ベルリン市街戦 フィギュアセット
「ベルリン市街戦 フィギュアセット (プラモデル) (ペガサスホビー 1/72 ミリタリーミュージアム No.7228 )」です
●第2次世界大戦末期のベルリン戦におけるドイツ軍の兵士及び準軍事組織構成員など39体を1/72スケールで再現したプラスチックモデル組立てキット
●ベルリンの市街のガレキの中において死闘を繰り広げているシーンが再現されています
【 「ベルリン戦」について 】
●第2次世界大戦時におけるベルリンは、ヨーロッパ最大の都市であり、ドイツ第3帝国の首都としての様々な施設をはじめ、多くの住宅がひしめいていました
●1945年3月、ヒトラーの命令によりドイツ軍の主力はハンガリー方面に投入、東部戦線方面のベルリン前面部には弱体な兵力しか展開しておらず、これを突破したソ連軍がベルリン市街に突入しベルリン攻防戦が開始されます
●ベルリンを守るドイツ軍は、前線に展開していた部隊の敗残兵や、少数の増援部隊や留守部隊、召集された国民突撃隊やヒトラーユーゲントなどを含めて10万名以上の兵力を抱えていましたが、その実体は雑多な部隊の寄せ集めであり、砲兵などの支援部隊も極僅かで、戦闘能力は限られたものでした
●しかし、この寄せ集めのドイツ軍はガレキや建物という防壁を利用しながら死闘を繰り広げ、「パンツァーファースト」や小火器を中心に必死の抵抗を行い、ソ連軍に大きな出血を強いたのでした
【 「ベルリン市街戦 フィギュアセット」のキット内容について 】
●このベルリン戦におけるドイツ軍の兵士及び準軍事組織構成員などを再現したプラスチックモデル組立てキットです
●ベルリン戦におけるドイツ軍の兵士及び準軍事組織構成員などを再現、欧米メーカーのミニスケールのフィギュアに準じた、良好なデッサンによりドイツ兵士を捉えたハイディテールかつ表情豊かな内容となっています
●このような、ミニスケールのフィギュアは軟質のプラスチック製素材で成型されたものが主流で、本キットでもそれに準じた素材で成型されていますが、従来の軟質プラスチック製素材よりも材質が硬く、パーティングラインの処理が行いやすくなっています
●フィギュアの内訳は、ドイツ軍兵士23体、国民突撃隊員7体、ヒトラーユーゲント4体、女性補助員4体、ヒトラー1体の合計39体です
●各フィギュアの服装は
・ ドイツ軍兵士フィギュアは、「野戦服」もしくは「オーバーコート」を着用、ブーツを履き、ヘルメットもしくは「規格帽」を被った姿です
・ 国民突撃隊員のフィギュアは、「オーバーコート」を着用、帽子を被った姿
・ ヒトラーユーゲントのフィギュアは、「野戦服」を着用、短靴を履き、「規格帽」を被った姿です
・ 女性補助員のフィギュアは、制服もしくは私服を着用、スカートを履き、無帽もしくは帽子を被った姿です
・ ヒトラーのフィギュアは、「オーバーコート」を着用して、制帽を被った姿となります
●服の皺の表現はスケールに沿って再現されており、ポケットや服の縫い目、ボタンなどの細部も繊細かつシャープに彫刻して再現されています
●各フィギュアは、胴体、片腕のパーツ構成となっており、一部のフィギュアは一体成型のパーツで再現
●戦闘中のシーンを中心にポージングされています
・ ライフルや機関銃などの小火器類も、フィギュアに一体成型されています
・ 小火器のスリングベルトも再現
・ 水筒や雑嚢、マガジンポーチ、ガスマスクケースなどの装備品が立体感ある造形により再現
・ フィギュア用の小型ベース(×6)が付属しています
●アクセサリーパーツとして、「パンツァーファースト」(×3)、「モーゼル Kar98k ライフル」(×5)、「VG-1-5 サブマシンガン」(×1)、無線機(×1)が付属(フィギュアに装備する小火器とは異なります)
●また、ベルリン戦を演出する、ガレキを再現した小型ベース(×3)、レンガの壁面とガレキを再現した中型ベース(×1)が付属しています
【 「ベルリン市街戦 フィギュアセット」のフィギュアのポージングについて 】
●ドイツ軍兵士フィギュア
・ 拳銃を片手に持って身を屈めながら前進しているポーズ(将校) ×1
