汚れの表現方法を解説します
●オリーブドラブの塗装方法
・ オリーブドラブ塗装を例にして塗装面での陰影の付け方を紹介
●ピグメントによるウェザリング
・ ピグメントを使用して足周りの土汚れ、車体上部の土汚れを表現します
●「歩兵戦車 Mk.4 チャーチルMk.3」
・ 「歩兵戦車 Mk.4 チャーチルMk.3」の冬季塗装バージョンを、完成までステップバイステップ方式に紹介します
1. 最初は、サフェイサーを吹く段階から下地塗装、基本塗装、ホワイトやイエローを混ぜてカラーモジュレーションとしてトーンを上げて行きます
2. デカールを貼った後にヘアスプレーを吹き付けます
3. 冬季迷彩としてホワイトを部分的に吹きます
4. 腰の短い筆や爪楊枝でホワイトの塗装を部分的に剥がします
5. エナメル系塗料によってスミ入れを実施、陰影を強調します
6. ピグメントを使用して足周りのウェザリングを行います
7. エナメル塗料により油汚れ演出方法を紹介
8. アクリル塗料による履帯の錆と土汚れの表現方法を解説
9. 巻末には牽引するドイツ軍のトレーラーの塗装法が紹介されています
●「M26 パーシング」
・ 1/48のタミヤの「M26パーシング」を完成までステップバイステップ方式に紹介します
1. 最初に鋳造表現をテクスチャーを使用して強調します
2. 基本塗装を実施、最初は暗い色調のオリーブドラブを塗装、その上から明るい色のオリーブドラブ系の塗料を吹き付けて陰影をつけます
3. テンプレートを使用して国籍マークを描きます
4. 続いて、暗い色調のオリーブドラブで全体をドライブラシ、使用感の演出方法を紹介
5. エナメル系で部分的にスミいれを実施
6. エナメル塗料のバフ系の明るい色を車体部分の隅に塗り、埃の溜まった様子を再現する方法を解説
7. ピグメントを使用して土汚れをつけます
●「シャール B1bis」
・ 「シャールB1bis」を完成までステップバイステップ方式に紹介します
1. 事前に鋳造部分と排気管の部分に溶きパテで表情を追加、排気管カバーは金属板に変更してダメージを演出しておきます
2. 筆塗りにより迷彩塗装を行います
3. エナメル塗料によってスミ入れを実施
4. 暗色でチッピングを付けます
5. ピグメントを使用した軽い土汚れの演出方法を解説
6. ピグメントとアクリル溶剤を使った土汚れを付ける方法を紹介します
7. 油絵具による雨だれを付けます
8. エナメル塗料による排気管の「焼け」の表現方法を解説
9. 車体上部や砲塔部分の汚れを考察します
10. 履帯の塗装方法を紹介します
●「M4A4 シャーマンファイアフライ 5C」
・ 「M4A4 シャーマンファイアフライ5C」を題材に、連合軍戦車特有の履帯と装備品とで身を纏った独特な姿を完成までステップバイステップ方式に紹介します
1. 各部の改造箇所と、履帯や装備品の追加状況を紹介
2. サフェイサーを吹く段階から下地塗装、基本塗装、明るい色調の色を使用してカラーモジュレーションとしてトーンを上げて行きます
3. テンプレートなどを使用して国籍マークなどを再現、細かい表示はデカールを使用します
4. 細部の塗装を実施
5. エナメル塗料により使用感を演出する方法を紹介
6. 油絵具を使用した車体上部の土汚れの演出方法を解説します
7. ピグメントを使用して足周りに土汚れを演出、多色のピグメントを使用することで表情に変化を付ける方法が紹介されています
8. 履帯の塗装方法を解説、履帯ならではの土汚れの付き方を考察します
●「KV-1E」
・ 「KV-1E」を、基本塗装はツヤありで、そこに汚れが付いている状態を目指して完成までステップバイステップ方式に紹介します
1. 最初にサフェイサーで吹き、続いて基本塗装を実施、半光沢に仕上げます
2. エナメル塗料でスミ入れを行います
3. 明るい色と暗色でチッピングを描きます
4. エナメル塗料で薄っすらと塗装が剥がれている状態を演出する方法を解説
5. ピグメントとアクリル溶剤を使用した車体上部と足周りへの土汚れを再現する方法を紹介します
6. 油汚れと排気管の汚れ方を解説します
●フィギュアについて
・ フィギュアのスクラッチ方法が軽く紹介されています【 「タンクアート Vol.2 WW2 ALLIED ARMOR (連合軍装甲車輌)」奥付 】
●版型 : A4変型版 / ソフトカバー
●全208ページ / オールカラー
●掲載写真500点以上(カラー) / 高品質マット印刷
●著者 : マイケル・リナルディ
●全英語表記
●ISBNコード : 9780988336322