ドイツ Sd.Kfz.7 8トンハーフトラック 1943年生産型
「ドイツ Sd.Kfz.7 8トンハーフトラック 1943年生産型 (プラモデル) (サイバーホビー 1/35 AFV シリーズ ('39~'45 シリーズ) No.6794 )」です
「ドイツ Sd.Kfz.7 8トンハーフトラック 1943年生産型 (サイバーホビー 1/35 '39~'45 シリーズ No.6794)」です
●第2次世界大戦時におけるドイツ軍の牽引車「Sd.Kfz.7 8tハーフトラック」の「1943年生産型」を1/35スケールで再現したプラスチックモデル組立キット
●ドイツ軍の砲兵部隊、高射砲部隊は欠くことができない「Sd.Kfz.7 8tハーフトラック」の「1943年生産型」を再現、大きなボンネットと戦車並みの大きさを持つ装軌部分などによる迫力あるフォルムを再現した内容となっています
【 「Sd.Kfz.7 8tハーフトラック」について 】
●ドイツ軍では、電撃戦において中核となる戦車部隊に支援を行うことができるように、追従する砲兵部隊にも戦車と同様な機動力を求め、火砲の牽引車として路上、不整地共に高い機動力を持つ半装軌式のハーフトラックが選ばれました
●このハーフトラックは、当初「1t」「3t」「5t」「8t」「12t」「18t」の6種が生産され、1940年代に入ると「3t」「5t」のタイプの後継となる「s.W.S」、空挺部隊用の小型ハーフトラック「ケッテンクラート」が登場するという経緯を辿りました
・ 「~t」という表示は牽引可能な重量を示しています
●「Sd.Kfz.7 8tハーフトラック」は、150mmクラスの重榴弾砲、100mmカノン砲、88mm高射砲といった重量級の火砲を牽引するための車両として位置しており、ドイツ軍の砲兵部隊、高射砲部隊の中核車両となっています
●また、その大型の車体と余裕のある馬力から牽引車としてだけではなく、対空機関砲を中心とした自走砲のプラットフォームとしても用いられ、ドイツ軍の地上部隊を空の脅威から守るという役割も担いました
●このため、「Sd.Kfz.7 8tハーフトラック」は、小型の「1t ハーフトラック」に次ぐ12,000両あまりが生産され、半装軌式の大型の車両としてはその生産台数の多さは驚異的であり、まさしくドイツ軍を支えた車両でした
●1938年から1945年までの戦時としては長期間で生産が行われた「Sd.Kfz.7 8tハーフトラック」は順次改良が行われており、「1943年生産型」ではエンジンが「マイバッハ HL64」へと変更されています
●さらに、「Sd.Kfz.7 8tハーフトラック」は生産途中からサスペンションがリーフ式サスペンションからトーションバーサスペンションへと変更、大戦後期では木製キャビンとなったタイプも作られ、その性能の向上と生産性のアップが図られたのです
【 「ドイツ Sd.Kfz.7 8トンハーフトラック 1943年生産型」のキット内容について 】
●このドイツ軍の牽引車「Sd.Kfz.2 8tハーフトラック」の「1943年生産型」を再現したプラスチックモデル組立キットです
●高いディテール表現力を持つサイバーホビー社のフォーマットに沿って「Sd.Kfz.7 8tハーフトラック 1943年生産型」を再現、一部は細分化されたパーツ構成ながら、スマートキット版として一体成型も多用され、大型車両を再現した同社製キットとしてはパーツ数を抑えた内容となっています
・ パーツ数は抑えられていますが、後部フェンダーの一部を切り取る必要があることから、中級者以上のユーザーを対象としたキットとなります
●「Sd.Kfz.7 8tハーフトラック 1943年生産型」は、「シャーシ」「エンジン」「ボンネット」「キャビン」の4ブロックで構成されています
【 キャビン 】
●キャビンは、3列のシートと後部に弾薬庫が設けられた「Sd.Kfz.7 8tハーフトラック」の車体レイアウトを再現、ライフルラック、キャビン内部に装備された工具類、そしてフロアパネルの点検ハッチなどのディテールが細かく再現されています
