海上自衛隊 潜水艦建艦史
「海上自衛隊 潜水艦建艦史 (本) (イカロス出版 軍用艦 No.86320-875 )」です
●「海上自衛隊 潜水艦建艦史」です
●海上自衛隊の潜水艦の建造史と、世界トップレベルの性能を持つようになった性能向上への軌跡を追った解説本です
【 「海上自衛隊 潜水艦建艦史」の概要について 】
■世界最高峰の性能を誇る 静かなる鉄鯨たち 世界一流の技術を誇る、日本の潜水艦の歴史を紐解く!
●日本は実験船として原子力を動力とした船が1隻のみ造られましたが、世界で唯一の被爆国ということもあり、国の方針として原子力船は建造しない政策が採られました
●ただし、世界の趨勢としては、燃料補給がほぼ不必要で、酸素を消費しない原子力は潜水艦の動力に適しており、各国が建造、遠洋型の潜水艦を中心に潜水艦戦力の中核を占めるようになっています
●一方、潜水時にバッテリーで航行を行う通常動力型潜水艦は、原子力潜水艦と比べて静寂性が高いという長所を持っていることから隠密性に勝り、防御用や沿岸用の潜水艦として広く運用されています
●海上自衛隊の潜水艦は、上記のように原子力潜水艦が保有できないため、通常動力の範囲で究極の性能を求め、その結果現在では世界の通常動力型潜水艦の中でも世界最高レベルを誇る性能を持つようになりました
●わが国の潜水艦の歴史は、敗戦によって一度は途絶え、戦後に米海軍の貸与艦を経て再スタート、以来約60年、そのときどきの新技術を盛り込み、独自の進化を遂げてきました
●そして今、にわかに緊張の高まる日本近海の護りとして、海上自衛隊の潜水艦の保有数は従来の16隻から22隻態勢となることが決まり、さらなる能力の向上も図られています
●本書は海自が初めて保有した潜水艦「くろしお」、戦後初の国産潜水艦「おやしお型」から最新の「そうりゅう型」への進化、潜水艦運用に不可欠な「ちはや」(初代)に始まる潜水艦救難艦、潜水艦救難母艦に至るまで、日本の潜水艦建艦史のすべてを網羅して解説
●同時に、海自潜水艦の前史となる帝国海軍の潜水艦についても辿り、日本における潜水艦の建造史とその苦闘の歴史に迫り、解説します
【 「海上自衛隊 潜水艦建艦史」の内容目次 】
●第1章 国産潜水艦への道 ~ゼロからの再スタート
・ 「くろしお」「おやしお」
●第2章 試行錯誤の時代 ~ターゲットサービスからの脱却
・ 「はやしお型」「なつしお型」「おおしお」「あさしお型」
●第3章 涙滴型潜水艦の完成 ~世界レベルへの道
・「うずしお型」「ゆうしお型」「はるしお型」
●第4章 通常動力型潜水艦の頂点へ ~潜水艦対潜水艦の時代
・ 「おやしお型」「そうりゅう型」
●第5章 潜水艦を支えた艦艇 ~潜水艦救難艦と直轄艦
・ 「ちはや」(初代)「ふしみ」「ちよだ」「ちはや」など
●第6章 潜水艦の基礎知識 ~海上自衛隊の潜水艦あれこれ
●別章 日本海軍潜水艦史 ~海上自衛隊以前の潜水艦小論
●巻末資料 海上自衛隊潜水艦オールカタログ
・ 海上自衛隊潜水艦部隊の推移
【 「海上自衛隊 潜水艦建艦史」の奥付 】
●版型 : A5版 / ソフトカバー
●全234ページ
●著者 : 勝目純也
●発行日 : 2014年5月1日
●ISBNコード : 9784863208759