世界の戦車 メカニカル大図鑑
「世界の戦車 メカニカル大図鑑 (本) (大日本絵画 戦車関連書籍 No.23136 )」です
●「世界の戦車メカニカル大図鑑」です
●第1次世界大戦から現在までの近代戦車と、そして古代から中世にかけて作られた古代戦車をも含まれた世界の戦車をイラストを交えて解説した戦車図鑑です
【 「世界の戦車メカニカル大図鑑」の概要 】
TANK(タンク)と呼ばれる近代戦車の登場、第2次世界大戦をはさんでの発達から21世紀のMBT(メイン・バトル・タンク)までを一挙紹介!
●古来より馬車仕立ての戦車はチャリオットと呼ばれ、ローマ帝国をはじめとする大国で使われていましたが、それとは別に木や鉄で全体を覆った戦車も古代から中世にかけて作られています
●近代に入って、ガソリンエンジンをはじめとする内燃機関の発達と、履帯、あるいは無限軌道と呼ばれる走行装置の発明により第1次世界大戦にはじめて登場したのがタンクと呼ばれる近代戦車でした
●第1次世界大戦時の戦車は、自動車を始めとする機械工作技術が低かったことから、歩兵のスピードに合わせて行動するのも困難であり、戦車としての形態も試行錯誤が行われていたため様々な姿の車両が登場し、陸上戦闘における決定力には至りませんでした
●第1次世界大戦後も、暫くは戦車の黎明期として様々な戦車が登場しましたが、その能力は低く、第2次世界大戦直前となると、戦争への気運と高まりから一挙に戦車技術が向上して行きました
●第2次世界大戦では、この戦車という兵器は地上戦における重要な役割を占めるようになり、機動戦の中核となって活躍、戦車がなくては第2次世界大戦を語れない程の重要な兵器へと成長しました
●戦後になると、主砲の威力向上と、防御力の強化を中心に戦車はより発展、当初は避弾経始を考慮した曲線を基調としたフォルムでしたが、強力な防御力を持つ複合装甲の開発時期を迎えると、戦車の姿は平面を基調としたものへと移り代わっています
●この複合装甲の採用で、現テクノロジー下では頂点を極めたように見えた戦車ですが、その後も情報処理能力の付加などによりさらなる高みへと進んでおり、現代の戦車はハイレベル、ハイスペックの戦闘車両として確固たる地位を占めています
●「世界の戦車メカニカル大図鑑」では、現代まで至る戦車史を、ミリタリーイラストレーターの第一人者で、その知識に関しても深い造詣を持つ「上田信」氏によるイラストと解説により年代別、国別に紹介、有名な戦車はもとより、マイナーな戦車まで、詳しく解説します
●個々の戦車のイラストだけではなく、その構造を解剖したイラストも掲載、戦車史を踏まえながらその構造の変遷を辿ることができます
●また、「図鑑は初心者向けでは?」というのは大きな誤りです
●「上田信」氏による実車の特徴を捉えたイラストと短いながらもポイントを押さえた解説により、その内容は濃く、それでいて読みやすく、初心者からベテランまで楽しみながらその知識を把握することができるでしょう
●あるようでなかった、世界の戦車と戦車史を網羅した図鑑となる「世界の戦車メカニカル大図鑑」、「戦車はあまり知らなくて」という人から、戦車に関して詳しい人にとっても「気軽にパッと見てその戦車の知識を得る」資料本として傍らに揃えておきたい一冊となっています
●なお、本書は1997年にグランプリ出版から刊行された「戦車メカニズム図鑑」を増補改訂したものとなります
【 「世界の戦車メカニカル大図鑑」の内容目次 】
●第1章 古代戦車から近代戦車の出現まで
・ 古代から中世の戦車
・ ヨーロッパ中世の戦車
・ 動力機関の登場
・ キャタピラの発明
●第2章 動くトーチカ 第1次世界大戦
・ イギリスの戦車 近代戦車の登場
・ マークA~Dと8型
・ イギリスの特殊戦車
・ ドイツの戦車
・ フランスの戦車
・ アメリカ・イタリアの戦車
●第3章 軍縮機運のなかの探求 大戦間の戦車
・ ビッカース戦車
・ 重戦車の開発とクリスティーのアイディア
・ 大戦間の流行~豆戦車と軽戦車
・ 第2次世界大戦直前の各国戦車
●第4章 機甲部隊の登場 第2次世界大戦
<ドイツの戦車>
・ 1号戦車
・ 2号戦車
・ 3号戦車シリーズ
・ 4号戦車シリーズ
・ 3号戦車の進化
・ 4号戦車の進化
・ 5号戦車パンターシリーズ
・ パンターG型 (Sd.Kfz. 171)
・ ティーガー1重戦車 (Sd.Kfz. 181)シリーズ
・ 6号戦車E型 ティーガー 1の構造
・ ティーガー 2 重戦車 (Sd.Kfz.182 キングタイガー)
