日本海軍 重巡洋艦 利根 (プラモデル)フジミ 1/700 特EASYシリーズ No.007 スケール:1/700
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「日本海軍 重巡洋艦 利根 プラモデル (フジミ 1/700 特EASYシリーズ No.007 )」です●太平洋戦争時における日本海軍の重巡洋艦「利根」を1/700スケールで再現したプラスチックモデル組立キット ●搭載する水上機を駆使して空母機動部隊の目となり活躍した重巡洋艦「利根」を再現、主砲を前部に集中配置し、艦尾を航空機作業甲板とした特異なシルエットを再現した内容となっています 【 日本海軍 重巡洋艦 利根 (フジミ 1/700 特EASYシリーズ No.007) プラモデルの内容 】●日本海軍の重巡洋艦「利根」を再現したプラスチックモデル組立キットです ●フジミ社製「特EASYシリーズ」として重巡洋艦「利根」を再現、船体パーツは「利根」を建造した海軍工廠に合わせたグレー、艦載機などのパーツは艦載機色となる濃いグリーン、というランナーごとに色分けをして成型、リノリウム甲板、煙突のトップ部分、主砲塔の防水カバー部などを再現したシールを使用することで、組み立てるだけで塗装を行わなくても実艦に近い雰囲気を楽しむことができる内容となっています ●フジミ社製「日本海軍重巡洋艦 利根 1945年」をベースとして、「特EASYシリーズ」として成型色を変更、シールを追加したバリエーションキットとなります ・ 無塗装仕上げだけでなく、通常どおり塗装を施して仕上げることも可能です ●「利根」は太平洋戦争開戦後、逐次対空兵装の増強が行われており、キットは単装機銃を多く装備した1945年2月以降の姿を再現しています ●艦体喫水線までの部分を再現した洋上モデルです ●「利根」は、「船体」「上甲板」「艦橋などの上部構造物」「主砲などの艤装類」を、それぞれブロック化して分割した構成となっています ●各ブロックをそれぞれ個別に組み立てて、上甲板、構造物、艤装類を船体ブロックへと取り付けて完成させます ●船体は、船体上部と船底部の上下に分割したパーツで構成 ・ 船体上部は一体成型のパーツで再現、舷側の舷窓、舷外電路、フェアリーダーなどの細部をモールドで再現しています ・ 船体部の魚雷発射管口は開口した状態となっています ・ 船体部のパーツ上には高角砲の台座基部を一体化して再現しています ・ 洋上モデルに欠かせない船体下を塞ぐ平らな船底パーツが付属 ●上甲板は前部甲板、シェルター甲板、航空機作業甲板の3パーツで構成 ・ 甲板上には、主砲塔台座、リノリウム押さえ、滑り止め、航空機運搬用レールの基本構造の他、リール、ボラード、昇降口、天窓、通風筒などの細かなディテールを再現しています 「利根」の艦上の構造物は下記のようなパーツで構成しています ●艦橋 ・ 艦橋は5層で構成、トップの測距儀、射撃指揮所は別パーツ化して再現 ・ 羅針艦橋の窓はクリアーパーツとなっており、窓枠を凸ラインのモールドで再現し立体感を演出しています ・ 艦橋前部の舷窓などもスライド金型を使用して精密なディテールで再現 ・ 艦橋の上下部には遮風装置をモールドしています ・ 艦橋側面のラッタル、前檣楼支柱などを別パーツ化 ・ 艦橋部分に装備する、「94式高射装置」(×2)、「探照灯」(×2)、「方位測定器」(×1)、「25mm3連装機銃」(×2)などを別パーツ化しています ●メインマスト ・ メインマストは三脚檣型、トップは1本の単檣となっています ・ マスト中央の方位測定室を一体成型しており、側面の窓もモールドで再現 ・ マストに装備する、「21号電探」(×1)、「22号電探」(×2)を別パーツ化 ● 煙突 ・ 本体部分は左右に分割したパーツで再現、煙突トップ部は別パーツとなっています ・ 雨水カバー部は開口した状態で、煙突内部の整流板もパーツ化しています ・ 前側面の小煙突は別パーツ化 ●後檣 ・ 後檣は三脚檣型、トップは1本の単檣となっています ・ 後檣に存在する煙観測所などを再現、側面の窓もモールドで再現しています ・ 後檣上の梯子もモールドで再現 ・ 後檣に装備する、「13号電探」(×1)が別パーツ化 ●探照灯台座、及び探照灯 ・ 台座部分は細かなモールドでトラス構造を再現しています ・ 「110cm 探照灯」(×6)、「60cm 探照灯」(×4)が別パーツ化、クリアパーツとなっています ●後部構造物 ・ 艦載機の予備フロート収納台、予備翼収納庫がパーツ化、装備するフロート、予備翼のパーツが付属しています ●カタパルト「呉式2号5型射出機」 ×2 ・ カタパルトは一体成型のパーツで再現、スライド金型を使用して射出機上部のディテールも再現しています ・ カタパルトの側面には精密な彫刻でトラス構造を再現 ●主砲塔部 「50口径 3年式2号 20cm砲」 ×4 ・ 砲塔は上下に分割したパーツ構成で、砲身は1本ずつにパーツ化しています ・ 砲身部分には防水カバーを再現 ・ 測距儀、空中線支柱を別パーツ化して再現しています ●高角砲 「40口径 89式 12.7cm連装高角砲」 ×4 ・ 高角砲は、連装状に一体成型となった砲身、砲架、シールドで構成しています ・ 砲身の角度は任意の位置で固定できます ・ 円形の高角砲のスポンソンがパーツ化 ・ 高角砲横に付ける射界限度を示す構造物を別パーツ化しています ●対空機銃 「25mm 3連装機銃」 ×14、「25mm連装機銃」 ×4、「25mm単装機銃」 ×12(台座付) ・ 各機銃は一体成型となったパーツで再現 ●対空機銃座として ・ 煙突部 3連装機銃用 2基用台座 ×1 ・ 後部構造物 3連装機銃 2基用台座 ×1 ・ 後部構造物連装機銃 2基用台座 ×1 ・ 対空兵装を強化時に設置した「艦橋前側面機銃台座(×2)」「後部機銃台座(×8)」 が付属 ●内火艇、カッター及びボートダビッド ・ 11m内火艇 ×2 ・ 12m内火ランチ ×2 ・ 9mカッター ×4 ・ 6mカッター ×1 ●その他の艤装を再現したパーツとして ・ 艦首、艦尾旗竿 ・ 錨、副錨 ・ 応急舵 ・ 菊花紋章 ・ 係船桁 ・ 舷梯 ・ パラベーン などをセットしています ●艦載機として ・ 零式水上偵察機 ×4 が付属 ・ グレー成型パーツの「零式3座水上偵察機」(×2)も付属しています ●リノリウム甲板、カッター類の甲板部、内火艇のキャンバス部、煙突トップの黒い部分、探照灯のガラス部、旗竿に掲げられる軍艦旗、艦載機の日の丸マークなどを再現したシールが付属 ・ リノリウム甲板のシールは、甲板の表面部分の構造物に合わせてカット処理が行われています ●「日本海軍 重巡洋艦 利根」の成型色 ・ 船体、船底、上甲板、上部構造物、主砲など : グレー(佐世保海軍工廠色) ・ 艦載機 : 濃いグリーン 【 日本海軍 重巡洋艦 利根 (フジミ 1/700 特EASYシリーズ No.007) パッケージ内容 】・ 重巡洋艦 利根(1945年時) ×1 ・ 零式水上偵察機 ×4 ・ シールシート ×1 ・ 組立て説明書 ×1 ●2015年 成型色を変更、特EASY用シールをセットしたバリエーションキット (フジミ社「特EASYシリーズ」第7弾) 【 日本海軍 重巡洋艦 利根 について 】●日本海軍は、航空機の黎明期において、偵察用あるいは攻撃用の兵器として利用が可能と判断すると、積極的に戦力化を進めました ・ これは、列強と比べて主力艦の戦力が劣勢で、航空機により少しでも有利に戦いを進められると考えられたためです ●特に航空機が固定脚の時期(大戦間の時期)では、通常の航空機(艦上機)とフロート付きの航空機(水上機)との性能の差が少なく、運用スペースが小さいことから水上機の活用を重要視します ●一方、1930年のロンドン軍縮会議にて巡洋艦を含む補助艦艇の総排水量トン数の制限が定められると、重巡洋艦は建造中の「高雄型」をもって条約の制限を満たすこととなり、新たに重巡洋艦を建造することができなくなりました ●そこで、総排水量に余裕があった軽巡洋艦の枠内を使用し、従来の軽巡洋艦とは異なる大型の軽巡洋艦の建造計画が始まりました ●これにより登場したのが、「最上型」4隻と「利根型」2隻の大型軽巡洋艦です ●日本海軍は将来的な条約脱退を考慮し、両艦共に主砲は重巡洋艦の定義でもある「20cm砲」の換装が可能なように設計しており、「最上型」は一旦軽巡洋艦として完成するものの、条約脱退後は直ちに「20cm砲」への換装が行なわれました ●一方「利根型」は、「最上型」よりも後に竣工したため、最初から「20cm砲」を搭載した重巡洋艦として竣工しています ●「利根」型の特徴は、主砲を艦の前部に集中し後部に広く航空作業甲板を持ったことで、これにより水上機の搭載機数は6機となり、大きな索敵能力を持つこととなりました ●また、主砲と航空機作業甲板とが離れることにより、主砲発砲時のブラスト(発砲炎)における搭載航空機の影響を受け難く、主砲の集中配置により主砲弾の弾薬庫の装甲の強化が行い易いという長所も持ちました ●このような設計思想の下、重巡洋艦「利根」は1937年11月、同型艦の「筑摩」は1938年5月に竣工しています ●重巡洋艦「利根」は、僚艦「筑摩」と行動を共にし、太平洋戦争開戦時から空母機動部隊に配備、「真珠湾奇襲攻撃」「インド洋沖海戦」「ミッドウェー海戦」「南太平洋海戦」などの主要な海戦に参加、その索敵能力により艦隊の目となる活躍を見せます ●ただし、アメリカ軍が十分な量の空母部隊を編成し、その艦上機が空を跳梁跋扈し始めると、水上機での索敵行動は徐々にままならなくなります ●また、水上機の運用は波の影響を受け易く、収容にも時間が必要(しかも収容時には艦が転舵できない)で、艦上機の性能が上がるにつれ鈍足の水上機の存在意義が問われるようになり、「マリアナ沖海戦」時頃からはそれが顕著となりました ●そのため、続く「レイテ沖海戦」においては重巡洋艦としての砲火力の方が期待され、砲戦の主力部隊である「栗田艦隊」に配備が行われました ●レイテ沖海戦における「栗田艦隊」は、アメリカ軍機の猛攻により戦艦「武蔵」を失いますが、アメリカの主力機動部隊が北方の「小澤艦隊」へと向かったため、そのままレイテ島沖に達することができ、護衛空母を中心にしたアメリカ軍の機動部隊に遭遇、交戦を開始します ●この戦いは「サマール沖海戦」と呼ばれ、「利根」は先陣を切って敵艦隊に突入して痛打を与えますが、アメリカ艦隊は必死の抵抗を見せ、その空母群から発進した航空機の攻撃により僚艦「筑摩」が戦没、「利根」も大きな損傷を受けて日本に帰還しました ●内地に帰還した「利根」は、修理の際に後部の航空機運搬軌条を撤去して搭載可能機数を削減、撤去した軌条の位置には対空機銃を増設しました ●そして、「利根」は出撃の機会がないまま呉の江田島で練習艦として係留、実質的には固定砲台となりました ●1945年7月、呉に対してアメリカ機動部隊の艦載機が大挙して空襲を行い、「利根」は対空戦闘に従事しましたが、自身も爆弾を被弾して大破着底、その状態で終戦を迎えています
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