第2次大戦 イギリス軍戦車 (グランドパワー 2014年10月号別冊)
「第2次大戦 イギリス軍戦車 (グランドパワー 2014年10月号別冊) (別冊) (ガリレオ出版 グランドパワー別冊 No.13502-10 )」です
●第2次世界大戦時におけるイギリス軍の戦車、自走砲、装甲兵員輸送車などを解説した資料集です
●本書は、グランドパワー1995年11月号「第2次大戦のイギリス軍戦車」に収録していた記事を一部修正して再編集したものです
【 「第2次大戦 イギリス軍戦車」について 】
●1930年代中頃、イギリス軍は戦車開発の方針として、偵察用の小型戦車の「軽戦車」、追撃と敵戦線への浸透を主任務とする「巡航戦車」、そして歩兵に随伴して敵の陣地を制圧する「歩兵戦車」、という3つのカテゴリーに分けて開発を進めることを決定します
●戦車の用途に応じたこのカテゴリー分けは、充分理に適ったものでしたが、第2次世界大戦時の戦車は装甲戦闘車両として様々な用途に使用できる高い汎用性が重要な要素となったため、イギリス軍の戦車はドイツ軍戦車に対して苦戦し、大戦中期以降の戦車部隊はアメリカから供与された戦車が主力となってしまいます
●しかし、イギリス軍の戦車が駄作だった訳ではなく、歩兵戦車の「マチルダ 2」「チャーチル」は強靭な防御力でドイツ軍を苦しめ、歩兵戦車「バレンタイン」はソ連へと供与された車両が高い評価を獲得、巡航戦車「クルセイダー」はその快速性能からイタリア軍に影響を与え、コピー車両が試作されるほどでした
●また、大戦中期には強力な装甲貫通能力を誇る「17ポンド砲」が開発され、同砲を搭載した自走砲「アーチャー」、大戦末期には自走砲「アベンジャー」、そして「17ポンド砲」の系列砲を装備した巡航戦車「コメット」が登場、その火力によりドイツ戦車を圧倒しました
●さらに、前述の歩兵戦車「チャーチル」は強力な装甲を活かした工兵用戦車としても使用され、通常の戦車のような派手な活躍はありませんでしたが、ノルマンディ戦やその後の進攻作戦においてドイツ軍の防御陣地の制圧や、進撃路の確保に活躍、連合軍の勝利に大きく貢献しています
●本書「第2次大戦 イギリス軍戦車」では、第2次大戦に実戦参加したイギリス軍の戦車及び自走砲などを中心に紹介、「軽戦車」「歩兵戦車」「巡航戦車」「自走砲」「キャリア」に分類して各車両を詳しく解説します
●各車両の解説やスペックなどのデータはもちろん、発展型の推移、そして火焔放射型、工兵支援車輌、架橋戦車、戦車回収車、地雷処理車等の各種派生型も収録されています
●イギリス軍の戦車は種類が多く、また発展型や派生型も多く存在することから、「Mk.~ってどういう車両だった?」「これは歩兵戦車なのか巡航戦車なのか?」「模型製作時に適した資料がなくて…」など、結構困るものです
●「第2次大戦 イギリス軍戦車」では、このような疑問に対する回答として各戦車を開発順に整理して解説、実車の写真も多く掲載され、イギリス戦車の総合的な資料としてや資料写真集として、模型製作時に傍らに揃えておきたい内容となっています
【 「第2次大戦 イギリス軍戦車」の内容目次 】
●軽戦車
・ M2軽戦車
・ 軽戦車 Mk.1~Mk.6
・ 軽戦車 Mk.7 テトラーク
・ 軽戦車 Mk.8 ハリー・ホプキンス
●歩兵戦車
・ 歩兵戦車 Mk.1 マチルダ 1
・ 歩兵戦車 Mk.2/Mk.2A マチルダ 2
・ 歩兵戦車 Mk.3 バレンタイン
・ 歩兵戦車 Mk.4 チャーチル
・ 歩兵戦車 ブラック・プリンス
●巡航戦車
・ 巡航戦車 Mk.1/Mk.2
・ 巡航戦車 Mk.3/Mk.4
・ 巡航戦車 Mk.5 カビナンター
・ 巡航戦車 Mk.6 クルセーダー
・ 巡航戦車 Mk.7 キャバリエ Mk.8 セントー/クロムウェル
・ 巡航戦車 チャレンジャー
・ 巡航戦車 コメット
・ 巡航戦車 センチュリオン
●自走砲
・ 対空自走砲
・ 自走榴弾砲 ビショップ
・ 対戦車自走砲 アーチャー
・ 対戦車自走砲 アベンジャー
・ 重突撃戦車 トータス
●キャリア
・ ユニバーサル・キャリア
・ ウィンザー・キャリア
・ ロイド・キャリア
【 「第2次大戦 イギリス軍戦車」の奥付 】
●版型 : A4版 / ソフトカバー
●全96ページ / モノクロ写真261点収録
●発行日 : 2014年10月1日
●ISBNコード : 4910135021046