・ 6号戦車B型ティーガー2の構造
・ 3号突撃砲の細部
・ 3号突撃砲と4号突撃砲 (Sd.Kfz. 167)
・ 軽駆逐戦車
・ 駆逐戦車
・ 超重戦車
・ ドイツ主力戦車の砲尾
・ ドイツ戦車の車載機銃
・ ドイツ戦車の車外搭載物 (OVM)
<イギリスの戦車>
・ キャリアと軽戦車
・ 歩兵戦車マチルダとバレンタイン
・ チャーチル歩兵戦車
・ 巡航戦車
・ 重戦車と自走砲
<アメリカの戦車>
・ 軽戦車の発達
・ M24とT95
・ M3中戦車
・ M4シャーマン中戦車シリーズ
・ 歩兵支援戦車M4A3E2「ジャンボ」
・ M4A3E8(76)W シャーマン(イージーエイト)
・ 構造にみるM4中戦車の変遷
・ M4A3の構造
・ M4中戦車の装備品
・ M4A3改造特殊戦車
・ アメリカの駆逐戦車と重戦車M26
・ アメリカの自走砲
<ソ連の戦車>
・ 軽戦車
・ ソ連の中戦車 (WW2)
・ ソ連の重戦車
・ T-34 中戦車シリーズ
・ T-34/85
・ T-34のディテール
・ T-34の構造
・ T-34の内部
・ ソ連戦車の特殊な車外品の例
・ KV重戦車シリーズ
・ KV-2・KV-85
・ SU-152(1943)KVシリーズの足廻り
・ JS-2(IS-2)スターリン重戦車
・ JS-3重戦車 (JS-2との構造比較)
・ ソ連の自走砲
・ JSU自走砲シリーズ
<日本の戦車>
・ 日本の戦車の発達
・ 95式軽戦車ハ号
・ 97式中戦車
・ 1式中戦車
・ 軽戦車
・ 大戦中の日本の中戦車
・ 日本の自走砲と内火艇
<フランスの戦車(WW2)>
<イタリアの戦車(WW2)>
<W.W.2の各国戦車>
●第5章 主力戦車の登場 大戦後から東西冷戦期
<アメリカの戦車>
・ 第2次世界大戦後の新開発戦車
・ M48パットン中戦車シリーズ
・ M103とM60
・ M60主力戦車シリーズ
・ M1エイブラムス主力戦車
<ソ連の戦車>
・ T-62までの主力戦車
・ T-72主力戦車シリーズ
・ 2系統になったソ連のMBT
・ T-80主力戦車シリーズ
・ T-72のアップデートとT-90
・ ソ連の特殊戦車
<ドイツの戦車>
・ レオパルド戦車
・ レオパルド1 主力戦車の構造
・ レオパルド2の構造
<イギリスの現代戦車>
・ センチュリオンとコンカラー
・ チーフテンとチャレンジャー
<フランスの現代戦車>
<陸上自衛隊の戦車>
・ 61式戦車
・ 74式戦車
・ 90式戦車
・ 90式戦車のメカニズム
<イスラエルの戦車>
・ メルカバ
<各国の現代戦車>
<中国の現代戦車>
●第6章 装甲車両
・ 現代の自走砲 (1) アメリカ
・ 現代の自走砲 (2) イギリスとドイツ
・ 現代の自走砲 (3) その他各国
・ M2/M3戦闘車 (アメリカ)
・ 装甲兵員輸送車 「M113」 (アメリカ)
・ アメリカの装軌式揚陸車両
・ ソ連の装甲車両
・ ドイツの歩兵用戦闘車両
・ イギリスの装甲戦闘車 スコーピオンシリーズ
・ 陸上自衛隊の装甲車両
・ 各国の歩兵戦闘車と装甲兵員輸送車
・ 対空戦車 (WW2)
・ 現代の対空戦車
・ ゲパルト対空自走砲
・ 西欧の自走対空ミサイルシステム
・ ソ連/ロシア軍の対空兵器
・ 第2次世界大戦の対戦車兵器 (ドイツ対連合軍)
・ 対戦車車両
・ 多様な対戦車兵器
・ 最新鋭対戦車攻撃システム
・ W.W.2の各国戦車の装甲と戦車砲比較
・ 現代戦車砲弾の種類
・ 中東戦争における戦車隊の戦法
●第7章 その他の特殊戦車 第2次世界大戦~現在
・ 工兵用戦車
・ チャーチル AVRE
・ 戦車回収車
・ 架橋戦車
・ アメリカ軍の地雷処理
・ 火炎放射戦車
●第8章 21世紀の戦車
・ M1エイブラムスの進化
・ レオパルト2の進化
・ チャレンジャー2の進化
・ ルクレールの進化
・ メルカバの進化
・ 2000~2010年代に登場した各国MBT
・ T-95の挫折とT-90の進化
・ 10式戦車
・ 装輪式戦闘車の台頭
・ ストライカー旅団
●戦争と戦車 イラストでみる世界の戦車の発達と戦術
●巻末付録 戦車兵の軍装 WW1~21世紀まで
【 「世界の戦車メカニカル大図鑑」の奥付 】
●著者 : 上田信
●版型 : AB版 / ソフトカバー
●全336ページ / オールモノクロページ
●発行日 : 2014年8月9日
●ISBNコード : 9784499231367