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「Mr.スポック プラモデル (amt スタートレック(STAR TREK)シリーズ No.625 )」です●「Mr.スポック (通常パッケージ)」を1/12スケールで再現したプラスチックモデル組立キット●テレビドラマ版「スタートレック」(日本名「宇宙大作戦」)に登場する宇宙船「エンタープライズ」の副長であるバルカン人「ミスター・スポック」を1/12スケールで再現したキットです 【 「ミスター・スポック」について 】●「ミスター・スポック」は、「スタートレック」において「エンタープライズ」が所属する惑星連邦の一員である「バルカン人」と「地球人」とのハーフです(ただし、育った星は「バルカン」なので、「バルカン人」的思考が強い) ●「バルカン人」は西洋人的からすると耳が尖った悪魔的な風貌ながら、頭脳に優れ、思考は論理的、そして強い肉体を持つという「地球人」よりも高い能力を持っている種族です ●「バルカン星」は、地球よりも重力が強くて暑い(「バルカン」とは元来「暑い」という意味を持つ)ため「バルカン人」は地球人よりも強靭な体力を持つ種族で、かつ、脳の容積が大きな「バルカン人」は科学的な研究は盛んで、地球よりも優れたテクノロジーを持っており、地球が属する惑星連邦の中で重要な地位を占めています ●好戦的である「ロミュラン人」と先祖が一緒のために、元々は強い戦闘感情を持っていましたが、戦いを防ぐ見地から、強力な論理的思考を尊ぶようになったとされています ●「ミスター・スポック」は、地球の「バルカン人」大使である「サレック」と「地球人」の「アマンダ」との間に生まれたハーフで、「バルカン星」で育てられましたが、ハーフであるという疎外感から惑星連邦の宇宙艦隊に入隊します ●宇宙艦隊では、その優秀さによって昇進、艦長である「カーク」が指揮する「エンタープライズ」の副長兼科学主任として任命されました ●「エンタープライズ」での彼は、「地球人」からは相容れない強い論理性と、感情を持たない思考から周囲に疎まれますが、その能力により艦を危機から幾度も救い、クルーから序々に認められるようになり、「カーク」は絶大な信頼を寄せるようになります ●この「ミスター・スポック」というキャラクターは、原作者である故「ジーン・ロッデンベリー」が当初から考えていた人物で、SFとして地球人を客観的に捉え、それを代弁する存在としていました ・ 「スタートレック」のパイロット版として作られた最初のストーリーにも「クリストファー・パイク」艦長の部下としても登場しています ・ 「ミスター・スポック」の「ミスター」は、士官を呼ぶ際に付ける敬称であり、旧来の海軍の伝統に基づくもので、「スポック」だけの固有名称では有りません ●「スタートレック」での「ミスター・スポック」は、主役である「カーク」に対しての脇役でしたが、人気は「カーク」を凌ぎ、「ミスター・スポック」を演じた「レナード・ニモイ」を同一視するまで発展、同氏が「私はミスター・スポックではない」という題の自伝を書くまでになったほど強力な印象をファンに与え、SF史に残るキャラクターとして位置づけられています 【 「Mr.・スポック」のキット内容について 】●この「ミスター・スポック」を再現したプラスチックモデル組立てキットです ●キットは、「ミスター・スポック」が惑星上で3つの頭を持つ蛇と戦闘、冷静に「フェイザー銃」を撃つシーンが表現されています ●1/12 スケールで、全35パーツで構成されています ●「ミスター・スポック」のフィギュアは、科学部門を表す青色の制服を着用(キットはペイントされていません)、科学士官が惑星上陸時に携行する分析装置「トライコーダー」を肩から下げた「ミスター・スポック」の象徴的な姿が表現されています ・ 「バルカン人」特有の尖った耳と、「バルカンカット」と呼ばれる独特のヘアースタイルが再現 ・ 制服の袖の部分には副長(中佐)を表す2重の波線が表現 ●「ミスター・スポック」のフィギュアは、動きの在るポーズで、片手に通信機、もう一方の手には「フェイザー」銃を持って、前方の蛇を射撃している状態となっています ・ 通信機は、通話状態である蓋を開いた状態 ・ 「フェイザー銃」は、接敵が予想される場合に携行する中型のタイプが表現されています ●キットには、荒涼とした惑星を表現した細長いベースが付属、「ミスター・スポック」の傍には惑星上の植物、反対側には3つの頭を持つ蛇が存在しています ●3つの頭を持つ蛇は、ベースの穴から顔を出し、「ミスター・スポック」を襲おうと牙を剥いた状態が表現されています ●発売当時のデザインを踏襲したパッケージデザインとなっています ●再販アイテム ------------------------------------ 【「Mr.・スポック」のワンポイント】●キットは、旧「オーロラ」社がTVシリーズ放映直後に自社商品として開発したもので、当時の「AMT」社が金型を買い取ってキット化をしました ●しかし、販売は初回生産に止まり、永らく再販は行なわれず、幻のキットとなっていました ●一度、再販が行なわれました(たしか「スタートレック」が映画化された1980年初頭の頃だったと思います)が、蛇のフィギュアはオミットされていました ●今回の再販にあたり、オリジナルの状態で製品化、パッケージアートも初回の発売当時のものが継承されています ●「ミスター・スポック」が構える「フェイザー銃」は、麻痺、殺傷、消滅、過熱などのモードに切り替えることが可能で、危険を顧みず惑星に降りる上陸班にとって頼りになる武器です ●「ミスター・スポック」は、非暴力を基本とする「バルカン」的な思考を持っていますので、ドラマ上でも「フェイザー銃」の使用は最小限であり、このキットが表現している蛇との戦いにおいても、「フェイザー銃」は「麻痺」にセットされているものと思われます
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