海上保安庁 つがる型巡視船 塗装済み組み立てモデル
巡視船 PLH-02 つがる巡視船 PLH-03 おおすみ巡視船 PLH-04 はやと巡視船 PLH-05 ざおう巡視船 PLH-06 おきなわ巡視船 PLH-07 せっつ巡視船 PLH-08 えちご巡視船 PLH-09 りゅうきゅう巡視船 PLH-10 だいせん巡視船 つがる型海上保安庁 巡視船海上保安庁 船艇海上保安庁沿岸警備隊
「海上保安庁 つがる型巡視船 塗装済み組み立てモデル (プラモデル) (ピットロード 1/700 塗装済み組み立てモデル (JP-×) No.JP017 )」です
●海上保安庁のヘリコプター搭載大型巡視船「つがる型」を1/700スケールで再現したパーツ塗装済み組み立てキット。
●海上保安庁大型巡視船のワークホースとして活動中の「つがる型巡視船」を再現、フルハルモデルと洋上モデルを選択して組立てることができる内容になっています。
・2015年の延命・機能向上工事が施される以前の状態を再現しています。
海上保安庁 つがる型巡視船 塗装済み組み立てモデル 概要
●プラスチックパーツ : ピットロード
・ パーツ一部塗装済み
●ベル 212 救難ヘリコプター 付属
●ディスプレイベース付属
●塗装パターン : 9パターン (同型船の船名、船番号)
●デカール : 水転写式
海上保安庁 つがる型巡視船 塗装済み組み立てモデル (ピットロード 1/700 塗装済み組み立てモデル JP17) プラモデルの内容
●海上保安庁のヘリコプター搭載大型巡視船「つがる型」を再現したパーツ塗装済み組み立てキットです。
●軍用艦船とは構造が異なる、全通式甲板に艦上構造物を構築して商船構造で建造した大型巡視船「つがる型」の船体フォルム及び艦上のディテールを再現した内容になっています。
●船体喫水線までを再した洋上モデルと船体全体を再現したフルハルモデルとを選択して組立てることが可能です。
●ピットロード社製「海上保安庁 巡視船 PLH-02 つがる型」のデカールを改めたバリエーションキット。
・ 「つがる型」のパーツ構成は「海上保安庁 つがる型巡視船 PLH-07 せっつ」と同じ内容になっています。
・ 船体や甲板だけでなく、艦橋窓や船首部分の「JAPAN COAST GUARD」なども塗り分けしており、組立てて付属のデカールを貼るだけで塗装済みの完成品にする事ができます。
・ 船名標識は「巡視船 PLH-02 つがる」「巡視船 PLH-03 おおすみ」「巡視船 PLH-04 はやと」「巡視船 PLH-05 ざおう」「巡視船 PLH-06 おきなわ」「巡視船 PLH-07 せっつ」「巡視船 PLH-08 えちご」「巡視船 PLH-09 りゅうきゅう」「巡視船 PLH-10 だいせん」の9種をセットしており、デカールを選択することで9隻のヘリコプター搭載大型巡視船「つがる型」を作り分けることができます(船体パーツは1隻分のみセットしています)。
■ つがる型巡視船 全体構造
●「つがる型」は、「船体」「上甲板」「船橋などの構造物」「機関砲などの艤装類」の各ブロックに分割した構成となっています。
●各ブロックをそれぞれ個別に組み立てて、上甲板と構造物と艤装類を船体ブロックへと取り付けて完成させます。
●船体は喫水線のラインで上下に分割したパーツで構成。
・ スライド金型を使用して「舷窓」や「水抜き穴」「ヘリ甲板の柱」や「スクリューガード」などモールドで再現しています。
・ 洋上モデル用の船底パーツは付属していませんが、船体内部にはリブを設け洋上モデル時にすわりを良くし、変形を抑える構造になっています。
●フルハルモデル用の船底パーツが付属。
・ 上部船体をしっかりはめ合わせる事のできるガイドをモールド化。
・ 「スクリュー」「スクリューシャフト」「舵」「フィンスタビライザー」のパーツをセットしています。
●上甲板は、前部甲板と後部甲板、ヘリ甲板の3パーツで構成。
・ 上甲板には、「ボラード」や「アンカーチェーン」などのディテールをモールドで再現しています。
■つがる型巡視船の船上の構造物は下記のようなパーツで構成しています
●船橋
・ 「船橋」はスライド金型を使用して各面と天井を再現、上層、中層、下層の3パーツで構成しています。
