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「ドイツ オーストロ ダイムラー ADGZ T-26砲塔搭載型 プラモデル (アーゼナル 1/35 AFV No.305506 )」です●第2次世界大戦時においてドイツ軍で運用された8輪装甲車「ADGZ」の「T-26砲塔搭載型」を1/35スケールで再現したプラスチックモデル組立キット ●オーストリア製の8輪装甲車「ADGZ」の「T-26砲塔搭載型」を再現、治安維持対策のため前後対称の車体とした特異なフォルムを再現した内容となっています ●アーゼナル社製「ドイツ オーストロ ダイムラー ADGZ 重装甲車 (8輪) 後期型」をベースとして、「T-26砲塔搭載型」を再現するために、砲塔を新規パーツへと変更したバリエーションキットです 【 「ドイツ オーストロ ダイムラー ADGZ T-26砲塔搭載型」のキット概要 】●プラスチックパーツ上には素朴さを感じるモールドを施しながら、細部のディテールに関してはエッチングパーツを多用したパーツ構成 ●車体表面には、一部のリベットを再現しており、不足する部分にはランナー上に成型したリベットを使用してリベットを補うことができます ●車載工具類は装着の有無を選択可能 ●砲塔のハッチは開閉状態を選択可能 ●タイヤのゴムの部分は軟質素材製、ステアリングは前方に固定した状態 ●視察ハッチ、ジェリカンラック、機銃の放熱筒などを再現したエッチングパーツが付属 ●塗装例はドイツ軍仕様1種、国籍マークや部隊マークなどを再現したデカールが付属 【 「オーストロ ダイムラー ADGZ 重装甲車」について 】●第1次世界大戦後、ヨーロッパ圏内の敗戦国を中心に、ロシア革命に影響を受けた急進的な左派勢力が台頭、それが影響して急進右派勢力も出現し、各地では勢力同士の武力闘争にまで発展、混沌とした時代を迎えていました ●オーストリアは、第1次世界大戦までは「オーストリア・ハンガリー帝国」の一員として中央ヨーロッパで強大な勢力を誇示していましたが、多民族で構成された帝国内では各民族ごとに独立の気運が高まり、ベルサイユ条約を契機にオーストリア、ハンガリー、チェコスロバキア、ユーゴスラビアなどの国家に分割されることになります ●領土を分割し小規模な国家となったオーストリアでは、条約締結以降は今まであった強力な軍隊は見る影もない状態となり、国内では上記のようなヨーロッパ全体の趨勢から騒乱が絶えず、当面は国内の治安維持がその課題となりました ●1930年代初め、オーストリアは国境警備隊及び治安維持警察用の車両として装輪式装甲車の開発を開始、これに基づき「オーストロ・ダイムラー・プッフヴェルケ」社が1933年に開発したのが8輪装甲車「ADGZ」です ・ この「ADGZ」は、6輪型のトラックをベースとして、車体前部の機能を後部にも増設する形で8輪型へと変更、エンジンは前後に2基搭載し、車体の前後に操縦席があるという変則的なレイアウトとなっています ・ 「ADGZ」の車体は均一な11mm厚の装甲板で覆われ、車体中央上部に装備した砲塔には「KwK35 20mm機関砲」と機関銃を1門ずつ搭載していました ●ドイツと同様、オーストリアは「ベルサイユ条約」によりこのような装甲車両の保有を禁じられていましたが、1935年に条約を破棄、「ADGZ」の生産を開始します ●「ADGZ」は1937年まで生産が行われて27両が完成、治安警察や国軍に配備されました ●ところが、オーストリアは1938年にドイツへと併合され、同時に治安警察や国軍はドイツの同組織へと吸収され、「ADGZ」もドイツ軍が接収しています ●しかし、ドイツ国防軍は、「ADGZ」はあくまでも治安維持用の車両でしかなく、野戦用の装甲車としての能力は低いと評価、部隊への配備は行われませんでした ●一方、ナチス党の私兵集団として徐々に規模を拡大した武装親衛隊は、国軍である国防軍から武器の供給を渋られており、少しでも多くの装甲車を欲した武装親衛隊が注目し、装備したのがこの「ADGZ」です ●「ADGZ」は第2次世界大戦初期における武装親衛隊の貴重な機甲戦力となりましたが、武装親衛隊にとっても野戦用の装甲車としての能力は低いという評価は変わらず、その使用は後方が中心で、前線で運用される機会は多くありませんでした ●武装親衛隊ではこの「ADGZ」を25両追加生産し、大戦中期以降はパルチザン掃討を目的としたSS警察連隊の警察戦車大隊用の車両として配備が行われています ・ ドイツの警察は1930年代後半から親衛隊の管轄下に置かれ、SS警察連隊は武装警察として治安維持活動に従事、大戦末期には通常の戦闘にも投入されました ●警察戦車大隊における「ADGZ」は、パルチザン側に対戦車兵器が少ないことから装甲車両として活躍、終戦時においても警察活動を維持するため相当数の「ADGZ」が現存していました 【 「ドイツ オーストロ ダイムラー ADGZ T-26砲塔搭載型」のキット内容について 】●このドイツ軍の8輪装甲車「ADGZ」の「T-26砲塔搭載型」を再現したプラスチックモデル組立キットです ●東欧系メーカーとしての素朴さを感じるパーツとパーツ上に施されたモールドで「ADGZ T-26砲塔搭載型」を再現、ランナー上には各径のボルト類を成型しており、選択パーツとして車載工具類も付属し、ユーザーのスキルによってディテールの付加を選択することができる内容となっています ・ エッチングパーツが多く含まれており、レジン製キットに近いパーツ構成ですので、上級者を対象としたキットとなります ●「ADGZ T-26砲塔搭載型」は、「砲塔」「車体上部」「車体下部」の3ブロックで構成しています 【 砲 塔 】 ●ソ連軍の鹵獲車両から流用した「T-26 軽戦車」の砲塔形状を再現、車体と異なり、各面にはリベットなどのディテールをモールドで再現しています ●「20K 45mm戦車砲」の砲身は一体成型のパーツで再現 ・ 「防盾」は一体成型のパーツで再現、「同軸機銃」や、駐退器カバーの前端部分は別パーツとなっています ・ 「防盾」は、完成後も上下に可動させることができます ●砲塔は、左右及び天板の3パーツで構成 ・ 「上部ハッチ」は別パーツ化、開閉状態を選択することができます ・ 「ペリスコープ」はモールドにて再現 ・ 「ベンチレーター」「吊り下げリング」を別パーツ化して再現 【 車体上部 】 ●一体成型化したパーツで「ADGZ」の車体上部を再現、これに各ディテールを取り付ける構成となっています ●車体上部は一体成型のパーツで再現 ・ 「側面ドア」はモールドで再現、ヒンジは溝を彫りこんだ棒状のパーツを切り出して作製します ・ エンジングリル部は別パーツ化、スリットのパネルを寝かした状態を再現しています ・ 前後の「視察ハッチ」はエッチングパーツで再現 ・ 「MG34機関銃」は、プラスチック製パーツの銃身部と、エッチングの放熱筒の2パーツで再現 ・ 「前照灯」は、プラスチック製パーツによる前照灯本体と、エッチングの管制スリット部との2パーツで再現しています ・ 「前部ナンバープレート」はプラスチック製パーツ、「後部ナンバープレート」はエッチングパーツで再現 ・ 「ジェリカンラック」はエッチングパーツで再現、プラスチック製パーツのジェリカン(×4)が付属しています ・ 「排気管」は4パーツに分割して再現 ・ 前部の3連の「ホーン」は1基ずつ個別にパーツ化、基部は一体成型のパーツで再現しています ・ 「ノテックライト」は、本体と基部の2パーツで再現 ・ 車載工具類を再現したパーツが付属、装備の有無を選択して組み立てることができます 【 車体下部 】 ●パーツ数を抑えて車体下部を再現、「ADGZ」特有のシングルタイヤとダブルタイヤを連ねた配置を再現しています ●車体下部はバスタブ状に一体成型となったパーツで再現、前後のパネルは別パーツ化しています ・ 前後の「デファレンシャル」は上下に分割したパーツで再現、「デファレンシャルカバー」はエッチングパーツで再現しています ・ 中央の駆動ユニット及びサスペンションは5パーツに分割して再現 ・ ステアリングは前方に固定した状態となります ●タイヤはホイール部とゴムの部分を分割して再現 ・ ホイール部はプラスチック製のパーツ、ホイール表面の形状を一体成型のパーツで再現しています ・ ゴムの部分は軟質素材製で、特徴的なトレッドパターンをモールドで再現しています ●視察ハッチ、ジェリカンラック、機銃の放熱筒、前照灯の管制カバーなどを再現したエッチングパーツが付属しています 【 「ADGZ T-26砲塔搭載型」の塗装とマーキング 】 ●「ADGZ T-26砲塔搭載型」のマーキングとして、ドイツ軍仕様の1種類の塗装例が説明書に記載されています ・ 所属不明 (東部戦線 / 1942年~1943年) ●国籍マーク、SS警察表示、パーソナルネーム、師団マーク、ナンバープレートなどを再現したデカールが付属しています 【 「ドイツ オーストロ ダイムラー ADGZ T-26砲塔搭載型」のパッケージ内容 】・ ADGZ 装甲車 T-26砲塔搭載型 ×1 ・ エッチングシート ×1 ・ デカールシート ×1 ・ 組立て説明書 ×1 ●2016年 一部新金型 (500個限定生産品)
通販のご利用方法の詳しくは、コチラより「ご利用ガイド」 関連商品
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