米戦車兵 ベトナム戦争 #2
「米戦車兵 ベトナム戦争 #2 (レジン) (アルパイン 1/35 フィギュア No.AM35161 )」です
●「米戦車兵 ベトナム戦争 #2」です
●ベトナム戦争時におけるアメリカ戦車兵を1/35スケールで再現したレジン製組立キット【 「ベトナム戦争におけるアメリカ戦車」について 】
●インドシナ戦争の結果、フランス領だったベトナムは北ベトナムと南ベトナムとに分断され、祖国統一を目指す北ベトナムは南ベトナムに揺さぶりを掛け、南ベトナム側としてアメリカが介入したことでベトナム戦争へと発展しました
●ベトナムは南北に細長い国であり、内陸部は山岳地とジャングルが多くを占め、当初アメリカ軍は戦車に適さない土地として戦車部隊の大規模な投入は行いませんでした
●しかし、歩兵のみの行動は地形を利用した巧みな戦術を駆使し、人海戦術も多用した北ベトナム軍及び南ベトナム解放戦線の攻撃に脆弱であり、多くの損害が発生します
●このような戦場において投入された当時のアメリカ軍の主力戦車「M48A3」はその強靭さを発揮、分厚い装甲と、戦車としての火力により歩兵支援に活躍しました
●また、歩兵の足として使用された「M113」などの装甲兵員輸送車は装甲車両としての能力を示したものの防御力の弱さを露呈してしまい、地雷などにより損傷車両も多く、搭乗する兵士は地雷の損害を避けるために天板部分に乗るという事態となってしまいます
●「M48A3」自身は、もちろん地雷による被害を受けますが、致命傷を受ける車両は少なく、戦車としての防御力の高さを誇示、投入される車両数も増加し、アメリカ軍歩兵にとっての強力な支援車両として奮戦したのでした
・ 北ベトナム軍側も戦闘車両を保有していましたが、アメリカ軍の火力の前では損害を出すだけということを認識しており、戦線に投入されることは殆どなく、本格的な使用はアメリカ軍の撤退後となっています【 「米戦車兵 ベトナム戦争 #2」のキット内容について 】
●このベトナム戦時におけるアメリカ戦車兵を再現したキットで、若干リラックスした状態でハッチ部分に腰掛けているシーンが表現されています
●服装は、「野戦服」のズボンを履き、上着やシャツを脱いで肌に直接「M69ボディアーマー」を着用した姿となっています
・ 「M69ボディアーマー」は、陸軍、海兵隊共に使用していますので、陸軍の戦車兵、海兵隊の戦車兵の両方に使用できるものと思われます
●服の皺の表現はスケールに沿っており、服やボディアーマーの質感も演出、ポケットや服の縫い目などのディテールもレジンという特性を活かして繊細な彫刻でモールドされています
●フィギュアは、頭部、胴体、両腕のパーツ構成です
●頭部は、戦車ヘルメットを被った状態と、歩兵用のヘルメットを被った状態の2タイプが付属し、選択して使用します
・ 2タイプの顔自体の造りは、ほぼ同じです
・ 戦車ヘルメットのマイク部分は別パーツです
・ 戦車ヘルメットは車内における頭部の保護用として機能しかなく、耐弾性は持っていないため、状況によっては戦車兵でも歩兵用のスチールヘルメットを着用しています
●フィギュアは、ハッチ部分に腰掛け、少しリラックスした状態で佇んでいるポーズとなっています
●フィギュアは、「M48A3」の装填手ハッチに収まるように造形され、タミヤ社製「アメリカ M48A3 パットン戦車」や、サイバーホビー社製
「アメリカ M48A3 Mod.B パットン 主力戦車」との組み合わせができるようになっています
●また、座っている姿という汎用性が高いポーズですので、タミヤ社製「アメリカ M113 装甲兵員輸送車」などのベトナム戦時における各種車両との組み合わせに広く使用することができます
---------------------------------------【 「米戦車兵 ベトナム戦争 #2」のワンポイント 】
●キットは、ミリタリーフィギュアの造形の世界のトップメーカーとして名高い「アルパインミニチュア」のものであり、プロポーション、服の皺と質感表現、そして兵士の顔の造形と表情など高い品質を持ったフィギュアとなっています
●レジンという素材の特性と、型への制約の少なさを利用してフィギュアを作製、原型の良さが極力活かされています
●一方、ベトナム戦争時のアメリカ戦車兵のフィギュアは極めてアイテムが少ないのが現状です
●同キットはベトナム戦におけるアメリカ戦車兵を再現した希少なフィギュアで、上記のような同車のキットの演出に極めて効果的であり、車両上に配置するだけで、AFVモデルとフィギュアモデルとが織り成す世界観を楽しむことができることでしょう