1/35 ミリタリー ソビエト GAZ M1 EMKA Zvezda (ズベズダ)

「ソビエト GAZ M1 EMKA プラモデル (ズベズダ 1/35 ミリタリー  No.3634 )」です

●第2次世界大戦時におけるソ連軍のスタッフカー「GAZ-M1 エムカ」を1/35スケールで再現したプラスチックモデル組立キット

●ソ連独自の技術により「フォード A」から発展した乗用車及びスタッフカー「GAZ-M1 エムカ」を再現、1920年代風となるクラシカルな「フォード A」から脱した、近代的なスタイルを再現した内容となっています

【 「GAZ-M1 エムカ」について 】

●1920年代のソ連は、ロシア革命による混乱も影響して、アメリカやヨーロッパ諸国で起きたモータリゼーションの波に乗り遅れ、また、民間企業がないため自動車産業自体も存在しない状態となっていました

●しかし、広大な国土を持つソ連にとって自動車は輸送手段としてとても重要なものであり、当時関係が良好だったアメリカへと救いを求め、1929年にソ連とアメリカの「フォード・モーター」社の間で、「ゴーリキー自動車工場（GAZ）」を設立します

●もちろん、ソ連独自に自動車を作る能力はなく、設備をアメリカから輸入し、生産も自動車は「フォード・モーター」社の「フォード A」（「GAZ-A」）、トラックでは同社の「フォード AA」をライセンス生産する方式を採っています

●当事の自動車技術の発展は目覚しく、1920年代に登場した「フォード A」も1930年代中頃には旧式化は免れず、「フォード A」をベースに「GAZ」独自の技術によるフルモデルチェンジ版として1936年に登場したのが「GAZ-M1 エムカ」です

●「GAZ-M1 エムカ」では、「T型フォード」の面影を残していた「フォード A」のフォルムを一新、フェンダー、ボンネット、キャビンを一体化させたような流れるようなデザインとし、近代的なスタイルへと変貌しました
●エンジンも「フォード A」の40馬力から50馬力へと変更、最高速度も90km/hから105km/hへと向上しています

●「GAZ-M1 エムカ」はソ連国内で人気を博し、軍ではそのままスタッフカーとして使用、1941年には後継車両となる「GAZ-11」が登場しましたが、「GAZ-M1 エムカ」は1943年まで生産が続けられ、主に将校用の車両として大戦を通じて広く運用が行われたのです

【 「ソビエト GAZ M1 EMKA」のキット内容について 】

●このソ連軍のスタッフカー「GAZ-M1 エムカ」を再現したプラスチックモデル組立キットです

●成長著しいズベズダ社の最新成型技術を用いて「GAZ-M1 エムカ」を再現、モールドによる表現も重視しながらも、シャーシを中心とした複雑な構造をパーツの細分化により再現しており、ソフトスキン車両らしい華奢な造りとそのディテール再現に重きを置いた内容となっています


●「GAZ-M1 エムカ」は、「キャビン」「エンジン」「シャーシ」の3ブロックで構成しています

【 キャビン 】
●キャビンは、フェンダーとフロアパネルとが一体成型となったパーツ上に、各パネルを貼り合せて作製します
　・ ボンネットは、実車の構造に沿って中央部分で分割しており、閉じた状態と開いた状態とを選択することができます（開いた状態とする場合には、パーツを折り曲げて使用します）
　・ 側面の各ドアは別パーツ化して再現、開閉状態を選択することができます
　・ 各ウィンドはクリアパーツで再現しています
　・ フロントウィンドのワイパーは別パーツ化しています
　・ 前照灯は、本体とガラス部の2パーツで構成、ガラス部はクリアパーツで再現しています
　・ ドアのノブ、ボンネットの固定フック、尾灯などを別パーツ化
　・ 前後のバンパーは、ボンパー本体と内側のステー2本の3パーツで再現、ナンバープレートは別パーツ化しています
　・ 後部の予備タイヤは、露出した状態とカバーが付いた状態とを選択することができます

●キャビン内部を再現、以下のパーツで構成しています
　・ メーターパネル （メーターを再現したデカールが付属）
　・ 座席
　・ 各種レバー
　・ 各種ペダル
　・ ハンドル
　など

【 エンジン 】
●エンジンは22パーツで構成、シリンダーヘッド、キャブレター、冷却ファン、ファンベルトなどを細かく再現しています
　・ ラジエターは前後に分割したパーツで再現
　・ エンジンルーム内部のホーン（×2）をパーツ化

【 シャーシ 】
●シャーシのメインフレームの一部はフロアパネルに一体成型化しており、これにシャーシの中央フレーム、サスペンションなどを取り付けて作製します
　・ リーフサスペンションは、メインフレームの一部に一体成型化しています
　・ 後部のデファレンシャルはドライブシャフトを含めて左右に分割したパーツで再現
　・ 前部のステアリングゲージは6パーツで構成
　・ ステアリングは前方に固定となります

●タイヤは左右に分割したパーツで再現
　・ ハブキャップは別パーツ化しており、装着の有無を選択できます


●各ウィンド、前照灯のガラス部などを再現するクリアパーツが付属しています


【 「ソビエト GAZ M1 EMKA」の塗装とマーキング 】
●「ソビエト GAZ M1 EMKA」のマーキングとして、2種類の塗装例が説明書に記載されており、ナンバープレートや車体各部の赤色のラインなどを再現したデカールが付属しています

【 「ソビエト GAZ M1 EMKA」のパッケージ内容 】

　・ GAZ-M1 エムカ ×1
　・ クリアランナー ×1
　・ デカールシート ×1
　・ 組立て説明書 ×1


●2015年 完全新金型