海上自衛隊 こんごう型 護衛艦
世界の名艦 こんごう型護衛艦護衛艦 DDG-173 こんごう護衛艦 DDG-174 きりしま護衛艦 DDG-175 みょうこう護衛艦 DDG-176 ちょうかい護衛艦 こんごう型イカロス 世界の名艦イカロス 海上自衛隊イカロス 艦船イカロス出版海上自衛隊資料海上自衛隊自衛隊 資料
「海上自衛隊 こんごう型 護衛艦 (本) (イカロス出版 世界の名艦 No.61798-56 )」です
●海上自衛隊のイージスシステム搭載ミサイル護衛艦「こんごう型」をふんだんなカラー写真とともに解説したガイドブックです
【 「海上自衛隊 こんごう型 護衛艦」の概要 】
●日本は周囲を海で覆われた島国であり、海上輸送が滞ることは、国全体の存続自体が危ぶまれる状況となってしまいます
●このため、冷戦時代の海上自衛隊は、シーレーン防御を最大の目的としており、護衛艦は対潜能力を最も重視していました
●また、冷戦時代における自衛隊の役割は、陸・海・空で明確に区分されており、国土の防空は全般的に航空自衛隊が担うものとされていました
●ソ連軍の極東基地には航続距離の長い爆撃機が配備されており、その爆撃機が南に向かって飛行する場合には、日本の領空やその周辺を通過する必要がありましたが、海上輸送の要は日本列島の南方にあるため、海上自衛隊の護衛艦にはソ連の爆撃に対応する対空能力を備える必要がないと考えられていました
●また、艦隊防空を担うミサイル護衛艦に、より精度の高い防空能力を付与するためには様々な電子装備を搭載する必要があり、その建造費は通常の護衛艦と比べると非常にコストの高いものとなってしまいます
●このため防衛予算の限られた海上自衛隊の護衛艦全体に占めるミサイル護衛艦の割合は低くならざるを得ず、また、当時の技術ではそのミサイル護衛艦も単一目標の迎撃と追尾を行うことしができなかったため、艦隊の防空能力はきわめて限定的なものでした
●冷戦時代の末期、時代の流れからこのような護衛艦の偏った能力を疑問視する意見が自衛隊の内外で議論され、このような艦隊構成を是正すべくアメリカからイージスシステム全体を導入する形で建造を行ったのがミサイル護衛艦「こんごう型」です
●この「こんごう型」は、多目標を同時捕捉、同時迎撃できるイージスシステムを搭載、「こんごう型」の防空能力は従来のミサイル護衛艦とは比較にならないほど、向上しているのが特徴です
●「こんごう型」の竣工・配備後、海上自衛隊の艦隊防空能力は飛躍的に向上、当初「こんごう型」は対航空機を目的としていましたが、日本周辺を取り巻く環境の変化に応じて、対弾道ミサイルの能力も付与され、今や艦隊防空だけではなく、空からの脅威に対して日本全体を守る役割も担っているのです
●本書「海上自衛隊 こんごう型 護衛艦」は、この海上自衛隊のミサイル護衛艦「こんごう型」にスポットを当てて徹底的に解剖、解説します
●「こんごう型」の持つ能力をはじめ、艦の全体像や特徴、仕様、ディテールを実艦写真をふんだんに交えて詳細に解説、「こんごう型」各艦の履歴も詳しく紹介します
●また、「こんごう型」の建造までの経緯や、具体的な戦闘システムも解説、日本防空の「盾」としてこれからも重要な役割を担う「こんごう型」の資料として、欠かせない一冊となっています
【 「海上自衛隊 こんごう型 護衛艦」の内容目次 】
●写真で見るDDG173 「こんごう」
●写真で見るDDG174 「きりしま」
●写真で見るDDG175 「みょうこう」
●写真で見るDDG176 「ちょうかい」
●「こんごう型」DDG 各部詳解
●「こんごう型」DDGのすべて
●「こんごう型」 各艦の履歴とこれから
●「こんごう型」 ミッション&エクササイズレポート
●海自イージス艦導入物語
【 「海上自衛隊 こんごう型 護衛艦」の奥付 】
●版型 : B5版 / ソフトカバー
●全100ページ / カラー64ページ
●発行日 : 2016年9月10日
●ISBNコード : 9784802202183