オブイェークト 279 ソビエト陸軍の試作重戦車 (実車写真・図面集)
「オブイェークト 279 ソビエト陸軍の試作重戦車 (実車写真・図面集) (本) (大日本絵画 戦車関連書籍 No.23176 )」です
●核攻撃下においても活動できる戦車として開発された、ソ連軍の試作重戦車「オブイェークト279」の資料集です
【 「オブイェークト 279 ソビエト陸軍の試作重戦車 (実車写真・図面集)」の概要 】
●東西冷戦下、アメリカ、ソ連という2大国が支配したこの時代、東西の各陣営は核兵器の開発と製造を積極的に行いました
●現在から見ると、1発の核兵器だけでも世界的に重大な結果を招くことは明白なのですが、当時は核兵器の保有量を競う時代であり、世界中の全核兵器を使用すればこの地球全体が死滅するのは確かでした
●そのような冷戦下の時代、様々な核実験の結果、強固な装甲を持つ「戦車」が核攻撃に対して意外な堅牢さを持つことが注目され、ソ連では1957年に核攻撃下においても活動能力を持つ戦車「オブイェークト 279」が誕生します
●ただ、その姿は異様で、強烈な核兵器の爆風に耐え得るように車体は流線型、車体下部には4本の履帯を装備し、油圧懸架装置により核攻撃時には車体を下げて爆風の影響を抑えるという機能まで持っています
●本書「オブイェークト 279 ソビエト陸軍の試作重戦車 (実車写真・図面集)」は、この核時代の申し子とも言える「オブイェークト 279」を詳細な細部写真と図面で徹底解説します
●ロシア・クビンカ戦車博物館に現存する、ただ1両の試作車両を徹底取材し、 細部写真130枚、著者作図による精密図面55枚を収録しています
●また巻末には3社競合となった1/35スケールモデルの比較記事も掲載、模型製作の参考資料に最適です
●人類史や戦車史においても最も特異な存在となる「オブイェークト279」、見た目だけでも核戦争時の恐怖を彷彿させるその姿に迫った一冊となっています
【 「オブイェークト279 ソビエト陸軍の試作重戦車 (実車写真・図面集)」の内容目次 】
●謝辞
●オブイェークト 279 ディテール写真集
・ 先進的な設計
・ 車体前部とフェアリング
・ 前方からみた車体下部
・ 後方からみた車体下部
・ 操縦手ハッチ
・ ヘッドライト
・ 砲塔リング周辺の車体
・ エンジンデッキ
・ ドロップケースと最終駆動装置
・ 起動輪
・ 外部燃料タンク
・ 牽引フック
・ トラックフレーム前上部
・ 誘導輪と履帯張度調整装置
・ 前部スクレーバー
・ 転輪
・ インアーム型の油圧懸架装置
・ 支持輪
・ 履板
・ 砲塔
・ 砲手サイト
・ 車長用キューポラ
・ 装填手ハッチ
・ 防盾とサーチライト
・ 砲
・ KPVT同軸機銃
●オブイェークト 279 図面
・ 車体
・ 走行装置
・ 砲塔
・ 砲
●諸元
●付録 : スケールモデルレビュー
【 「オブイェークト279 ソビエト陸軍の試作重戦車 (実車写真・図面集)」の奥付 】
●版型 : A4版 / ソフトカバー
●全120ページ / カラー写真3点、モノクロ写真130点収録
●著者 : 武宮三三
●発行日 : 2016年3月16日
●ISBNコード : 9784499231763