アジアン クラッシック 自転車
「アジアン クラッシック 自転車 (プラモデル) (ダイオパーク 1/35 プラスチックモデルキット No.35009 )」です
●第2次世界大戦時から現代におけるアジア方面の自転車を1/35スケールで再現したプラスチックモデル組立キット【 「軍用の自転車」について 】
●自転車は、現代においては気軽な車両として広く使用されており、第2次世界大戦時の頃も現在よりは高価ながらも庶民の足として普及していました
●一方、第2次世界大戦においては自動車による機械化が一気に進みましたが、実際に軍の機械化が100%達成されたのはイギリス軍、アメリカ軍のみで、他の国の軍隊では馬が相当数使われています
●もっとも、このような馬を使用する場合においても馬用の餌の供給や、軍馬として成長させる施設をが必要であり、軍馬=低コストとは言えませんでした
●そこで、軍の機動性を向上させるために自転車が多用されており、ドイツ軍と帝国陸軍での使用が顕著となっています
●帝国陸軍では、南方への進攻作戦に多くの自転車が用いられ、その機動性能から「銀輪部隊」として活躍、日本軍の電撃的な進軍を支える存在となりました
・ ただし、自転車は兵士1名とその装備品類を運搬する程度の能力しか持たず、重火器の輸送はできませんでした
●また、日本軍側が守勢となった太平洋戦争中期以降においても、部隊間の連絡などに活躍、帝国陸海軍の貴重な足として活用されています
●戦後は、日本で自転車メーカーが多く生まれ、日本国内の需要をまかないながらアジア地区へと大量に輸出、同地区での手軽な庶民の足となり、現在に至っています【 「アジアンクラッシック自転車」のキット内容について 】
●このアジア地域を中心に、庶民の足として今でも頻繁に使われる「自転車」を再現したプラスチックモデル組立キット
●ダイオパーク社の1/35シリーズのフォーマットに則り「アジアン クラッシック 自転車」を再現、細分化されたパーツ構成により自転車のディテールが細かく表現されています
●「アジアン クラッシック 自転車」では、戦中及び1960年代ごろまでに生産された日本製の自転車が再現されています
・ この頃の自転車は、ライトが中央部分に配置され、2点式の脚を持っているのがデザイン上の特徴となっています
・ このようなデザインの自転車は日本では1970年代頃まで使用され、その後はライトが発電機の傍に移動、1点式の脚が主流となりました
・ ただし、アジアの各国では従来型のデザインが実用性が高いことから、その後も使用が継続されたようです
●太平洋戦争時における帝国陸軍の「銀輪部隊」、もしくは帝国陸海軍の装備車両、そして戦後の日本やアジア各国の庶民の自転車として広く使用することができる内容となっています
●パッケージには自転車が2台分(同一パーツ)セットされています
●自転車のスポークはプラパーツと、エッチングパーツとを選択して組立てることができます
●自転車は、フレーム部分を中心として、各タイヤ、サドル、ハンドル、ペダルなどを取り付ける構成となっています
●フレームはライト部分を含めて一体成型となっています
・ 前輪と後輪のフェンダー部分は左右分割式となっており、分割されたフェンダーには各輪のアームが一体成型されています
●自転車を構成する各部位は別パーツで再現されています
・ 自転車チェーンは、ギアとガードが一体成型となっています
・ 脚は一体成型で、走行状態と自転車を立てた状態とを選択できます
・ 荷台は1パーツで再現、格子状に組まれた構造が表現されています
・ ハンドルはブレーキペダル部分も含めて一体成型され、グリップはハンドルに成型された状態と別パーツとを選択できます
・ ベルがパーツ化
・ 変速ハンドルはエッチングパーツにて再現
・ ペダルは、ペダルアームと平行状態となっています
・ フレーム部分下部に装着させる看板、部隊表記などを再現するためのエッチングパーツが付属しています
●タイヤパーツには、スポーク部分が一体成型されています
・ スポークをエッチングパーツに変更する場合は、タイヤのスポーク部分を切り取って装着します
・ スポークのエッチングパーツは左右の2枚で構成され、パーツを円錐状に加工するための治具が付属しています
●スポーク、看板及び部隊表記、変速レバーなどを再現するエッチングパーツが付属
●アクセサリーパーツが付属しています
・ 出前用の荷台部分に付ける木の箱 ×2
・ 一升ビン ×2
●パッケージ裏側には、下記の社名などが描かれたプレートが印刷されており、これを自転車のフレーム部分に取り付け、社名表示とすることができます
・ サンヨー
・ サンヨーテレビ
・ SANYO
・ サンケイ新聞
・ オロナミンC
・ 日本証券新聞
・ 讀賣新聞
●また、帝国陸軍などで見られた第○中隊、○部隊のプレートが印刷され、これを自転車のフレームに取り付けることができます
・ ○部分は印刷されていません
●2013年 完全新金型