・ 「船橋窓枠」は窓の部分を一段凹んだ状態で再現し、立体感を演出しています。
・ 壁面には「水密扉」や「窓」「ラッタル」などをモールド化して再現しています。
・ 「船橋」に付属する「メインマスト」は四脚檣型、スライド金型を使用して4面全てにトラスを張り、これに「水上レーダー」を取り付けることによりマスト形状を作製します。
・ 「船橋」上に装備するサーチライトは本体と台座の2パーツで構成。
●煙突
・ 「煙突」は本体とファンネルキャップの2パーツに分割して再現。
●格納庫
・ 「格納庫」は一体成型のパーツで再現、スライド金型を使用して「後部シャッター」を閉じた状態をモールド化して再現しています。
・ 「格納庫」上部に装備するアンテナ類は別パーツ化しています。
●後部マスト
・ 「後部マスト」は三脚檣型、スライド金型を使用してトラスの間と「ループアンテナ」の一部を抜いた形状で成型しています。
●探照灯
●「サーチライト台座」及び「サーチライト灯」は別パーツ化して再現。
●武装
●主武装 「ボフォース 40mm機関砲」 ×1
・ 砲塔と台座の2パーツで構成。
●副武装 「20mm単装機関砲」 ×1
・ 機関砲本体と台座の2パーツで再現しています。
●レーダー類
●水上レーダー ×3
・ 全てメインマスト上に装備します。
●搭載艇
●ボート及びカッタ/
・ 船橋構造物とヘリ格納庫の間に両舷各2艘ずつ、計4艘装備します。
・ 軍用型とは形の大きく異なる平たい「ボートダビット」をボート及びカッター1艘に付き2本ずつ装備します。
●その他艤装
●船首及び船尾「旗竿」
など
●搭載ヘリコプター
●「つがる型」の搭載ヘリコプターとして
・ ベル 212 中型ヘリコプター ×1
が付属しています。
・ 「ベル 212」は、胴体、スキッド、メインローター、テイルローターに分割した4パーツで構成しています。
・ スライド金型を使用して各窓やパネルラインをモールドで再現しています。
■ つがる型巡視船載のディスプレイ
●フルハル時の完成後に見栄え良く飾ることができるディスプレイ台をセット、完成した「つがる型巡視船」をそのまま載せてディスプレイすることができます。
・ 飾り台はプラスチック製のパーツ、船体をしっかり捉える、船底に合わせたテーパー形状になっています
海上保安庁 つがる型巡視船 塗装済み組み立てモデル (ピットロード 1/700 塗装済み組み立てモデル JP17) 塗装とマーキング
●カラープリントの「塗装・マーキングガイド」が付属。
・ 塗装の際に使用する塗料の種類も記載しています (Mr.カラー/水性ホビーカラー)。
●上記マーキング例に応じたデカールが付属しています。
・ 船名用に「「巡視船 PLH-02 つがる」「巡視船 PLH-03 おおすみ」「巡視船 PLH-04 はやと」「巡視船 PLH-05 ざおう」「巡視船 PLH-06 おきなわ」「巡視船 PLH-07 せっつ」「巡視船 PLH-08 えちご」「巡視船 PLH-09 りゅうきゅう」「巡視船 PLH-10 だいせん」の9隻分のデカールが付属。
・ 船首・船尾の日章旗船名、船名、ハルナンバー、JAPAN COAST GUARDの所属表記、ライン、海上保安庁のマーク、ヘリ甲板の案内ラインなどのデカールが付属しています。
・ ヘリコプターのストライプや国籍マーク、所属表示を再現したデカールも付属。
海上保安庁 つがる型巡視船 塗装済み組み立てモデル (ピットロード 1/700 塗装済み組み立てモデル JP17) のパッケージ内容
・ ヘリコプター搭載大型巡視船 つがる型 ×1
・ ベル 212 中型ヘリコプター ×1
・ ディスプレイスタンド ×1
・ デカールシート ×1
・ 組立て説明書 ×1
・ 塗装・マーキングガイド ×1
海上保安庁 つがる型巡視船 塗装済み組み立てモデル (ピットロード 1/700 塗装済み組み立てモデル JP17) の製品仕様
●プラスチックモデル組立キット
・ 各パーツ類はランナー状に成型していますので、パーツを切り離すのに「ニッパー」などの切断工具が必要になります(別売り)。
・ パーツの固定には「プラモデル用接着剤」などの接着剤をご利用下さい(別売り)。
