アメリカ戦車 M4A3E8 シャーマン イージーエイト (人形4体付き)
「アメリカ戦車 M4A3E8 シャーマン イージーエイト (人形4体付き) (プラモデル) (タミヤ スケール限定品 No.25175 )」です
●第2次世界大戦末期におけるアメリカ軍の主力中戦車である「M4A3E8」を1/35スケールで再現したプラスチックモデル組立キット
●「M4」シリーズの最終完成形とも言える「M4A3E8」を再現、鈍重で武骨のイメージを持つ短砲身型「M4」に対して、「HVSS」サスペンションによる安定感のある足周りと、長砲身砲による均整の取れたフォルムとにより大きく変貌した姿を表現した内容となっています
●アスカモデル社製「M4A3E8 シャーマン イージーエイト w/T66 トラック」をベースに、タミヤ社製「アメリカ M4A3 シャーマン 75ミリ砲搭載・後期型 (前線突破)」「アメリカ M4A3 シャーマン 105mm榴弾砲搭載型 (突撃支援)」に付属している4体のフィギュアなどをパッケージしたスポット生産品となります
・ 車両、フィギュアを単品で揃えるよりも価格的にお得な内容となっています
【 「M4A3E8 シャーマン イージーエイト」について 】
●第2次世界大戦が勃発し、 それまでの戦車後進国であるアメリカは、その工業生産力を背景に急速に戦車戦力の拡充が図られました
●1942年から量産に入った「M4中戦車」シリーズは、そのアメリカ工業力のシンボル的存在で、エンジンの供給の関係から各型に区別して大量に生産が行なわれ、アメリカ軍内だけではなく、イギリス連邦軍やソ連軍にも供与され、連合軍の反攻の象徴ともなりました
●一方、1944年6月ノルマンディに上陸したアメリカ軍は、ドイツ軍の強力な「タイガー」や「パンター」に遭遇、「M4中戦車」シリーズが装備する「75mm戦車砲」では勝負にならないことを身を持って体験します
●もちろん、北アフリカ戦やイタリア戦において「タイガー」戦車に遭遇していたものの、「タイガー」や「パンター」がドイツ軍内において希少な存在であるという誤った認識から、火力強化型の「76mm戦車砲」を搭載したタイプが開発された程度で、その配備は遅々としたものでした
●ノルマンディ戦に参加した現地部隊からは、「76mm戦車砲」搭載型の配備を望む声が大きくなり、1944年8月から開始された「コブラ作戦」では「76mm戦車砲」を搭載した最初のタイプ「M4A1(76)」が登場、以後「M4A3」にも「76mm戦車砲」が搭載されたタイプが作られ、部隊に配備されました
●ただ、この「76mm戦車砲」を搭載したタイプは、その砲塔が大型化し、その分重量が増したために機動力の低下が憂慮されました
●このため、まず従来のサスペンションスプリングを縦置きに配置する「VVSS」サスペンションに替わり、スプリングを横置きにする「HVSS」サスペンションが開発されます
●この「HVSS」サスペンションは、スプリングを大型化することが可能で、またスプリングのストロークが長く、良好な地形追従能力を示しました
●新型サスペンションに合わせ、履帯も幅広の16.5インチ(42cm)のタイプを装備、パワーアップされたエンジンにより高い機動力を発揮することができました
●この「HVSS」サスペンションを装備した「M4A3」は「M4A3E8」と呼ばれ、1944年の12月に始まった「バルジの戦い」から実戦に投入され始め、高い機動力と「76mm戦車砲」の火力(この頃から貫徹能力の高い高速徹甲弾「HVAP」が配給され始める)により前線の将兵からは高い評価を受けています
●「M4A3E8」は1945年9月までに2539輌が生産され、ヨーロッパでの最後の勝利に貢献したほか、第2次大戦後も朝鮮戦争において国連軍戦車部隊の一翼として奮戦し続けたのです
【 「アメリカ戦車 M4A3E8 シャーマン イージーエイト (人形4体付き)」のキット内容について 】
●このアメリカ軍の中戦車「M4A3E8(イージーエイト)」を再現したプラスチックモデル組立キットです
