三菱 零式艦上戦闘機 二二型/二二型甲 (プラモデル)タミヤ 1/72 ウォーバードコレクション No.085 スケール:1/72
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「三菱 零式艦上戦闘機 二二型/二二型甲 プラモデル (タミヤ 1/72 ウォーバードコレクション No.085 )」です●太平洋戦争中期における帝国海軍の主力戦闘機「零式艦上戦闘機 22型/22型甲」を1/72スケールで再現したプラスチックモデル組み立てキット ●日本の戦闘機を代表する「零戦 22型」を一部新金型で再現、軽量な機体に大馬力エンジンを搭載する格闘戦用の戦闘機というコンセプト、空力的に洗練された流れるようなフォルム、そして航続性能を取り戻すため翼端をさらに21型同様とした同機の魅力を存分に再現した内容となっています 【 「零式艦上戦闘機 22型」について 】●帝国海軍は1935年に低翼単葉の艦上戦闘機「96式艦上戦闘機」を開発、同機は当時の世界的な戦闘機と比べて、優秀な能力を持っていました ●しかし、「96艦戦」は固定脚、開放型コクピットの軽戦闘機であり、航続距離も短かかったため、より高性能で航続距離の長い戦闘機の開発を「三菱航空機」社に指示しました ●この帝国海軍の要求内容は、当時の飛行機技術から見てあまりにも過大なものでしたが、「三菱航空機」社の技師「堀越二郎」による努力により、1940年に「零式艦上戦闘機 11型」が誕生しました ・ 「11型」とは、その機体の最初のタイプを指すものであり、最初の「1」は機体の形状、後ろの「1」は発動機(エンジン)の型式を表しています ●「零式艦上戦闘機」は、機体を極力軽くし、大馬力エンジンを搭載することで機動性能を向上するという、格闘戦を重視した思想に基づいて設計が行なわれました ●このため、機体の部材には特殊で薄いジュラルミン素材が用いられ、桁には肉抜き穴が多く付けられるなど徹底した軽量化が図られながら、空力を考慮した洗練された機体デザインを持ち、機体外板の取り付けには、空気抵抗を少なくする「枕頭鋲」が用いられています ●さらに、可変ピッチプロペラの採用など、当時の日本が持つ先端技術がふんだんに取り入れられ、当時の世界中の戦闘機とは一線を画す革新的な機体となったのです ●この「零式艦上戦闘機」は、日中戦争に投入されて無敵の戦い振りを発揮、太平洋戦争の開戦により航空部隊が引き上げるまで1機の損失も出さずに多くの敵航空機を撃墜する戦果を挙げます ●太平洋戦争の緒戦においても、連合国軍機との戦闘において無類の強さを示し、その損害率の大きさからアメリカ軍では「格闘戦」を禁止して「一撃離脱戦法」で対処するしか有りませんでした ●「零式艦上戦闘機」は、太平洋戦争では当初、航空母艦に対応するために翼端を折り畳むことができる「21型」を使用していました ●ただし、この「21型」は当時としては極めて優秀な機体でしたが、空冷エンジンを使用しているために連合軍の液冷エンジンを搭載した戦闘機と比べると速度性能という点で不利であり、速度性能を向上させるために太平洋戦争開戦前から開発が開始されていたのが「32型」です ●この「32型」は、翼端を切り詰めて折り畳み機能を廃止、エンジンを2速過給器付きの「栄 21型」へと変更し、その最大速度は「21型」の535km/hに対して「32型」では544km/hと、11km/h向上しています ●また、機体のロール性能や急降下性能も向上しましたが、一方で燃料タンクの減少や燃費の悪化により、「21型」と比べると航続距離が低下しています ●この「32型」は1942年の夏から戦線に投入、ただこの時期は日米双方がガダルカナル島を巡って激戦を繰り広げていた頃であり、帝国海軍の南方における最大の航空基地「ラバウル」からガダルカナル島へと長距離での攻撃時に、「32型」は航続距離の関係から参加できない事態になってしまいます ●航続距離性能を含め「32型」自体の性能は決して悪いものではありませんでしたが、このガダルカナル島での事態から後継機の開発が急がれ、発動機は「32型」と同じ「栄 21型」を搭載し、機体形状を「21型」と同じとした「22型」が1942年末に開発されます ●この「22型」では、機体形状が「21型」と同じとなったために翼端の折り畳み機能が復活、「32型」よりも若干速度性能が低下しましたが、航続距離は「21型」と同等程度となっています ●1943年夏頃からは、主翼の20mm機関砲を銃身長を伸ばして低伸弾道性能を高めたタイプへと変更した「22型甲」が開発されます ●「22型」は、軽量な機体に大馬力エンジンを搭載する格闘戦用の戦闘機というコンセプトで造られた「零戦」シリーズの頂点を極めた形式であり、その格闘戦能力は他国の戦闘機が及ばないものでした ●しかしながら、「22型」が登場した頃には、アメリカ軍は「零戦」に対応するため空中戦では一撃離脱による戦闘方式を徹底するようになり、「22型」の性能自体は優れていたものの、苦戦を強いられています ●また、連日の消耗戦からベテランパイロットを次々と喪失、格闘戦能力を重視して防弾設備のないという「零戦」の弱点が徐々に日本軍側に暗い影を落とすようになります ●このような戦術の変更の中で、格闘戦能力の高い「22型」から、速度性能を向上させた「52型」へと「零戦」シリーズは基本コンセプトの転換を余儀なくされ、太平洋戦争は反攻を行うアメリカ軍により更なる消耗戦に突入するのです 