エルヴィン・ロンメル
「エルヴィン・ロンメル (レジン) (アルパイン 1/16 フィギュア No.AM16024 )」です
●第2次世界大戦時におけるドイツ軍の将軍「エルヴィン・ロンメル」を1/16スケールで再現したレジン製組立キット【 「エルヴィン・ロンメル」について 】
●「エルヴィン・ロンメル」は1891年に教師の息子として誕生、1911年に20歳になった「エルヴィン・ロンメル」は部隊勤務を経て陸軍士官学校へと入学しました
●1914年、第1次世界大戦が勃発、「エルヴィン・ロンメル」は下級将校として従軍し、フランス戦線、ルーマニア戦線、イタリア戦線と転戦、世界大戦としての過酷な戦場に身を置きながらも勇猛果敢に戦闘と指揮を行い、1917年には当時のドイツ軍人としての最高位となる「プール・ル・メリット勲章」を受ける栄誉を獲得します
●第1次世界大戦での敗戦によってドイツ軍は大幅な兵力の削減が行われ、多くの軍人が職を失うこととなりましたが、「エルヴィン・ロンメル」は軍に留まることができました
●1933年に「ヒトラー」がドイツの政権を獲得、続いて1935年に再軍備化を宣言するとドイツ軍の規模は大幅に拡大、それに伴って「エルヴィン・ロンメル」は昇進を続けます
●一方で、「エルヴィン・ロンメル」は豊富な実戦経験と、戦闘に対する理論により「ヒトラー」から注目される存在となり、総統護衛部隊隊長(国防軍)を歴任、第2次世界大戦の開戦時には少将となっていました
●「エルヴィン・ロンメル」は、歩兵出身ということから歩兵の戦術に対して教育教官となる程の知識を擁していましたが、新たな兵科である機甲科に興味を示し、フランス戦では第7戦車師団の師団長となって指揮を採ります
●この第7戦車師団長時代の「エルヴィン・ロンメル」は、機甲戦力として師団の機動能力を存分に発揮、敵戦線へと深く侵入して連合軍の崩壊を招く活躍を見せ、その機動力を活かした戦い振りから神出鬼没を意味する「幽霊師団」という名でも呼ばれるようになりました
●フランス戦の終了後、北アフリカではイタリア軍によって新たな戦火が始まり、イタリア軍の窮地を救うためにドイツ軍はドイツ・アフリカ軍団を編成して派遣、その軍団長として選ばれたのが「エルヴィン・ロンメル」でした
●「エルヴィン・ロンメル」は、北アフリカの地がヨーロッパのように戦線を形成するのではなく、海戦のように部隊同士がその戦力の撃滅を狙って戦うことになることを熟知しており、北アフリカに先遣の部隊と共に到着すると補給線が延びきっていたイギリス軍を小兵力ながら攻撃、緒戦において勝利を挙げます
●続々と到着するドイツ軍部隊によって「エルヴィン・ロンメル」率いるドイツ・アフリカ軍団は進撃を続けますが、イギリス軍も増援により攻勢を行い、両軍の間でシーソーゲームが繰り広げられました
●ドイツ・アフリカ軍団のドイツ軍兵力は、3個師団程度という決して大きな兵力ではありませんでしたが、「エルヴィン・ロンメル」の巧みな指揮により連合軍は翻弄されて苦戦、連合軍ではドイツ軍は軍レベル(2、3個軍団分)の兵力を持っているという認識さえ生まれました
●また、「エルヴィン・ロンメル」は、自らの身体を酷使して前線での陣頭指揮や偵察を行い、刻々と変化する戦況に対応して的確な指揮を実施、時には連合軍を欺く罠を用意し、「エルヴィン・ロンメル」は敵味方から「砂漠の狐」と呼ばれて尊敬の目で見られたのでした
●1942年6月、ドイツ・アフリカ軍団は長期間包囲下に置き、北アフリカ戦線における障害となった要地「トブルク」を苦戦の後に占領、この戦果により「エルヴィン・ロンメル」はドイツ軍の最年少となる元帥に昇進しています
・ 当時のドイツ軍では、プロイセン時代の伝統がまだ色濃く残っており、上級位の将軍ではそのほとんどが貴族出身者で、「エルヴィン・ロンメル」のような一般層の出身者は稀でした
●しかし、北アフリカ戦後期になると連合軍の物量の前にドイツ・アフリカ軍団は苦戦、その戦力の差と物量の違いは「エルヴィン・ロンメル」の作戦指揮能力だけではどうしようもない状態となります
●1943年3月、ドイツ・アフリカ軍団は北アフリカの東西から攻めるようになった連合軍によりチュニジアへと追い詰められ、「エルヴィン・ロンメル」は心労により解任となって本国へと帰還、5月にはそのドイツ・アフリカ軍団の残存戦力は降伏しました
●「エルヴィン・ロンメル」は回復した後に、フランスに上陸を行う連合軍に対する戦力として編成、配備されたB軍集団の司令官に任命、連合軍がノルマンディに上陸した後には反撃の指揮を行いますが連合軍機の機銃掃射によって負傷します
●負傷して入院中に、「ヒトラー」暗殺計画に加担したという嫌疑が浮上、毒を仰いで軍人としての最期を遂げたのでした【 「エルヴィン・ロンメル」のキット内容について 】
●この北アフリカ戦線における「ロンメル将軍」を再現したレジン製組立てキットです
●優れたフィギュア造形力により、ユーザーから高い評価を受けているアルパインミニチュア社の製品で、デッサン力、表情、服の皺の表現、細部など、フィギュアモデルの魅力が凝縮された内容となっています
●キットは1/16というビックスケールにより「ロンメル将軍」を再現、同スケールを活かして顔の作りと表情、服や装備品のディテールなどが豊かに表現されています
●フィギュアは、北アフリカ戦線において実際に撮られた写真をベースに造形され、戦線付近において両手を後ろで組んで立ち、前方を凝視しているポーズとなっています
●服装は、オーバーコートを着用、首にはマフラーを巻き、将校帽を被った姿です
●頭部は、将校帽を被った状態と、将校帽にゴーグルを付けた状態との2種が付属、選択して使用します
・ 顔の部分は同じ表情のパーツで、将校帽のみが異なります
●フィギュア原型:辻村聡志(六治郎)氏【 「エルヴィン・ロンメル」のパッケージ内容 】
・ ロンメル将軍 ×1
・ ヘッドパーツ ×2 (フィギュアに使用するヘッド×1を含む)