「TSR.2MS (ストラトス・フォー) プラモデル (ピットロード ストラトス フォー No.PD008 )」です●アニメ「ストラトス・フォー」の第1期シリーズの主役機、「TSR.2MS (メテオスイーパー)」を1/144スケールで再現した塗装済完成品モデルです ●「試作爆撃機 TSR.2」の伸びやかで美しいボディをベースとした「TSR.2 MS」を再現 ・ 劇中では地球に飛来する彗星迎撃のためイギリス空軍の攻撃機「TSR.2」を高軌道仕様へと改修した機体となっています ・ 垂直尾翼に「ロケットブースター」、キャノピーの大半を耐熱窓とし、コクピットの搭乗法はバイク型に変更、主翼下に2基の「RATOポッド」と、機体の中心線に巨大な「隕石迎撃ミサイル」が装備された「TSR.2MS」を再現 ・ 同スケールのパイロットフィギュア2体付属 【 「BAC TSR.2」について 】●「TSR.2」は、冷戦期である1950年代後半、「Bae キャンベラ」に代わる攻撃機として開発が始められます ●イギリス空軍からの開発要求は、全天候作戦能力、不整地からの短距離離陸能力、超音速低空侵攻能力に加え、1,950km以上の航続距離を狙い、敵地深く侵入し、ウェポンベイに装備した核爆弾で敵の要衝を破壊するといった、冷戦当時の戦術思想に基づいたものでした ●最終的に「ヴィッカース」「イングリッシュ・エレクトリック」の2社による合同計画案が採用され、1957年に本格的な開発がスタートします ●名機「スピットファイア」の全幅とほぼ同じ約11mの翼幅に30m近くなる長大な胴体、このスマートな胴体には強力なブリストル・シドリ社製「オリンパス エンジン」を双発で搭載、加えて偵察機材から核爆弾まで積載可能なウェポンベイと巨大な燃料タンクを搭載しました ・ 主翼は幅こそ狭いもののデルタ形状で比較的大きな翼面積を持ち、垂直尾翼もデルタ形状の大きなものがオールフライングテイル式に装備され、機動性と低空性能の両立を図りました ●メインのランディングギアは、不整地での運用を考慮した「自転車式」に装備、敵の先制攻撃により半壊した飛行場からの運用までも考慮していました ●また慣性航法装置や地形追従レーダーなどを装備し、長距離の作戦飛行や低高度超音速飛行を可能としていましたが、様々な新機軸を惜しみなく導入した結果、機体価格は高騰してしまいます ●1964年の初飛行以降、良好な性能が示され、「TSR.2」の将来には大きな期待が寄せられるようになりますが、この年の10月に労働党が政権を取ると事態は暗転してしまいます ・ 兼ねてから「TSR.2」の予算高騰を攻撃材料にしていた労働党は政権奪取後の1965年4月、「TSR.2」の開発を中止に追い込み開発研究機材もすべて破棄されてしまいます ・ 労働党は「TSR.2」の代替機を、当時アメリカが開発中だった「ジェネラルダイナミックス F-111」のイギリス版「F-111K」とすることを画策しますが、「F-111」は開発に手間取り、「TSR.2」を越えるほどの開発費が高騰してしまったため、この計画は頓挫します ●結局、「TSR.2」の代替となったのはそれまで能力不足を指摘されながら使い続けられてきた「バッカニア」で、最終的には湾岸戦争までその使用が続けられることになります 【 「TSR.2 MS (メテオスイーパー)」について 】 ●「TSR.2 MS (メテオスイーパー)」はアニメ「ストラトス・フォー」に登場する架空仕様の「対彗星迎撃機」です ●流星群、隕石、彗星の飛来により地上に大きな被害を断続的に受けている世界で国連は対天体災害対策組織として「天体危機管理機構」を組織、様々な手段で天体災害の防止に努めていました ●その中の一つとして軍用機ベースの「対彗星迎撃機」を用い、地上から迎撃活動に当たる「メテオスイーパー(彗星迎撃部隊)」の装備機として「TSR.2 MS」が登場します ●「TSR.2」をベースに大改造が施された設定の「TSR.2 MS」は、フラットな機首コーンを持ち、垂直尾翼に「ロケットブースター」、大半を耐熱窓化されたキャノピー、コクピットの搭乗法はバイク型に変更され、主翼下に2基の「RATOポッド」と機体の中心線に巨大な「隕石迎撃ミサイル」が装備された機体として登場、地上からは大型トレーラー上からブースターによるゼロ距離発進で出動します ●沖縄県宮古島市の下地島に所在する地方管理空港を元とする「下地島基地」を舞台に「本庄美風」「菊原香鈴」「中村彩雲」「土井静羽」らが「TSR.2 MS」を駆って活躍します ●アニメ放映前までは「試作に終わったマイナー機」に過ぎなかった「TSR.2」の知名度が、この作品により一躍クローズアップされる事となりました ●「TSR.2 MS」の機体サイズ ・ 全長 : 約182mm
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