イギリス 巡航戦車 クロムウェル Mk.4 (プラモデル)タミヤ 1/35 ミリタリーミニチュアシリーズ No.221 スケール:1/35
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「イギリス 巡航戦車 クロムウェル Mk.4 プラモデル (タミヤ 1/35 ミリタリーミニチュアシリーズ No.221 )」です●第2次世界大戦時におけるイギリス軍の巡航戦車「クロムウェル」を1/35のスケールで再現したプラスチックモデル組立てキット、75mm戦車砲を搭載した「Mk.4」が表現されています ●第2次世界大戦において最も機動力が優れた戦車として名高い「クロムウェル」戦車を再現、イギリス戦車らしい直線で構成された無骨なスタイルを持つ同車の特徴が表現された内容となっています 【 イギリス 巡航戦車 クロムウェル Mk.4 (タミヤ 1/35 ミリタリーミニチュアシリーズ No.221) について 】●第2次世界大戦の開戦以前から、イギリス軍は「歩兵戦車」と「巡航戦車」という2種類のカテゴリーで戦車を開発・運用していました ●巡航戦車は、機動力を重視した戦車であり、フランス戦や初期の北アフリカ戦などで使用された「巡航戦車 Mk.4」の後継として巡航戦車「カビナンター」、そして重巡航戦車「クルセイダー」が開発、生産されました ●フランス戦の敗北により装備していた戦車を大量に失ったイギリス軍は、強力な戦車をいち早く戦力化することを望み、「クルセイダー」の本格的生産が始まる前にその後継車両の開発を始めました ●この新型巡航戦車は、「クルセイダー」を重装甲、重武装化することが重視され、当初は「クルセイダー」のエンジンや足周りをそのまま流用する計画となっていました ●しかし、当然のことながら、機動力は大幅に低下し、巡航戦車としての機動力が確保できなくなってしまいます ●そこで、この問題を解決する方法として注目されたのが、戦闘機「スピットファイア」などに搭載された「ロールスロイス」社の航空機用エンジン「マーリン」を車載用に改造した「ミーティア」エンジンです ●この「ミーティア」エンジンは当時の同規模のエンジンよりも1.5倍以上も高出力であり、新型巡航戦車のエンジンとして申し分なく、同エンジンを搭載するものとして開発が進められました ●ところが、当時のイギリスはドイツ空軍の空襲下にあり、迎撃を行なう戦闘機を揃えるのに必死の状態で、「マーリン」エンジン自体が供給不足となり、とても戦車に回す余裕は有りませんでした ●イギリス軍は、フランス戦、北アフリカ戦線などで戦車を大量に喪失し、イギリス本土もドイツ軍の脅威及び上陸作戦が危惧さらている状況により、「ミーティア」エンジンの供給を待つどころではなく、計画の当初に予定されていた「クルセイダー」と同じ「リバティー」エンジンを搭載した車両の開発と、「ミーティア」エンジンを搭載する車両の開発を同時に進めました ●この「リバティー」エンジン搭載型は「A24」、「ミーティア」エンジン搭載型は「A27」という開発番号が与えられ、「A27」に関しては「ミーティア」エンジンの出力に合わせた懸架装置の強化と変速操行装置の変更が行われます ●しかし、この2車種の戦車の開発の最終段階に至っても「ミーティア」エンジンの供給には目途が立たず、「A27」に「リバティー」エンジンを搭載した車両が作られることとなり、従来の「A27」は「A27M」に、「リバティー」エンジン搭載型は「A27L」となります ●この結果、砲塔と車体の形状はほぼ同一ながら3種類の異なる戦車が開発・制式化され、「A24」は「キャバリエ」、「A27L」は「セントー」、「A27M」は「クロムウェル」と名称が付けられました ●1943年に入ると、「ミーティア」エンジンの供給の目途が付き、「クロムウェル」の生産が開始され、「セントー」は主に訓練用、「キャバリエ」は観測戦車などの補助的な役割に充てられました ・ 「セントー」は、その後多くの車両が「ミーティア」エンジンに換装されて、「クロムウェル」に変化しています ●「クロムウェル」は、当初は主砲として「6ポンド砲」を搭載していましたが、1943年10月からはアメリカの75mm戦車砲弾が発射できる国産の「75mm QF戦車砲」を搭載した「クロムウェル Mk.4」が登場します ●この「クロムウェル Mk.4」が巡航戦車「クロムウェル」を代表する型式であり、後に「95mm榴弾砲」を搭載した「Mk.6」、増加装甲を追加した「Mk.7」、「Mk.8」が作られました ・ 「クロムウェル Mk.5」は「セントー」からの改造車です ●「クロムウェル」は、その高出力のエンジンにより時速60km/h程度の高機動力を誇り、実用戦車としては世界最速の車両でした ●また、サスペンションには優れた地形追従能力を持つ「クリスティーサスペンション」を採用、その機動性能は他の戦車と比較にならない程の高いものでした ●ただ、同車が実戦配備される頃には、イギリス軍の主力戦車は汎用性の高い「M4 中戦車」で占められており、「クロムウェル」は機甲師団の偵察連隊に集中配備されています ●「クロムウェル」は、その機動性能を活かして威力偵察などで活躍、イギリス機甲部隊の一員としてその勝利に貢献したのでした ●そして、大戦終了後も使われ続け、1950年に勃発した「朝鮮戦争」にも国連軍の一員として参加しています 【 イギリス 巡航戦車 クロムウェル Mk.4 (タミヤ 1/35 ミリタリーミニチュアシリーズ No.221) プラモデルの内容 】●このイギリス軍の巡航戦車「クロムウェル Mk.4」を再現したプラスチックモデル組立てキットです ●タミヤタッチにより「クロムウェル Mk.4」をシャープかつ表情豊かに再現、砲塔の大型ボルト、プレス加工のフェンダーなど実車の特徴を捉えた内容となっています ●また、装甲板表面に見られる微妙な表情(荒れ)もタミヤ独特なタッチで再現されており、実車が持つ「戦車」としての存在感を模型として感じ取ることができることでしょう ●そして、タミヤのMMシリーズとしてパーツ数を抑えながらも実車のポイントとディテールを表現、パーツ同士の合いも良好であり、「クロムウェル Mk.4」の魅力を気軽に楽しむことができる名作キットです ●ノルマンディ戦で見られた車体前部の「ヘッジローカッター」と吸気口の「ノルマンディカウル」が付属、その装着の有無を選択可能です ●「クロムウェル Mk.4」は、「砲塔」「車体上部」「車体下部」の3ブロックで構成されています ●「75mm QF戦車砲」砲身は左右分割式です ・ 砲尾部分は3パーツで構成されています ・ 防盾は1パーツで構成され、防盾(砲身)は上下可動式です ●砲塔は内側部分が上下分割式で、これに外部パネルを貼り付ける構成となっています ・ 車長キューポラは別パーツです ・ 車長ハッチ、装填手ハッチは別パーツで、開閉状態が選択できます ・ 各ハッチのパッド部は別パーツにて再現 ・ 車長用のペリスコープのカバーは、開閉状態が選択可能です ・ 特徴的な形状の直接照準器がパーツ化 ・ サーチライトのガラス部はクリアパーツとなっています ●「クロムウェル Mk.4」の車体上部は、フェンダー中央部も含めて一体成型されており、戦闘室前面パネルは別パーツです ・ 操縦手用の視察ハッチは別パーツで、開閉状態が選択可能、表面部の小ハッチのみを開いた状態にすることも可能です ・ 前方機銃は上下方向に可動します ・ 操縦手ハッチ、前方機銃手ハッチは別パーツで、開閉状態が選択できます ・ ペリスコープは、上部のカバー部が別パーツとなっています ・ エンジングリルのメッシュは、付属のナイロンメッシュにより再現します ・ エンジン点検ハッチは別パーツです ●車体下部は、バスタブ式に一体成型され、これに外部パネルを取り付ける構成となっています ・ サスペンションアームは別パーツです ・ 起動輪、誘導輪、転輪は内臓させるポリキャップにより可動します ・ 履帯は、接着及び塗装が可能な素材によるベルト式履帯が付属しています ●車長のフィギュアが1体付属しています ・ 車長ハッチから上半身を出し、マイクロフォンを持って通話しているポーズとなっています ・ 大戦後期の車両乗員用の野戦服を着用、ベレー帽を被った姿です ・ 頭部、胴体、右腕のパーツ構成となっています ●サーチライトのガラス部、ゴーグル、ワインボトルなどを再現するクリアーパーツが付属しています 【 イギリス 巡航戦車 クロムウェル Mk.4 (タミヤ 1/35 ミリタリーミニチュアシリーズ No.221) 塗装とマーキング 】●マーキングは、5種類の塗装例が説明書に記載されています ・ イギリス第7機甲師団 第22機甲旅団 第5王立戦車連隊 C中隊 ・ イギリス近衛機甲師団 機甲偵察連隊 ウェールズ近衛第2機甲大隊 B中隊 ・ イギリス第7機甲師団 第5王立騎馬砲兵連隊観測車 ・ ポーランド第1機甲師団 師団司令部所属車両 ・ イギリス第11機甲師団 師団司令部所属車両 ●説明書の塗装例に基づく、国籍マーク、部隊記号、重量表記、車台番号などを再現したデカールが付属しています ●1997年 完全新金型(クリアーパーツを除く)
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