ゼロの残照 -大日本帝国陸海軍機の最期-
「ゼロの残照 -大日本帝国陸海軍機の最期- (本) (イカロス出版 ミリタリー 単行本 No.913 )」です
●アメリカ軍側が撮影した日本の陸海軍機の機体の写真を収めた写真集及び解説集です
●機体の写真だけではなく、アメリカ軍側から見た各機体の特徴、性能、戦術方法なども解説され、日本側から見た資料が多い中で、敵となって戦った側から見た日本軍機の一面を知る貴重な資料となっています
【 「ゼロの残照 ~大日本帝国陸海軍機の最期~ 」の概要 】
■終焉の日本陸海軍軍用機写真集
●太平洋戦争終戦直後に進駐軍の一員として来日し、かつての仇敵である日本機の姿に魅せられた著者「ジェイムズ・P・ギャラガー」氏が、敗戦後の日本陸海軍機を撮影した写真集(原題「Meatballs and Dead Birds」)の邦訳版です
●「零戦」「1式陸攻」「月光」「銀河」「雷電」「飛燕」「疾風」「飛龍」「キ87」など多様な機種が、全体像から機体細部まで克明に記録されています
●また、アメリカ軍によって撮影された写真は極めてクリアーで、機体外板の凸凹やマーキングの字体、塗装が剥げた状態などが良く分かります
●解説では、撮影当時の回想や撮影した機体の塗装、また当時の米陸軍航空軍将兵の視点から見た、日本航空戦力の分析や考察も加えられています
●各機体の写真の他には、航空機用の掩体壕や格納庫、航空基地の車両なども収録
●巻末には、超低空から撮影された日本軍の航空基地の写真も掲載され、航空機だけではなく、航空基地における航空機の配置や運用、航空基地の作りなども把握することができます
●日本の陸海軍機のファンはもちろん、飛行機モデラーにとってディテール表現や塗装の参考に、そしてジオラマ展開における参考など、極めて資料性の高い一冊となっています
【 「ゼロの残照 ~大日本帝国陸海軍機の最期~」の内容目次 】
●厚木基地 空中写真
●日の丸航空隊の太平洋戦争~南方戦線から本土まで~
●海軍 零式艦上戦闘機 「Zeke」
●海軍 1式陸上攻撃機 「Betty」
●木製の「B-29」
●海軍 99式艦上爆撃機 「Val」
●海軍 96式陸上攻撃機 「Nell」
●忘れがたい日本軍用機
●陸軍 100式司令部偵察機(新司偵) 「Dinah」
●死せる飛行場のリリー 陸軍 99式双発軽爆撃機 「Lily」
●もぎ取られた翼 陸軍 97式軽爆撃機「Ann」 陸軍 99式襲撃機/軍偵察機 「Sonia」
●陸軍 3式戦闘機「飛燕」 (Tony)
●アメリカの目から見た日本の空軍力の印象
●旧式で、すでに退役していた飛行機たち
●軍用機の遺失物
●飛行場の造成能力
●海軍 艦上攻撃機「天山」(Jill)
●「空冷星型エンジンつきの飛燕」名前の無い戦闘機 陸軍 5式戦闘機
●戦闘機用の掩体壕
●想像を超えた兵器:特攻
●日本空軍に特攻にふさわしい機体があっただろうか?
●海軍 夜間戦闘機「月光」(Irving)
●このクラス随一の長距離高速偵察機 海軍 艦上偵察機「彩雲」 (Myrt)
●海軍 陸上爆撃機「銀河」 (Frances)
●実戦配備された帝国陸軍最速の戦闘機 陸軍 4式戦闘機「疾風」 (Frank)
●陸軍 試作高高度迎撃戦闘機中島「キ87」 (Big Boy)
●間に合いはしたが遅すぎた! 陸軍 4式重爆撃機「飛龍」 (Peggy)
●海軍 局地戦闘機「雷電」 (Jack)
●第49戦闘航空群は「雷電」 (Jack)を鹵獲した
●日本の航空戦力の壊滅
●あれこれ思い出すこと
●追記(1972年)
●追加した新しい資料
●著者について
●訳者あとがき
●旧日本軍機コードネーム対応表
【 「ゼロの残照 ~大日本帝国陸海軍機の最期~」の奥付 】
●版型 : B5版 / ソフトカバー
●全168ページ / モノクロ写真150点収録
●著者 : ジェイムズ・P・ギャラガー
●訳者 : 東野良彦
●発行日 : 2014年8月10日
●ISBNコード : 9784863208926