T-90 鋳造砲塔
「T-90 鋳造砲塔 (レジン) (マツオカステン 1/144 オリジナルレジンキャストキット (AFV) No.MTUAFV-064 )」です
●「T-90 鋳造砲塔」です
●現用ロシア軍の主力戦車「T-90」の「鋳造砲塔型」を1/144スケールで再現したレジン製組立キット 【 「T-90 鋳造砲塔型」について 】
●1960年代中頃、ソ連軍では第2次世界大戦時の設計思想を受け継いだ「T-54/55」「T-62」とは一線を画した革新的な戦車「T-64」を開発します
●この「T-64」は、「125mm滑腔砲」(初期は115mm砲)と自動装填装置、そして複合装甲を備え、高い攻撃力と防御力を誇りましたが、一方でエンジンを中心とした機械的故障の多発と生産コストが高いという欠点を持っており、「T-64」の基本設計を継承しながらも、従来式の設計思想を採り入れた廉価版となる「T-72」が誕生しました
●この「T-72」は、ソ連のみならず東側諸国や中東の各国などに輸出され、東側を代表する戦車となります
●ところが、湾岸戦争においてイラク軍が装備していた「T-72」は、西側諸国の戦後第3世代戦車に全く太刀打ちができないという結果となり、「T-72」の評価は地に落ちてしまいます
●このため、「T-72」の本格的な改良型として登場したのが「T-90」で、「T-72」の反省から防御力を中心として戦車自体の性能を大幅に向上、爆発反応装甲を追加するなどその仕様は大きく変化しました
●この「T-90」は、「T-64」の直系の後継車両である「T-80」シリーズよりも低コストな戦車としてロシア軍において戦車部隊の主軸となりつつあり、性能の高い評価と低価格により輸出も好調となっています
●なお、「T-90」は鋳造式の砲塔を搭載しているタイプと、溶接型の砲塔を搭載したタイプ(「T-90A」としている資料もあります)との2種が存在しています【 「T-90 鋳造砲塔」のキット内容について 】
●この現用ロシア軍の主力戦車「T-90」の「鋳造砲塔型」を再現したレジン製組立キットです
●レジン成型の特性を活かし、「T-90 鋳造砲塔型」の全体のフォルムと爆発反応装甲を中心とした複雑なディテールとを、パーツ数を抑えながらシャープに再現した内容となっています
●「T-90 鋳造砲塔型」は、「砲塔」「車体」、左右の「足周り」の4ブロックで構成されています
●「砲塔」は一体成型で、これに主砲、後部の雑具箱、機銃、スモークディスチャージャーなどを取り付ける構成となっています
・ 爆発反応装甲と、前部の赤外線ライトが、砲塔に立体的な造形で一体成型されています
・ 主砲は1パーツで構成され、砲塔側の防盾には防塵カバーが成型
・ 各スモークディスチャージャーは左右の列ごとに一体成型、3層で構成されています
・ 車長ハッチ、砲手ハッチは別パーツで、開閉状態を選択することができます
・ 機銃は、機銃本体と弾薬箱、銃架で構成されています
●「車体」は、フェンダーも含めて一体成型され、サイドスカートは別パーツです
・ 車体前部の爆発反応装甲は立体的な造形で、エンジンデッキやフェンダー上のディテールが繊細にモールドされています
・ 車体後部の予備燃料タンク、軟弱地脱出用の丸太がパーツ化
●「足周り」は、車体側面パネル、転輪、履帯が一体成型されています
・ 履帯表面のパターン、裏面のセンターガイド、転輪のホイール形状などが細かく彫刻されています
●車長1体と砲手1体の合計2体のフィギュアが付属しています
・ 車長のフィギュアは、キューポラ部から後方に身を乗り出しているポーズ、砲手のフィギュアは、ハッチから上半身を出しているポーズとなります
●マツオカステン製「T-90 溶接砲塔型」をベースに、「鋳造砲塔」用に一部パーツを変更したバリエーションキット
・ 変更部分のパーツ原型は「杉本淳(スギモトカステン)」
【 「T-90 鋳造砲塔」のパッケージ内容 】
・ T-90 鋳造砲塔型 ×1
・ フィギュア ×2体
【 「T-90 鋳造砲塔」の組立て上のご注意 】
●レジン製キットですので、組立てる前にファインモールド社製「ご機嫌クリーナー 」などを使用して表面に付着している離型剤を洗い流して下さい
●また、パーツの接着には、瞬間接着剤もしくはエポキシ系瞬間接着剤を使用して下さい