・ パーツ塗装済みプラモデルは各パーツをランナーからカットする際、塗装してある部分の色が剥げてしまう時がありますので、そのような場合は塗料を使って塗装し直して下さい(リタッチ)
・ 塗装済みとなっているパーツは、接着面も含めて色が塗られている部分がありますので、色が塗られている箇所に「タミヤセメント」などの溶着系プラモデル用接着剤を使用すると、塗料が溶け出してしまう時があります。
・ これを避けるには、粘土の低い「瞬間接着剤」を使用し、パーツを合わせた上、細いノズルで瞬間接着剤を流し込んでパーツ同士を接着するとよいでしょう。
●製品素材 : PS
●パーツ成型色 : ホワイト (一部塗装済み)
●対象年齢 15歳以上 (ピットロード基準)
●「つがる型巡視船」の完成時のサイズ
・ 全長:150mm
●日本製
●2022年 シリーズ再編、価格改定
●2013年 完全新金型
「海上保安庁 ヘリコプター搭載大型巡視船 つがる型」について
●国連による「海洋法条約」に基づき設定された「200海里排他的経済水域 (EEZ)」などの世界的な新海洋秩序を背景に、日本の領水域が拡張され(日本では1977年の領海法などでこれを規定)、海上保安庁の担当する海域が今までより50倍に拡大されることになります。
●国土のまわりを海で囲まれた日本の「EEZ」の面積は世界で6番目の広さになり、これまでの「巡視船」では、この広大な海域の交通の安全、治安の確保を担保することが難しくなりました。
●このため、より迅速に広大な海域を走破する「巡視船」の建造が求められることになり、また、船よりも高速で広範囲の海域を捜索できるようにヘリコプターの搭載も求められます。
●そこで海上保安庁は巡視船「PLH-101 そうや」の設計をベースとして巡視船「つがる型」の建造を決定します。
・ 巡視船「そうや型」及び「つがる型」は、海上保安庁における公式船型として「ヘリコプター1機搭載型巡視船 (PLH)」と呼び、総排水量は4,000t、2基のディーゼルエンジンで15,600馬力の出力を持ち、最大船速は23ノット、海上保安庁所属の巡視船の中では「しきしま・みずほ型」に続き2番目に大きな規模の「大型巡視船」に分類されています。
●巡視船「つがる型」の船体構造は、北洋を航海する「「PLH-101 そうや」と異なり、船首砕氷能力を省いた汎用型としたものの、先に想定される北方配備を考慮して耐氷構造と防滴塗装は維持、加えて水線長を10m延長、幅を1m狭くする事で高速航行能力を高めています。
●巡視船つがる型」の1番船「PLH-02 つがる」は1979(昭和54)年に竣工、それ以降順次建造が続けられ、2001年には9番船の「PLH-10 だいせん」が竣工しています。
●1番船から9番船までの建造が、1979(昭和54)~2001(平成13)年の長い期間に渡っているため、この間の搭載機能や船内配置、ヘリコプター関連設備など、各船に若干の差異があります。
・ この「つがる型巡視船」ファミリーの中でも、8番船「PLH-09 りゅうきゅう」と9番船「PLH-10 だいせん」の2隻は10年ぶりの建造となり、新たに図面まで書き直したため、事実上の新型船と呼ばれる場合もあります。
●広大な海域をパトロールする巡視船「つがる型」には、航海の安全を保障するため武装が搭載されており、当初、「ボフォース製 40mm機関砲」と「20mm単装機関砲」を船体前部に各1挺搭載、「PLH-04 はやと」以降は、より省力化され強力になった「エリコン製 35mm単装機関砲」と「20mm機関砲」(各1挺)へと換装しています。
●また、巡視船「つがる型」の船体後部には、巡視船をベースとして素早く現場へと駆けつけるためのヘリコプターを搭載、ヘリの発着のための飛行甲板と格納庫を装備、「ベル212 中型ヘリコプター」を1機搭載しています。
・ このヘリコプター離着時の動揺防止に、船体に固定式フィンスタビライザーを2組搭載しています。
●「つがる型」は、大型巡視船としての波浪性の高さと搭載ヘリコプターを用いた優れた汎用性をもって海上保安庁の主力船として活躍、海上警備から人命救助に至るまで、これからも海上保安庁の主力船としての活動を期待されているのです。