●キャビン部は、後部のフェンダーが一体成型されたフロアパネルに各パネルを貼り付ける構成となっています
・ 側面パネルの内側のディテールも表現されています
・ 弾薬庫部分は内部の仕切り板が再現、各面の弾薬庫ドアは別パーツで、開閉状態を選択できます
・ 座席は、各パネルで構成された腰掛部と背もたれ部にクッションを再現したパーツを取り付ける構成となります
・ 操縦席部分は、ハンドル、各種レバー類がパーツ化
・ ライフルラックは列ごとに一体成型されています
・ 後部のバスケットは前後分割により再現、そのフレームは細く成型されています
・ 幌のパーツは付属していません
●側面の折り曲げ部分が小さくなった「1943年生産型」の後部フェンダーを再現するため、折り曲げ部のみを再現したパーツが付属、後部フェンダーの側面部を切り取って取り付けます
●フロントウィンドーは枠も含めて一体成型されたクリアーパーツとなっています
・ 枠の部分は凸モールドで再現
・ ワイパーはエッチングパーツです
【 ボンネット 】
●ボンネットは、実車の構造に沿ったパーツ構成となっており、フロントグリルは内側のフィン構造がシャープに造形されています
●ボンネットは、左右のフェンダーが一体成型された下部パーツに、フロントグリル、側面板、天板を取り付ける構成となっています
・ フェンダー前部には3つのリベットが彫刻されています
・ フェンダー後部の足掛けの滑り止めは、エッチングパーツにて再現
・ 前照灯は管制スリットの無い通常型を再現、ガラス部はクリアーパーツとなっています
・ ノテックライトの装着位置は、フェンダー部分とフロントグリル前部とを選択できます
【 エンジン 】
●搭載する「マイバッハ HL64 エンジン」を15パーツで詳細に再現、トランスミッション部分も4パーツで再現されています
・ 冷却ファン、ファンベルト、発電機、ラジエターなども再現
・ エンジンルーム上部の2本のステーも別パーツ化されています
【 シャーシ 】
●シャーシのフレーム部分は一体成型されたパーツで複雑な形状が再現され、後部の牽引部は細かなパーツ分割でディテールを再現しています
●シャーシのメインフレームは一体成型のパーツで再現
・ シャーシの下部フレームは別パーツ化されています
・ リーフ式サスペンションは1パーツで構成、転輪アームの基部部分は一体成型のパーツで組みやすさが考慮されています
・ フロントタイヤ及びスペアタイヤは、接着及び塗装が可能な軟質素材製で、複雑なトレッドパターンも再現されています
・ 起動輪は前後分割され、転輪は個別にパーツ化
・ サスペンションアームは2軸ずつ一体成型され、サスペンション部分に装着します
・ 前輪のステアリングゲージは4パーツで構成され、ステアリングは前方に固定となります
【 履 帯 】
●履帯は、1枚ずつが分割された連結可動式履帯が付属しています
・ 履帯は、履帯本体とパッド部分とに分割され、これを前の履帯のダボを挟んで接着することにより可動式となる方式です
●フロントウィンドー、前照灯のガラス部などを再現するクリアパーツが付属
●前部の滑り止め、ワイパーなどを再現するエッチングパーツが付属しています
【 「ドイツ Sd.Kfz.7 8トンハーフトラック 1943年生産型」の塗装とマーキング 】
●「Sd.Kfz.7 8tハーフトラック 1943年生産型」のマーキングとして、ドイツ軍仕様となる2種類の塗装例が説明書に記載されています
・ 所属不明 (東部戦線 / 1943年)
・ 所属不明 (東部戦線 / 1943年)
●説明書の塗装例に基づく、ナンバープレートなどを再現したデカールが付属しています
・ デカールのプリントはカルトグラフ社製
【 「ドイツ Sd.Kfz.7 8トンハーフトラック 1943年生産型」のパッケージ内容 】
・ ドイツ Sd.Kfz.7 8トンハーフトラック 1943年生産型 ×1
・ デカールシート ×1枚
●2014年 一部新金型