●アスカモデル社のリサーチ力と実車への深い造詣、そして高い成型技術により「M4A3E8」を再現、過度に細部重視に偏ることも無く、ディテールのポイントを押さえながらも、作りやすさも考慮された非常にバランスの取れた高品質な内容となっています
●アスカモデル社の高い成型技術により、細部のディテールが再現されており、車体の溶接跡、シリアルナンバー、砲塔の鋳造肌なども繊細なモールドにより表現されています
●また、最近のニューキットと比べて履帯パーツを除くとパーツ数は抑えられ、同社らしくカッチリとした造りで組みやすい内容となっています
●「M4中戦車」シリーズのディテールアップポイントでもあるライトガードは、プラパーツとエッチングパーツが用意され、好みにより選択して使用することができます
・ ペリスコープガードを再現するエッチングパーツが付属しています
●「M4A3E8」は、「砲塔」「車体上部」「車体下部」の3ブロックで構成されています
【 砲 塔 】
●砲塔は、「M4A3E8」に装備された小判型の装填手ハッチを持つタイプを再現、表面にはアメリカ戦車らしい平滑な鋳造肌が微細なモールドで再現されています
●「76mm戦車砲」の砲身は左右分割のパーツで構成
・ マズルブレーキの装備の有無を選択することができます
・ マズルブレーキは、3つに分割されたパーツで構成、内部構造も再現されています
・ 防盾は一体成型のパーツで再現
・ 防盾(砲身)は、基部にポリキャップを内臓させることで、上下に可動させることができます
●砲塔部は、「M4A3E8」の鋳造構造の分割ラインに合わせた上下分割のパーツで構成
・ 装填手ハッチは別パーツ化され、開閉状態を選択することができます
・ 砲塔側面の排莢ハッチは別パーツ化され、開閉状態を選択できます
・ ベンチレーターカバーは別パーツ化され、後方の「M2 重機関銃」の固定具も正確に再現されています
・ 車長用の直接照準器も別パーツ化されています
●車長キューポラは、通常の成型色のパーツとクリアパーツとが用意され、選択して使用できます
・ クリアーパーツを利用することにより、ビジョンブロックのガラス部の表現がよりリアルとなるでしょう
・ 車長ハッチは開閉状態を選択することができます
●「M2 重機関銃」は、インジェクションキットとしては、非常に高いレベルで再現されています
・ 銃身は、銃身交換用の把手が付いた場合と、付いていない場合とが選択できます
・ 銃口は開口処理されています
・ 特徴的な放熱筒は、スライド式金型により放熱口の位置が正確に表現され、貫通した状態で成型されています
・ 機関部の蓋は別パーツ化され、開閉状態を選択することができます
・ コッキングハンドルは別パーツ化されています
・ 弾帯が付属
【 車体上部 】
●車体上部は、角型の車体に大きなエンジングリルを持つ「M4A3E8」の車体レイアウトを再現、後部の排気用のディフレクターもきっちりと再現されています
●「M4A3E8」の車体上部はエンジンデッキ部分を除き、一体成型のパーツで再現されています
・ 車体前部のベンチレーターは別パーツ化されています
・ 操縦手ハッチ、前方機銃手ハッチは別パーツで構成され、開閉状態を選択して組立てることができます
・ 後方のディフレクターは6分割されたパーツで再現され、開閉状態が選択可能です
・ 後方の荷物ラックは開閉状態が選択できます
●「M4A3E8」の車体前後のライトガード及びホーンガードは、プラパーツとエッチングパーツとを選択して使用することができます
・ 前照灯のガラス部を再現するクリアパーツが付属
・ ホーンは2分割式で、ラッパ状の形状が再現されています
●「M4A3E8」のエンジンデッキ部分は前後分割式で、エンジングリル部は別パーツ化されています
●前部フェンダー及びサイドフェンダーは車体とは別パーツとなっています
・ サイドフェンダーには、スカート取り付け穴がモールドされています(スカートはキットには含まれていません)
【 車体下部 】
●「M4A3E8」の車体下部は各パネルを貼り合せる箱組み式となっています
・ 各パネルには貼り合わせ用のガイドがモールドされ、歪みなく組立ができるように配慮されています
・ 車体下部前面のデファレンシャルカバーはワンピース型、肉厚を増したシャープノーズタイプが再現されています
