未完の計画機
「未完の計画機 (本) (イカロス出版 ミリタリー 単行本 No.0014-1 )」です
●第2次世界大戦後の各国の計画機をピックアップして解説する解説集です
●イカロス出版 月刊「Jウイング」で連載中の「未完の計画機」の既発表分に、著者書き下ろしなどを新たに加えて単行本化した内容となっています
【 「未完の計画機」の概要 】
●第2次世界大戦においてレシプロ機はその頂点となる性能まで達しましたが、大戦後期に登場したジェット機は性能的な未知数を抱えた状態で終戦を迎えました
●このジェット機は戦後の急速に発展し、その能力を開花して行きますが、ジェット機の開発史としては黎明期にあたることから、試行錯誤も繰り返され、様々な試験機が登場しました
●また、速度性能や上昇力など、その性能の頂点を目指すような機体開発計画も進められ、極めて高性能な機体も生み出されています
●しかし、このような試験機や計画機は、兵器としては高コストなことや、他の性能が劣ることなどから、制式化や量産化が行われなった場合が多く、結局「幻の機体」となってしまうことも少なくありません
●もっとも、巨額な開発費を掛けた試験機、計画機も、その後の機体開発のベースや参考として役立っており、「幻の機体」とは言っても航空機開発に大きく貢献し、その開発史に欠かせない存在となっているのです
●本書「未完の計画機」では、月刊「Jウイング」において通算120回を超える連載となる「未完の計画機」から、完全書き下ろしの「XB-70 ヴァルキリー」を始め、新たな資料や図版をもとに連載原稿に大幅に手を加え、著者厳選の全16機種を収録した単行本となっています
【 著者まえがきより 】
●この本は連載で取り上げた中からとりわけ特異な、あるいは技術的に興味深い機体を集めたものです
●月刊「Jウイング」掲載時の原稿をそのまままとめたのではなく、大幅に手を加えています
●「未完の計画機」の増補改訂版とも言うべき内容となっています
【 「未完の計画機」の内容目次 】
●はじめに
・ 本文中に出てくる単位換算表
●悲運の日
・ ノースアメリカン XB-70 ヴァルキリー
・ BAC TSR 2
・ アヴロ・カナダ CF-105 アロウ
●アメリカの野心
・ コンヴェア NX-2
・ グラマン F10F ジャギュア
・ リパブリック F-103 サンダーウォリア
・ ノースアメリカン F-108 レイピア
・ ボーイング X-20 ダイナソア
●奇想の挑戦
・ スホーイ T-4
・ バルティーニ VVA-14
・ マイルズ M.52
・ ブリストル 188
・ ジャンピング・ジープ
・ ルデュック・ラムジェット
・ SNCASO トリダン
・ VFWフォッカー VAK-191B
【 「未完の計画機」の奥付 】
●版型 : A5版 / ソフトカバー
●全312ページ
●著者 : 浜田一穂
●発行日 : 2015年4月30日
●ISBNコード : 9784802200141