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「日本海軍 戦艦 紀伊 プラモデル (フジミ 艦NEXT No.003 )」です●太平洋戦争時における日本海軍の計画艦「戦艦 紀伊」を1/700スケールで再現したプラスチックモデル組立キット。 ●戦艦「大和型」の発展型として51cm砲を搭載した計画艦「戦艦 紀伊 (超大和型)」を再現、「大和型」に準じた船体に一回り大きな主砲を搭載した、迫力あるシルエットを再現した内容となっています。 ●「特シリーズ」に類似したパーツ構成となっていますが、「船体」「甲板」「船底」などの部分ごとにパーツの成型色で色分けし、接着剤を使わないスナップフィット式のパーツ構成で「戦艦 紀伊」を再現。 ・ 塗装せずとも、実感ある「戦艦 紀伊」を再現することが可能ですが、もちろん塗装をして完成させることもできます。 ●1/700スケールの艦船模型としては非常にパーツ数が多いものの、詳細を眺めてみると左右分割によるパーツ構成を極力排除、艦橋部は各層ごとに一体成型化したパーツを積み上げて組み立てるようになっており、フジミ流にディテール再現と組み立てやすさに配慮した内容になっています。 ・ 各パーツの貼り合わせはストレスのないものとなっていますので、コツコツと組み上げていけば色分けされた「戦艦 紀伊」を完成させることができます ・ ただ、パーツ成型の際にアンダーゲートを多用しているためニッパーとヤスリ類の使用は必須です、パーツ切り離し余ったゲート類のヤスリがけには充分な労力を費やす必要があるでしょう。 ●フジミ社製「日本海軍 戦艦 紀伊」のキットをベースに、台座パーツを変更、ピンセットを除いた、新ロゴに変更したパッケージ替えバリエーションキットとなります。 【 日本海軍 戦艦 紀伊 (フジミ 艦NEXT No.003) プラモデルの内容 】●1945年4月の「菊水作戦(天一号作戦)」時、沖縄へと向かった「戦艦 大和」を再現したプラスチックモデル組立キット、対空兵装を増強した勇壮な姿を再現した内容となっています。 ●フジミ社製「特シリーズ」の初期フォーマットにのっとり「戦艦 大和」を再現、最後の改装を終え、増強した対空兵装や艦橋及び上部構造物の特徴を再現した内容となっています。 ●艦体の喫水線までの部分を再現した洋上モデルです。 ■ 戦艦 紀伊 概要 ●日本海軍の計画戦艦「戦艦 紀伊」を再現したプラスチックモデル組立キットです。 ●「戦艦 紀伊」は、「戦艦 大和」の最終時の姿をベースとして、主砲を「51cm連装砲」、高角砲を「98式 10cm連装高角砲 A型改3」へと変更した状態で再現しています。 ●ディテール表現を重視したフジミ社「特シリーズ」のパーツ構成を下敷きにしながら、各構造ごとに色分けした成型色と接着剤不要のパーツ構成の「艦NEXT」シリーズとして、新たに「戦艦 紀伊」を再現、接着剤不要のスナップフィットキットながらディテール再現を重視した内容となっています。 ●「戦艦 紀伊」は成型色で色分けしているので、塗装を行わなくても実艦イメージに近いカラーリングで組立てることができます。 ●また、接着剤を使わないスナップフィットとできるだけ一体成型を多用したパーツ構成で、機銃などの細かな艤装部分を除けば極力パーツ数は抑えており、本格的な艦船模型となる「戦艦 紀伊」を楽しんで作製することが可能、艦船模型初級者のユーザーからベテランユーザーに至るまで、「大和型」の発展型の迫力ある「戦艦 紀伊」の姿を楽しむことができることでしょう。 ●戦艦「紀伊」は各構造部ごとに色分けしたパーツ構成となっています ・ 船体、上部構造物、艤装類 : 呉工廠グレー ・ 上甲板・スクリュー : 甲板色 (ダークベージュ) ・ 船底部 : 艦底色 ・ 煙突トップ : ブラック ・ 艦載機 : 濃緑色 の成型色で色分けしています。 ●艦底部も再現したフルハルモデルとなります ・ 洋上モデル用の平らな船底用パーツはセットしていませんが、フルハル用の船底パーツを取り付けないことで洋上モデルとすることも可能です。 ■ 戦艦 大紀伊 全体構造 ●「戦艦 紀伊」は、「船体」「上甲板」「艦橋などの上部構造物」「主砲などの艤装類」の各ブロックごとに分割して構成、各ブロックをそれぞれ個別に組み立てて、上甲板、構造物と艤装類を船体ブロックへと取り付けて完成させます。 ●船体は喫水線ラインで上下に分割したパーツ構成。 ・ 船体上部は左右に分割したパーツで構成、その上下に蓋をするように甲板部パーツ及び船底パーツを貼り合わせる構成となっています。 ・ 左右の舷側を合わせる際に船体に歪が生じないよう、パーツの内側にフレームを挟み込んで組み立てます。 ・ 船体下部のバルジを再現しています ・ 舷側の「舷窓」「閉塞した舷窓」「塵捨て管」「舷外電路」「梯子」「デリック」「副錨」などのディテールを繊細なモールドで再現しています。 ●艦底部は一体成型化したパーツで再現。 ・ 艦底の「舵」(×2)、「スクリュー」(×4)、「推進軸」(×4)を別パーツ化しています。 ●上甲板は、錨鎖甲板、航空機作業甲板、艦尾甲板の、鉄甲板部と木甲板部に分割したパーツ構成。 ・ 木甲板部は、波除けを再現するため、前後に分割したパーツ構成となっています。 ・ 鉄甲板部には、主砲塔台座、滑り止め、航空機軌条などの基本構造の他、「リール」「ボラード」「アンカーチェーン」「ケーブルホルダー」などの細かなディテールをモールドで再現しています。 ・ 木甲板部には、木甲板表現を凹ラインで再現、「ボラード」などの甲板上の構造物は別パーツ化しています。 ■ 戦艦 紀伊 艦上構造物のパーツ構成 ●艦橋 ・ 艦橋の主要部は「第一艦橋」「防空指揮所」など6層に分割したパーツで再現しています。 ・ トップの「15m測距儀」は「21号電探」を含めて一体成型化したパーツで再現、上部の「主砲射撃指揮装置」は別パーツ化しています。 ・ 「艦橋窓枠」は、窓の部分を一段凹んだ状態にして、立体感を演出しています。 ・ 艦橋の各「フラット」「スポンソン」「ラッタル」はブロックごとに別パーツ化 ・ 艦橋に装備する「22号電探」(×2)、「13mm連装機銃」(×2)、「60cm信号探照灯」(×2)などを別パーツ化して再現しています。 ●後部艦橋 ・ 後部艦橋は左右に分割したパーツに「副砲指揮所」「10m測距儀」「後方射撃所」を積み上げて作製します。 ・ 後部艦橋に装備する「シールド付き 25mm 3連装機銃」(×2)を別パーツ化して再現しています。 ●煙突 ・ 煙突本体は左右に分割したパーツ構成、トップは別パーツ化、副管類はパーツ上にモールド化して再現しています。 ・ トップの雨水カバー金網は開口した状態で成型しています。 ・ 煙突部の探照灯台座は、煙突の台座を兼ねた上下に分割したパーツ構成。 ・ 煙突部に装備する「150cm探照灯」(×4)を別パーツ化して再現しています。 ●マスト ・ 煙突後部に立つマストは前後に2分割したパーツで再現。 ・ 「13号電探」はマストパーツに一体成型化して再現しています。 ●上部構造物 ・ 「艦橋」「後部艦橋」「煙突」などのベースになる上部構造物は一体成型化したパーツで再現。 ・ 左右に増設した対空機銃の台座は別ブロック化しています。 ・ 各高角砲及び機銃のブルワークは別パーツ化して再現。 ・ 上部構造物に装備する、「98式 10cm連装高角砲 A型改3」(×12)、「12cm 28連装 噴進砲」(×2)、「シールド付き25mm 3連装機銃」(×6)、「25mm 3連装機銃」(×6)、「94式高射装置」(×2)などを別パーツ化して再現しています。 ●カタパルト 「呉式 2号5型改 射出機」 ×2 ・ カタパルト本体は一体成型化したパーツで再現、側面のトラス構造を凹凸を交えたモールドで再現しています。 ●クレーン ・ クレーンは基部を含め4パーツに分割して再現、クレーン本体を左右に分割したパーツで再現し、アームを挟んで製作します。 ・ クレーン本体のトラス構造を凹凸を交えたモールドで再現しています。 ・ クレーンアーム(ジブクレーン)は、スライド金型を使用して上部と側面のトラス構造をモールド化して再現しています。 ■ 兵装 ●主砲塔 「45口径 51cm連装砲」 ×3 ・ 主砲塔は上下に分割したパーツ構成で、梯子や扉、フラットなどのディテールをモールド化して再現しています。 ・ 測距儀は砲塔に一体成型化して再現。 ・ 砲身部分は1本ずつ個別にパーツ化、上下に可動させることができます。 ・ 砲身の砲口部分は開口した状態で、基部には防水布をモールド化して再現しています。 ●副砲 「60口径 3年式 15.5cm 3連装砲」 ×2 ・ 砲塔は上下に分割したパーツで再現、砲身や測距儀は砲塔上部パーツに一体成型化して再現しています。 ・ 砲身基部には防水布をモールド化して再現しています。 ●高角砲 「65口径 98式 10cm連装高角砲 A型改3」 ×12 ・ 高角砲は、シールド部分と砲身本体とを分割して再現、砲身部分は連装状に一体成型化したパーツとなっています。 ●噴進砲 「12cm 28連装 噴進砲」 ×2 ・ 噴進砲は一体成型化したパーツで再現。 ●対空機銃 ・ 13mm連装機銃 ×2 (艦橋部に配置) ・ シールド付き 25mm 3連装機銃 ×24 (上部構造物などに配置) ・ 25mm 3連装機銃 ×24 ・ シールド付き3連装機銃は、3連装状に一体成型となった銃身とシールドの2パーツで構成。 ・ 連装機銃、3連装機銃は一体成型のパーツで再現しています。 ■ 艦載艇 ●内火艇、カッター及びボートダビッド ・ 9mカッター ×2 ■ その他艤装類 ●その他の艤装を再現したパーツとして ・ 艦首、艦尾旗竿 ・ 主錨 ・ 菊花紋章 ・ 艦載艇収納庫の扉 ・ 艦載機格納庫の扉 ・ リール ・ ボラード ・ ラッタル ・ 波除け ・ 朝礼台 などを個別にパーツ化して再現しています。 ■ 艦載機 ●艦載機として ・ 零式水上観測機 ×2 ・ 零式3座水上偵察機 ×2 が付属しています。 ・ 艦載機は、胴体、フロートなどで分割したパーツ構成になっています。 ■ ボーナスパーツ ●以下のボーナスパーツが付属、ボーナスパーツの取り付けの有無を選択できます(ボーナスパーツは接着剤を使用して取り付けます)。 ・ 25mm 単装機銃 ×2 ・ 副砲塔の通信線支柱 ・ 艦橋のヤード部の信号灯 ・ マスト後部のフレーム ・ 機銃弾薬箱 ■ ディスプレイ台 ●完成後に見栄え良く飾ることができるディスプレイ用の台座が付属、完成した「戦艦 紀伊」の艦体をそのまま載せてディスプレイすることができます。 ・ 飾り台はプラスチック製のパーツ、約130×45mmの長方形の台座に天板と角型の脚を2つ取り付けるパーツ構成になっています。 ・ 「戦艦 紀伊」の組立中は台座を裏返して紛失防止の細かなパーツ入れとして使用することもできます。 【 日本海軍 戦艦 紀伊 (フジミ 艦NEXT No.003) 塗装とマーキング 】●「塗装図・塗装ガイド」はパーツ成型色による仕上げを前提としているため付属していません。 ●パーツの成型色分けでは行き届かない細部用のリアルシールが付属しています。 ●リアルシールは艦首の日章旗、艦尾の軍艦旗、マストに掲げられる司令官旗、探照灯のミラー部、航空機作業甲板のライン、主砲、副砲の防水布、カッターの甲板部、艦載機の日の丸マークなどの部分をプリントしています。 【 日本海軍 戦艦 紀伊 (フジミ 艦NEXT No.003) 製品仕様 】●プラスチックモデル組立キット。 ●製品素材 : PS ●接着剤不要のスナップフィットキットですが、各パーツ類はランナー状に成型されていますので、パーツを切り離すのに「ニッパー」などの切断工具が必要になります。 ●「戦艦 紀伊」 完成時のサイズ ・ 全長 : 380mm ・ 全幅 : 60mm ・ 全高 : 77mm ●日本製 【 日本海軍 戦艦 紀伊 (フジミ 艦NEXT No.003) パッケージ内容 】・ 日本海軍 戦艦 紀伊 ×1 ・ 零式水上観測機 ×1 ・ 零式3座水上偵察機 ×1 ・ ディスプレイスタンド ×1 ・ シールシート ×1 ・ 組立て説明書 ×1 ・ パーツ図 ×1 ●2019年 内容一部変更、ロゴ変更によるバリエーションキット ●2016年 一部新金型 【 日本海軍 戦艦 紀伊 について 】●第1次世界大戦後の日米の建艦競争は激しく、日本海軍は「88艦隊」、アメリカ海軍は「ダニエルズ・プラン」によって国力を無視した艦艇の建造計画を推し進めて行きました。 ●この建艦競争は2度の軍縮条約によって一旦棚上げとなりましたが、日本が条約を脱退すると再び両国で大規模な艦艇の建造が始まります。 ●日本海軍は、1930年代後半にそれまでの戦艦を大きく凌ぐ性能を持つ「大和型」2隻の建造を開始、続いて同じく「大和型」2隻の建造を追加し、建造に着手します。 ●一方、アメリカ海軍も次々と新鋭戦艦の建造を開始、さらには「アイオワ級」や「モンタナ級」の建造計画もあり、日本海軍ではこれに対抗するために1941年に新たな建造計画となる「第5次海軍軍備充実計画」を立案します。 ●この「第5次海軍軍備充実計画」では、「大和型」の改良型となる「797号艦」(「改大和型」)と、「大和型」の発展型となる「798号艦」「799号艦」(「超大和型」)の2隻の建造などが含まれていました。 ●この「超大和型」は、「大和型」をベースにして主砲を「51cm連装砲」3基6門に変更、高角砲として「長10cm連装高角砲 (98式 10cm連装高角砲 A型改3)」と呼ばれた爆風避盾を持つ戦艦搭載専用型)を12基24門装備しており、砲撃力と対空火力の大幅な増強を狙ったものでした。 ●この「超大和型」は、「大和型」戦艦4隻の建造の終了後に起工する予定となっていました。 ●「大和型」の主砲である「46cm砲」は世界最大の艦載砲で、この「超大和型」に向けて「48cm砲」の試作と試射を行い、さらには「超大和型」用の「51cm砲」は試作まで進んでおり、実用化の目処を付けていました。 ●しかし、大艦巨砲主義の象徴でもあった「大和型」は、日本海軍自らが発案して実行した航空母艦を集中運用した航空戦によってその存在意義が薄れ、3番艦「信濃」は未完成の状態で航空母艦へと転用、4番艦は船台上で解体されてしまいました。 ●このため、「超大和型」も起工されることなく計画のみで終わり、日本海軍の決戦兵器であった「超大和型」は幻となったのです。 ●なお、「超大和型」の2隻は、「紀伊」「尾張」という名称が用いられることがありますが、これは日本海軍の慣例に沿って後世に付けられたものであり、正式な艦名ではないようです。
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