●「水平懸架式サスペンション(HVSSサスペンション)」のユニットは10以上のパーツにより細かく再現されています
・ サスペンションユニットは可動式として組立てることが可能です
・ 下部転輪、起動輪、誘導輪は可動させることができます
【 履 帯 】
●履帯は、1枚ずつ分割された連結可動式履帯となっています
・ 履帯は、シングルピン式の「T66」履帯が再現されています
・ 履帯1枚(履板)は上下2分割式で、挟み込むようにして各履板を繋ぎ合わせて行く方式となっています
【 アクセサリーパーツ 】
●アクセサリーパーツが付属しています
・ ジェリカン ×2
・ 水用ジェリカン ×2
・ 重機関銃用弾薬箱 ×2
【 フィギュア 】
●アメリカ軍歩兵を再現したフィギュアが4体付属しています
・ フィギュアは、タミヤ社製「アメリカ M4A3 シャーマン 75ミリ砲搭載・後期型 (前線突破)」「アメリカ M4A3 シャーマン 105mm榴弾砲搭載型 (突撃支援)」などに付属している歩兵フィギュアを抽出したのもとなります
●冬季において戦闘中のシーンが表現されています
・ フィギュアの内訳は、BAR射手1体、小銃手3体の合計4体です
・ 服装は、フィギュアごとに異なっており、第2次世界大戦後期における冬季での服装が表現されています(各フィギュアの服装の詳細は下記を参照して下さい)
・ 服の皺の表現はスケールに沿っており、服の縫い目などの細部はシャープなモールドで彫刻されています
・ フィギュアは、頭部、胴体、両腕、両足のパーツ構成です
【 各フィギュアのポージング 】
●BAR射手のフィギュアは、片手に「BAR自動小銃」を持ち、もう一方の手でヘルメットを押さえながら駈けているポーズ
・ 服装は、「M1943 フィールドジャケット」とマフラーを着用、布製レギンスを履いた姿です
●小銃手は、立った姿勢で射撃をしているポーズ
・ 服装は、オーバーコートを着用し、布製レギンスを履いています
●小銃手は、両手でライフルを持ち、姿勢を低くして駈けているポーズ
・ 服装は、防寒ジャケット、マフラーを着用、革製レギンスを履いています
●小銃手、立った姿勢で物陰に隠れ、ライフルを下方に構えて警戒しているポーズ
・ 服装は、オーバーコートを着用し、革製レギンスを履いています
●アメリカ軍歩兵用の装備品を再現したタミヤ社製「アメリカ歩兵装備品セット」のランナーが1枚付属、フィギュアの装備品は同ランナーを使用します
< アメリカ歩兵装備品セットランナー>
・ M1 ガーランド ライフル ×2
・ M1 ガーランド ライフル (小銃擲弾付き) ×1
・ BAR自動小銃 ×1
・ M1A1 トンプソン サブマシンガン ×1
・ M1 カービン ×1
・ ヘルメット ×6
・ 拳銃ホルスター ×2
・ 水筒 ×6
・ 銃剣 ×6
・ 携帯シャベル ×4
・ 背嚢 ×2
・ 背嚢に装着する携帯シャベル ×2
・ 手榴弾 ×4
など
●前照灯のガラス部やペリスコープ、車長キューポラなどを再現するクリアーパーツが付属しています
●ライトガード、ペリスコープガードを再現するエッチングパーツが付属
【 「M4A3E8 シャーマン イージーエイト」の塗装とマーキング 】
●「M4A3E8」のマーキングとして、アメリカ軍仕様となる5種類の塗装例が説明書に記載されています
・ 第5機甲師団 (ドイツ / 1945年4月)
・ 第2機甲師団 第66戦車大隊 (ベルギー・トゥーヴェン / 1945年2月)
・ 第4機甲師団 第35戦車大隊 (ベルギー・バストーニュ / 1945年2月)
・ 第8機甲師団 (ドイツ・キルヒヘレン / 1945年3月)
・ 第8機甲師団
●説明書の塗装例に基づく国籍マーク、部隊番号、車台番号などを再現したデカールが付属
【 「アメリカ戦車 M4A3E8 シャーマン イージーエイト (人形4体付き)」のパッケージ内容 】
・ アメリカ陸軍 中戦車 M4A3E8 ×1
・ アクセサリーパーツ 一式
・ 歩兵フィギュア ×4体
・ アメリカ歩兵装備品セットランナー ×1枚
・ デカールシート ×1枚
●スポット生産品