ドイツ 15cm sFH18 重榴弾砲
「ドイツ 15cm sFH18 重榴弾砲 (プラモデル) (メリットインターナショナル 1/16 AFV No.61603 )」です
●「ドイツ 15cm sFH18 重榴弾砲」です
●第2次世界大戦時におけるドイツ軍の重榴弾砲「150mm重榴弾砲 sFH18」を1/16スケールで再現したプラスチックモデル組立てキット
●ドイツ軍に師団重砲の主力として活躍した「150mm重榴弾砲 sFH18」を再現、大スケールを活かしてその火砲としての複雑な造りと迫力ある姿を再現した内容となっています【 「150mm重榴弾砲 sFH18」について 】
●第1次世界大戦で敗北したドイツ軍は、ベルサイユ条約によって兵器の新たな開発が禁じられました
●しかし、当時世界の最先端の火砲技術を持っていたドイツ軍にとって、その開発を封じられたことはヨーロッパの情勢とその将来を考えると耐え難いことで、スウェーデンやソ連などの戦勝国以外の国で秘密裏に開発が行われました
●「150mm重榴弾砲 sFH18」も、そのような経緯の下で大型火砲のトップメーカー「クルップ」社で開発された重榴弾砲で、まだベルサイユ条約下にあった1933年に制式化されました
・ 「150mm重榴弾砲 sFH18」の「18」は、1918年に開発されたように見せかけた秘匿名称で、通常は1933年に制式化された火砲は「33」となります
●「150mm重榴弾砲 sFH18」は、開脚式の砲架により60度の射界を持つ重砲で、43.5kgの砲弾を最大射程として約13km飛ばすことが可能でした
●性能的には、当時の重砲としては優秀で、師団用の重砲として各師団へと配備、自走重榴弾砲「フンメル」の搭載砲としても活用されています
・ 各師団の砲兵連隊(師団砲兵)が持つ最大の火砲がこの「150mm重榴弾砲 sFH18」で、これ以上のクラスの火砲は、軍団もしくは軍直轄の重砲兵部隊が取り扱う兵器となります
●第2次世界大戦が開戦すると、「150mm重榴弾砲 sFH18」は軽榴弾砲「105mm榴弾砲 leFH18」と共に師団砲兵の主力火砲として活躍、ドイツ軍にとって欠かせない火砲として各戦線で広く運用され、火力支援に目覚しい働きを見せたのでした
【 「ドイツ 15cm sFH18 重榴弾砲」のキット内容について 】
●このドイツ軍の重榴弾砲「150mm重榴弾砲 sFH18」を再現したプラスチックモデル組立てキットです
●1/16スケールという大きさをにより、砲架などのディテール、揺架の内側の細部、平衡器のシリンダーの構造など解像度の高さを活かしながら、全体は1/35スケールに準じたパーツ構成により、「150mm重榴弾砲 sFH18」のメカニカルな構造と火砲としての造りを再現した内容となっています
●「150mm重榴弾砲 sFH18」と牽引リンバーのタイヤは、ホイール部分に円形の穴が開けられたタイプとなります
●「150mm重榴弾砲 sFH18」は、駐鋤部を砲脚先端部に装着した射撃状態と、駐鋤を収納して牽引リンバーと接続した牽引状態とを選択できます
●「150mm重榴弾砲 sFH18」は、「砲身部」「揺架」「砲架」「砲脚部」「牽引リンバー」の5ブロックで構成されています
【 砲身部 】
●砲身は、左右分割式です
・ 砲尾は4パーツで構成され、閉鎖ハンドルなどは別パーツです
・ 閉鎖器は3パーツで構成、開閉状態を選択できます
【 揺 架 】
●揺架は左右分割式で、内側のリベット、補強板などが再現されています
・ 揺架内側の前方に延びる棒は、補強板に合わせて4分割式となっています
・ 上部の駐退複座装置は6パーツで構成され、揺架から延びる左右の支柱は各1パーツで構成
・ 揺架(砲身)は、完成後も上下可動式とすることができます
【 砲 架 】
●砲架は、左右のブロックで構成され、これを砲脚のシャーシ部分に取り付けます
・ 左右のブロックの主要部は1パーツで構成、これに操作ハンドル、照準器、射表板などを接着します
・ 照準器は9パーツにより細かく再現
・ 平衡器は、シリンダー構造がプラパーツ、真鍮パイプ、金属バネで再現され、揺架の動きに合わせて可動します
【 砲脚部 】
●砲脚部は、左右の砲脚と中央のシャーシ部分とで構成されています
●左右の砲脚は上下分割式で、スライド式金型により側面のリベットなどが再現
・ 砲脚に装備される工具類、収納箱、剽悍棒などがパーツ化
・ 工具類は固定具が一体成型されています
●シャーシ部分は、各パネルを貼り合わせる箱組み方式で、車軸部は1パーツで再現
・ 調整ハンドル、操作レバーなどがパーツ化
●駐鋤は、各パネルを貼り合わせて作製します
・ 駐鋤は、砲脚先端部に装着した射撃状態と、砲脚中央部に取り付けた牽引状態とを選択できます
【 牽引リンバー 】
●牽引リンバーは、各フレームを貼り合わせる箱組み方式となっています
・ リーフ式サスペンションは左右各1パーツで再現
・ 牽引装置部分は上下可動式とすることができます
・ パンチング状のプレートは各1パーツで構成され、内側の支柱は別パーツです
【 タイヤ 】
●「150mm重榴弾砲 sFH18」と牽引リンバーのタイヤは、ホイール部とゴムの部分とに分割され、ゴムの部分は軟質素材です
・ ゴムの部分の表面部にはタイル状のトレッドパターンがモールド
・ 各タイヤは、金属製ビスもしくはポリキャップにより回転可動します
●各部のディテールを再現するエッチングパーツが付属しています
【 塗装とマーキング 】
●「150mm重榴弾砲 sFH18」のマーキングとして、ドイツ軍仕様となる1種類の塗装例が説明書に記載されています
●2013年 完全新金型