第2次大戦 M4シャーマン戦車 Vol.1 (M4/M4A1/M4A2)
「第2次大戦 M4シャーマン戦車 Vol.1 (M4/M4A1/M4A2) (別冊) (ガリレオ出版 グランドパワー別冊 No.13502-06 )」です
(2013年5月25日発売分)
●第2次世界大戦時におけるアメリカ軍の中戦車「M4/M4A1/M4A2」を解説した解説集及び資料写真集です【 「第2次大戦 M4シャーマン戦車 Vol.1 (M4/M4A1/M4A2)」について 】
●アメリカ陸軍は第2次世界大戦直前まで戦力及び装備状況は貧弱であり、戦車戦力は軽戦車が主体で、中戦車に至っては古い思想の「M2中戦車」が少数配備されているだけでした
●第2次世界大戦の開戦により、中戦車の戦力化を急いだアメリカ陸軍は「M2中戦車」の車体設計を流用した「M3中戦車」を開発しましたが、これはあくまでも急場を凌ぐための車両であり、ケースメート式に主砲を配置したために限定的な射界しか持っていませでした
●続いて本命の中戦車として「M4中戦車」が登場、部品の共有化による効率向上と、事故や不良により生産が滞らないように5種の車体と4種のエンジンが用意され、強大な工業力と無尽蔵な資材により大量生産が開始されます
●当初、「M4中戦車」シリーズは1車両でも充分な能力を持っていましたが、対峙するドイツ軍はより強力となり、同戦車も戦訓を取り入れ、追加装甲、湿式弾庫などの採用、そして後期型車体や76mm砲搭載型などが開発されます
●このようにマスプロ式に生産と開発が進んだ「M4中戦車」シリーズでしたが、各部品は生産工場や仕様状態の変化などから様々なタイプが存在し、これが更に一定の組み合わせとなり、一般的には個々のタイプと各パーツが分かり難いのも事実です
●本書では、「M4シャーマン戦車 Vol.1」として「M4」「M4A1」「M4A2」の3タイプを取り上げ、マニュアルに収録されていたイラストや写真とともに、各型の車体内外を解説、各型の差異が把握できる資料集です
●また、多数収録されている戦場写真は、各部隊で行われた改造や部隊のマーキングを知るための資料にもなるますので、「M4中戦車」シリーズの実像を掴むことができる一冊となっています
●なお、本書は、グランドパワー誌2002年5月号と同2002年6月号に収録されていた、「M4シャーマン」戦車の記事を抜粋して再編集したものです【 「第2次大戦 M4シャーマン戦車 Vol.1 (M4/M4A1/M4A2)」の内容目次 】
●「M4」
●「M4 コンポジットハル」
●「M4 105mm榴弾砲搭載型」
●「M4A1 75mm砲搭載型」
●「M4A1 76mm砲搭載型」
●「M4A2 75mm砲搭載型」
●アメリカ海兵隊の「M4A2 75mm砲搭載型」
●レンドリースの「M4A2 75mm砲搭載型」
●「M4A2 76mm砲搭載型」【 「第2次大戦 M4シャーマン戦車 Vol.1 (M4/M4A1/M4A2)」の内容について 】
●「M4」 (20ページ)
・ 溶接車体として計画された「M4」は、鋳造車体の「M4A1」とともに量産され、第2次大戦のヨーロッパ戦線で活躍しました
・ 鋼鈑を溶接した「M4」の車体を詳しく解説、一部が鋳造部品で製造された複合型の「コンポジット・ハル」と「105mm榴弾砲搭載型」も収録されています
●「M4A1」 (36ページ)
・ 「M4中戦車」シリーズの中で、「M4A1」は最初に量産されたタイプとなります
・ 同戦車シリーズの代表的な車体でもある「M4A1」の鋳造製車体の内外の細部を、当時のマニュアルのイラストや写真とともに紹介します
●「M4A2」 (38ページ)
・ ディーゼル・エンジンを搭載した「M4A2」はイギリスやソ連に多数供与されましたが、アメリカ陸軍では少数が運用されたのみでした
・ 「M4」と「M4A1」との大きな相違点であるディーゼル・エンジンをはじめとする動力装置はイラストと写真多数を交えて詳しく解説します
・ 後半には、アメリカ海兵隊やレンドリースとしてイギリス軍やソ連軍で使用されている「M4A2」の戦場写真が収録されています【 「第2次大戦 M4シャーマン戦車 Vol.1 (M4/M4A1/M4A2)」の奥付 】
●版型 : A4版 / ソフトカバー
●全96ページ / 図面、イラスト67点、モノクロ写真214点収録
●発行日 : 2013年6月1日
●ISBNコード : 4910135020636