【 「三菱 零式艦上戦闘機 二二型/二二型甲」のキット内容について 】●この帝国海軍の戦闘機「零式艦上戦闘機 22型/22型甲」を再現したプラスチックモデル組み立てキットです ●タミヤタッチにより「零式艦上戦闘機 22型」をシャープかつ表情豊かに再現、タミヤらしい繊細でセンスが光るディテール表現とメリハリの在る彫刻、1/72スケールとしてのモールドの強弱表現など、世界のトップメーカーたるタミヤが放つ「逸品」のキットとなっています ●また、同社のキットらしく組み立てやすさも考慮されており、「タミヤ ウォーバーズ」シリーズのキットとしてはややパーツ数は多いものの、ストレスなく組み立てることができ、精巧な仕上がりの「零式艦上戦闘機 22型」の姿を気軽に楽しむ事ができる内容となっています ●タミヤ社製「三菱 零式艦上戦闘機 五二型」をベースとし、「零式艦上戦闘機 22型」を再現するために、胴体、カウリング、主翼などを新規パーツへと変更したバリエーションキットとなります ・ 胴体、主翼はタミヤ社製「三菱 零式艦上戦闘機 二一型」のパーツの流用ではなく、新規に作り起こされています ●「零式艦上戦闘機 22型」と「零式艦上戦闘機 22型甲」とを選択して作成することができるコンバーチブルキットです 「機体胴体部」 ●「零戦22型」の機体胴体は左右分割のパーツで構成、コクピット前部の機銃パネル部は別パーツ化されています ・ 機体全体にはパネルラインなどがタミヤ独特の細いながらもはっきりとした凹モールドで再現、点検パネルや細部ディテールなどは凹凸を交えたモールドで再現されています ・ 方向舵は胴体左側パーツに一体成型され、胴体パーツは方向舵の基部のラインで分割されています ・ 機銃パネル部には機銃口が一体成型されています 「機首部」 ●カウリング部は一体形成のパーツで再現、カウルフラップは別パーツ化されています ・ カウル下部の冷却用空気取り入れ口は別ブロック化して再現、内部フィルターも別パーツにて再現されています ・ カウル内部の「栄21型エンジン」は、シリンダーやシリンダーヘッド、前部に備えられた減速器などを精密な彫刻を施したパーツで再現 ・ プロペラは、前後に2分割されたスピナー部とプロペラ本体とに分割され、スピナーパーツでプロペラパーツを挟み込み固定します ・ プロペラ部はポリキャップによる接続により、回転させることができます 「主翼・尾翼」 ●主翼は上下分割式で、動翼は上部パーツと一体化して成型されています ・ 主翼下面の機銃部パネルは別パーツ化して再現 ・ 冷却空気取入れ口は別パーツとなっています ・ 脚収納部分は立体的かつ繊細なモールドでディテールを再現 ・ タイヤフェアリングと、その開閉装置は別パーツにて再現 ・ ピトー管、動翼作動桿覆、マスバランスは別パーツとなっています ・ 「22型甲」再現用の主翼から突き出た長銃身「20mm機銃銃身」も別パーツにて再現されています ●水平尾翼は一体成型されたパーツで再現されています ・ 昇降舵は水平尾翼と一体成型されていますが、翼の薄さに沿って隙間の彫りが変化しており、実機の特徴を捉えた立体的な造形となっています 「脚部」 ●主脚部は、脚柱と脚カバー、タイヤに分割したパーツで構成 ・ 尾輪は一体成型のパーツで再現されています 「コクピット部」 ●キャノピーは2種付属、開閉状態を選択して組立てることができます ・ 前風防のみは共通パーツとし、後部は一体成型されたパーツと2ピースに分割されたパーツがセットされています ・ キャノピー枠ははっきりとした凹ラインの彫刻で再現されています ●コクピットは、床面、前面パネル、背部パネルの3パーツで構成されています ・ 操縦席は軽量化された肉抜き穴を凹モールドにて再現 ・ シートベルトは付属のデカールで再現します ・ 正面計器盤、機関銃の機関部、側面のコンソール、操縦桿などは繊細な別パーツにて再現されています ・ 正面計器盤、コンソールには凹凸をつけた精密な彫刻でメーター枠などが再現されています ・ メーター類を再現するデカールが付属 ・ コクピット側面のディテールは胴体パーツに凹凸ある彫刻で再現されています ・ コクピット前部の照準器はクリアーパーツにて再現 ・ 操縦席後方の無線アンテナは別パーツ化されており、再現する機体により装着の有無を選択することができます 「アクセサリー類」 ●「零戦 22型/22型甲」の機外兵装として ・ 落下式増槽 ×1 が付属しています 「機体塗装とマーキング」 ●「零式艦上戦闘機 22型/22型甲」のマーキングとして ・ 22型甲 第582海軍航空隊 進藤三郎少佐搭乗機 (ブーゲンビル・ブイン / 1943年6月) ・ 22型 第251海軍航空隊所属 (ソロモン海域 / 1943年5月) の2種が説明書内に記載されており、いずれか1種を選択して再現することが可能です ●説明書の塗装例に基づく、国籍マーク、味方識別帯、機体番号、機体表記、プロペラの表示線などを再現したデカールが付属しています ●組立説明書以外に「零戦32型」の実機の解説が書かれたリーフレットが付属しています ●2013年 一部新金型
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