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「ミニチュアワールド -中村和子の世界- 本 (大日本絵画 コミック・その他書籍 No.23155 )」です●家具、食器、装飾品など、身の回りの調度品等を再現する「ドールハウス」の作家及びコレクター「中村和子」氏が製作、収集した作品を集めたミニチュア作品集です 【 「ミニチュアワールド ~中村和子の世界~」の概要 】●プラスチックを材料としたプラスチックモデルは、模型としては歴史が浅く、古くから存在するミニチュア模型として、金属を用いた鉄道模型、鉛を使用したフィギュア、そして調度品や家具などを1/12スケールで再現するドールハウスが代表的な存在でした ●この古くから今なお現代まで続いている「ドールハウス」は、16世紀にイギリス女王「クイーン・メアリー」に端を発しヨーロッパの富裕層たちが発展させたミニチュア文化です ●現在はアメリカの作家陣が群を抜いたレベルを誇り、彼らの作品は基本的に限定品ということもありオークションで数十万~数百万円になることもあります ●一方、現在の日本におけるドールハウスは、作ることが中心となっており、この作り方を習うカルチャースクールが多数存在しますが、元々はドールハウス職人が作った作品をコレクションする楽しみ方が主流でした ●また、現在の日本では、ミニチュアとしての緻密さという点を重要視したいため、より細かさを表現できる1/24などの小さなスケールが好まれているようです ●本書「ミニチュアワールド ~中村和子の世界~」は、日本のミニチュア界を代表する作家にしてコレクターである中村和子氏の貴重なコレクションの中から厳選した約100点掲載したものです ●中村氏は、日本にミニチュア文化が本格的に入ってくる前からそれらの魅力と価値に気付き、自らも渡米してクリエーターたちの下で厳しい修業を積み作家として精進しつつ、トップクリエイターたちと交流を深めながら世界的にも貴重な作品を収集し続けた、まさに日本のミニチュア界の草分け的な存在です ●本書は、氏の秘蔵コレクションを多数鑑賞できると同時に、この世界をよく知らない人にも1/12スケールの世界に遊ぶ楽しさを提示する、マニアから初心者まで広く楽しめる一冊となっています 【 「ミニチュアワールド ~中村和子の世界~」の内容目次 】●ミニチュアの世界にようこそ (中村和子) ●ルームボックスを使って ・ Silverware shop 「銀器ショップ」 ・ Lottery doll shop 「陶器人形ショップ」 ・ Kitchen 「キッチン」 ・ ルームボックスについて ●ミニチュア界の巨匠たち ・ Wm.R.Robertson (Bill Robertson) ・ ウィリアム・R・ロバートソン(ビル・ロバートソン) ・ ジョン・ダヴェンポート ・ ノーラル・オールソン ・ フェルド・ソボロ ・ ジェフリー・P・ウォンナコット ・ スコット・ワインファード・ヒューズ ・ フィリス・タッカー ・ オバダイア・フィッシャー ・ ジン・トープ ・ ピート・アーキスト ・ ジェン・グレーバー ・ ロバート・オルザスキー ・ アネール・ファーガソン ・ ケリー・パジ ・ マリー・マッグラフ ●ミニチュアの楽しみ方 ・ 椅子 ・ テーマ別の食べ物(食品) ・ Tea セッティング ・ お気に入りの皿 ・ アルミと銅の調理器具 ・ アンティーク&アンティーク風のガラス器 ・ 凝った細工の小物たち ・ アメリカンフォークアート ・ 絵画と花 ・ 物語の世界から ・ 季節作品の製作例 ・ BOXで遊ぶ ・ クマのぬいぐるみ ・ 既製家具をアレンジした作品作り ・ 実物とミニチュアの比較 ・ 1/6サイズの家具 ・ ミニチュアの歴史 ・ IGMA(国際ミニチュア作家協会) ・ 世界のミニチュアショー ・ ジャパンギルド(日本ミニチュア作家協会) ・ 中村和子ヒストリー~ミニチュアとの歩み~ ■監修者「中村和子」氏の前書きから ●私がミニチュアの世界にのめり込んだのは、主人の転勤で大阪に移り住んだことがきっかけでした ●慣れない土地での生活になじめず、時間をもてあましていた私は、子供のときに父の転勤先の外国で遊んでいたブリキのドールハウスのことを思い出し、ミニチュアについて学びはじめたのです ●本来、ドールハウスとは、誰もが楽しめる遊びです、ちいさな空間にちいさなもの、すなわちミニチュアをつかって「自分の世界」を作って楽しむのが目的ですから、精巧さなどに、特別重要性を求める必要はありません ●いかに楽しく遊ぶか、空想をふくらませることができるかが重要だといえます ●しかしながらサイズについては、現在は1/12が世界の統一サイズとなっています ●それに対してここで紹介するミニチュアは、見本となる実物が存在し、それを1/12にしたものをいかに作りあげるかという世界です ●ですので、できばえの優劣や希少性などによって、コレクターが生まれる要素があります ●ひとつひとつ、ゆっくりと時間をかけて集めていく、大人の遊びなのだと思います ●といっても、お金に任せてただ集めるのではなく、自分の「思い」や空想をふくらませながら、じっくりとコレクションを完成させていくのです ●ドールハウスで遊ぶだけではない、そんな遊び方もあることも、ぜひ知っていただきたいと思います ■「中村和子」氏の経歴 ・ 1950年 東京に生まれる ・ 1959~1963年 ブラジル・リオデジャネイロに在住する ・ 1969年 全日本空輸株式会社に入社する ・ 1971年 退職後結婚する ・ 1983年 独学でミニチュアの製作を開始する ・ 1987・1988年 大阪にて個展を開催する ・ 1988年~ 海外作家とのコンタクトを開始。彼らの講習を受ける ・ 1990年~ ミニチュアやドールハウスの指導を開始する ・ 1996年 国際ミニチュア作家協会「IGMA」よりARTISANの認定を受ける ・ 2000年 日本ミニチュア作家協会「Japan Guild」の発足に携わる ・ 2002年 IGMAの講師を務める ・ 2013年 IGMAよりThe Don Buttfield アワードを授与される 【 「ミニチュアワールド ~中村和子の世界~」の奥付 】●版型 : A4版 / ソフトカバー ●全112ページ / オールカラー ●監修 : 中村和子 ●発行日 : 2015年4月23日 ●ISBNコード : 9784499231558
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