冬戦争
「冬戦争 (本) (イカロス出版 ミリタリー 単行本 )」です
●「冬戦争」です
●1939年に発生したソ連・フィンランド戦争と、それに使用されたフィンランド軍の兵器を解説した戦記及び兵器解説集です【 「冬戦争」について 】
●1939年11月30日午前6時50分、レニングラードに面したカレリア地峡のフィンランド軍防衛線に対してソ連軍の砲撃が開始され、続いてフィンランド中部、北部のフィン・ソ国境でもソ連軍の侵攻が始まります
●「冬戦争(Talvisota)」の勃発である
●およそ40万のソ連軍に対し、迎え撃つフィンランド軍の兵力は29万5000、しかも、小火器や砲迫、戦車、航空機に至るまで、装備の量も質も劣るなか、雪崩のようなソ連軍の猛攻を、フィンランド軍は押し止めることができるのか
●圧倒的な兵力差の下、フィンランド兵は祖国防衛という気概から粘り強い戦いを展開、森と湖が支配するフィンランドの地勢と、厳冬期という気候を利用して力で攻めるソ連軍に対して出血を強います
●また、フィンランド全軍の指揮官「マンネルヘイム」は自国の有利さと不利さを充分に熟知しており、軍事的、外交的手段によりフィンランドの全面敗北という最悪の結果を招かないように最大の努力を行いました
●本書は、第2次大戦緒戦期にソ連とフィンランドが争った「冬戦争」の全貌を、フィンランド軍の公刊史料等をもとに紐解き、戦争勃発の背景や日時単位の戦闘経過をはじめ、両軍の編制、陸海空軍の主要装備、キーマンとなった人物の評伝などを、豊富な写真、地図とともに解説します
●そして、当時のフィンランド軍の主要装備を「陸」「海」「空」共に詳細に解説、元々の自国の兵器だけではなく、捕獲兵器や援助兵器などで戦ったフィンランド軍の実体を浮かび上らせます
●第2次世界大戦という大きな戦い緒戦に発生した大国と小国との戦いの実像に迫る一冊となっています【 「冬戦争」の内容目次 】
●第1章 戦争勃発の背景と戦闘経過
・ 第1節 開戦前夜
・ 第2節 開戦
・ 第3節 反撃
・ 第4節 海の戦い
・ 第5節 空の戦い
・ 第6節 スオムッサルミの奇跡
・ 第7節 モッティ戦闘
・ 第8節 フィンランド北部での戦い
・ 第9節 カレリア地峡の危機と和平への兆し
・ 第10節 和平交渉と最後の戦い
・ 第11節 和平とその代償
●第2章 フィンランド軍の兵器と装備
・ 小銃/拳銃/機関銃
・ 対戦車兵器
・ 軽砲/中砲/重砲
・ 対空機関銃/対空機関砲
・ 沿岸砲
・ 戦車
・ 他国からの支援
・ 艦艇
・ 航空機
●第3章 関連人物伝
・ 「カール・グスタフ・エミール・マンネルヘイム」
・ 「パーヴォ・ユホ・タルヴェラ」
・ 「ヒャルマー・フリードルフ・シーラスヴオ」
・ 「リカルド・ローレンツ」
・ 「シモ・ハユハ」
・ 「カール・グスタフ・フォン・ローゼン」
・ 「アクセル・エリク・ハインリックス」
・ 「ハーラルド・ヨークイスト」
●カラーグラフ
●関連年表【 「冬戦争」の仕様 】
●版型 : A5版
●著者 : 斎藤伸生
●発行日 : 2014年2月10日
●コード : 9784863208322