WW2 ドイツ歩兵 行軍セット
「WW2 ドイツ歩兵 行軍セット (プラモデル) (タミヤ 1/48 ミリタリーミニチュアシリーズ No.030 )」です
●第2次世界大戦時におけるドイツ国防軍の兵士15体(戦車兵3体、将校2体、野戦憲兵1体、歩兵9体)を1/48スケールで再現したプラスチックモデル組立てキット 【 「大戦中期以降のドイツ軍の機関銃と服装」について 】
●第2次世界大戦時の各国の軍隊では、第1次世界大戦時の水冷式機関銃からの流れとなる重機関銃と、攻撃用として開発された軽機関銃という2種の機関銃のタイプが運用され、この2種は違う機関銃が充てられていました
●ドイツ軍では、当時、画期的となる汎用機関銃「MG34」を開発、この機関銃は2脚を装備して軽機関銃に、そして専用の3脚架により重機関銃とすることもでき、運用上や整備上での利便性や効率性が高いものでした
●しかし、この「MG34」は生産コストが高かったのも事実で、これを解消するためにプレス加工を大幅に取り入れ、生産コストの低減を図ったのが「MG42」です
●この「MG42」は、当時の機関銃としては最も早い発射速度を持っており、重機関銃として3脚架に装着された同銃は極めて高い火力を示しました
●また、軽機関銃としての「MG42」は1個分隊(10名程度)に1丁が支給され、歩兵の火力の増強に大きく寄与、攻撃時にはこのような機関銃の火力によって敵を制圧した後に歩兵が前進するという戦術が採られています
●一方、ドイツ軍の服装は大戦初期では「M36野戦服」もしくは「M40野戦服」(襟のダークグリーン色が廃止されたタイプ)にブーツ姿がスタンダードでしたが、1943年にはポケットのプリーツなどが廃止された簡素型となる「M43野戦服」が登場、靴も短靴にレギンスを装着した省力化された姿に代わりました
●1944年には裾の部分が大幅に短縮化された「M44野戦服」も登場、ただし「M43野戦服」と比較すると着用例自体は多くなく、「M43野戦服」と短靴にレギンスという服装が大戦後期のドイツ兵を代表するものとなっています【 「WW2 ドイツ歩兵 行軍セット」のキット内容について 】
●このドイツ国防軍の兵士を再現したプラスチックモデル組立てキットです
●タミヤの1/35スケールミリタリーミニチュアシリーズのフィギュアモデルをモチーフとしながら、顔の造り、服の皺の表現、ディテールの彫刻など1/48スケールとして再構築したものとなっています
●キットは戦線後方においてリラックスしたシーンが表現されています
●フィギュアの内訳は、戦車兵が3体、将校2体、野戦憲兵1体、歩兵9体(指揮官1体、機関銃手2体、弾薬手3体、装填手1体、歩兵2体)の合計15体です
●戦車兵のフィギュアの服装は、戦車服またはデニム地の作業服を着用、将校帽もしくは略帽を被った姿です
・ 戦車兵の1体は、武装親衛隊の戦車兵となっており、戦車服は襟が小さなデザイン、武装親衛隊の将校帽を被っています
●将校のフィギュアの服装は、将校用の野戦服を着用、将校用ブーツを履き、将校帽もしくは略帽を被った姿です
●野戦憲兵のフィギュアの服装は、「M43野戦服」を着用、ブーツを履き、ヘルメットを被った姿
●歩兵のフィギュアの服装は、7体が「M43野戦服」を着用、短靴にレギンスを履いた姿、2体は「M36野戦服」にブーツを履いた姿です
・ 頭部は無帽のフィギュアが4体、ヘルメットもしくは規格帽、略帽を被ったフィギュアが5体です
・ 「M43野戦服」と短靴にレギンスを履いた服装は、1943年以降の大戦後期のタイプで、「M36野戦服」にブーツを履いた服装は、基本的に大戦初期のタイプとなりますが、被服類は消耗するまで使用されたために大戦後期でもこの服装が見られました
●服の皺の表現はスケールに沿っており、服の縫い目などの細部は繊細なモールドで彫刻されています
●フィギュアは、胴体、両腕のパーツ構成で、一部のフィギュアは胴体が上下分割式、片腕が胴体と一体成型されています
「WW2 ドイツ歩兵 行軍セット」のフィギュアのポージングについて
●戦車兵のフィギュア
・ 立った姿勢で胸ポケットのタバコを取り出そうとしているポーズ
・ 立った姿勢で佇んでいるポーズ
・ 立った姿勢で片手を腰の位置に置いているポーズ
●将校のフィギュア
・ 立った姿勢で両手で双眼鏡を持っているポーズ
・ 立った姿勢で地図を持っているポーズ
●指揮官のフィギュアは、片手にサブマシンガンを持って歩いているポーズ
●野戦憲兵のフィギュア
・ 片手を挙げて方向を示しているポーズ
●機関銃手のフィギュア
・ 肩に機関銃を担いで歩いているポーズ
・ 肩から機関銃を下げて歩いているポーズ
●弾薬手のフィギュア
・ 片手に弾薬箱を持って歩いているポーズ
・ 肩に弾薬箱を担いで歩いているポーズ
・ 弾薬箱をライフルに吊り、そのライフルを肩に担いで歩いているポーズ
●装填手のフィギュアは、機関銃の3脚架を持って歩いているポーズ
●歩兵のフィギュアの2体は、立った姿勢で佇んでいるポーズ
●同社、歩兵携行品の<Yランナー>が2枚と<Xランナー>1枚が付属、フィギュアの装備品の一部として使用します
< 歩兵携行品用 タミヤ Yランナー>(1枚分)
・ MG34機関銃 ×2
・ MG42機関銃 ×1
・ 機関銃用 200発入り 弾薬箱 ×2
・ 機関銃用 200発入り 弾薬箱(蓋を開けた状態) ×1
・ 予備銃身ケース (1本用) ×1
・ 予備銃身ケース (2本用) ×1
・ 機関銃用前脚 (開いたタイプ) ×2
・ 機関銃用前脚 (閉じたタイプ) ×1
・ 機関銃用工具入れ ×2
・ 弾帯 ×1
・ ヘッドフォン ×1
・ モーゼル Kar 98k ライフル ×1
・ MP40 サブマシンガン ×2
・ MP43 突撃銃 ×2
・ Gew43 自動小銃 ×1
・ パンツァーファースト 60 ×1
・ 双眼鏡 ×2
・ 銃剣 ×5
・ サブマシンガン用マガジンポーチ ×4
・ MP43用 マガジンポーチ ×4
・ 携帯シャベル ×5
・ ヘルメット ×5
・ 迷彩カバー付きヘルメット ×5
・ 規格帽 ×1
・ 雑嚢 ×5
・ 飯ごう ×5
・ 水筒 ×5
・ 水筒(M1931) ×2
・ ガスマスクケース ×5
・ ポンチョ ×5
・ マップケース ×1
・ P08用 ホルスター ×2
・ P38用 ホルスター ×2
など
●キットには<Yランナー>が2枚付属していますので、含まれている各個数は倍数となります
< 歩兵携行品用 タミヤ Xランナー>
・ モーゼル Kar 98k ライフル ×2
・ 規格帽 ×2
・ マップケース ×2
・ 機関銃3脚架(折り畳んだ状態) ×1
・ フィギュア用小型ベース ×8
など
●2006年 フィギュアランナー、Xランナー完全新金型