・ ライフルもしくはサブマシンガンを片手で持って身を屈めながら前進しているポーズ ×4
・ 片膝を付いた姿勢で、ライフルを射撃しているポーズ ×3
・ 両膝を付いた姿勢で、アサルトライフルを射撃しているポーズ ×3
・ 片膝を付いた姿勢で、アサルトライフルもしくは「パンツァーファースト」を両手で持っているポーズ ×3
・ 立った姿勢で、ライフルもしくは「パンツァーファースト」を射撃しているポーズ2種 ×各2
・ 伏せた姿勢で、アサルトライフルを射撃しているポーズ ×2
・ 銃弾を受けて倒れているポーズ ×2
●国民突撃隊員のフィギュア
・ ライフルもしくは「パンツァーファースト」を片手で持って身を屈めながら前進しているポーズ ×4
・ 立った姿勢で、「パンツァーファースト」を射撃しているポーズ ×1
・ 銃弾を受けて倒れているポーズ ×2
●ヒトラーユーゲントのフィギュア
・ 片膝を付いた姿勢で、両手でライフルを持ったポーズ ×1
・ 片膝を付いた姿勢で、両手で「パンツァーファースト」を持ったポーズ ×1
・ ヒトラーから叙勲されるために直立不動で立ったいるポーズ2種 ×各1
●女性補助員のフィギュア
・ 片手にサブマシンガンもしくは「パンツァーファースト」を持って身を屈めているポーズ ×2
・ 立った姿勢で、片手で拳銃を射撃しているポーズ ×1
・ 片膝を付いた姿勢で、受話器を持って通話しているポーズ ×1
●ヒトラーのフィギュア
・ 立った姿勢で、片手を出して握手しているポーズ ×1
【 「ベルリン市街戦 フィギュアセット」のパッケージ内容 】
・ ドイツ軍兵士及び準軍事組織構成員フィギュア ×39
・ パンツァーファースト ×3
・ モーゼル Kar98k ライフル ×5
・ VG-1-5 サブマシンガン ×1
・ 無線機 ×1
・ 小型ベース ×6
・ 小型ジオラマベース ×3
・ 中型ジオラマベース ×1
●2014年完全新金型
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【 「ペガサスホビーのミニスケールフィギュア」について 】
●ミニスケールのAFVモデルは車両のキットが中心となっており、フィギュアのキットは極めて少ないのが現状となっています
●しかし、車両とフィギュアという組み合わせは、AFVモデルのスタンダードとなる1/35スケールではもちろん、1/72や1/76のようなミニスケールではより組み合わせが行いやすく、さらにジオラマ展開を行うための必需品として欠かせないものです
●ミニスケールのフィギュアとしては、欧米のメーカーを中心にウォーゲームなどで使用するような、軟質のプラスチック素材で構成されたキットが古くから存在し、素材の特性から金型上の制約が少く、通常の硬質のプラスチック素材によるフィギュアよりも、細かなディテールで再現されています
●ところが、このような軟質のプラスチック製のフィギュアは、素材の特性から塗料が定着し難いのが欠点で、このようなハイディテールのフィギュアを活かすのは難しいものとなっていました
●ペガサスホビー社のフィギュアキットは、フィギュアとしてのデッサン、ディテールなどは従来の軟質のプラスチック製のフィギュアの特性を受け継いだハイディテールな造形となっておりながら、使用されている素材は通常の硬質のプラスチック素材に準じたものが使用されています
●ミニスケールのフィギュアながら、ディテール表現は細かく、「モーゼル Kar98k ライフル」や「MP43 アサルトライフル」など小火器の違いがはっきりと分かります
●また、「パンツァーファースト」を射撃しているフィギュアは、その照門が立っている状態を再現しているなど、心憎い表現となっています
●ただ、軟質であることは変わりなく、小火器類のパーツをまっすぐにする工夫は必要となります
●このフィギュア単体でジオラマとするのもヨシ、ミニスケールの車両の脇に立たせて雰囲気を演出するのもヨシ、車両やストラクチャーなどと組み合わせて箱庭的なジオラマ展開を楽しむのもヨシと、ミニスケールならではのフィギュアとして広い楽しみ方ができることでしょう