ドイツ マーダー3 (r) 対戦車自走砲
「ドイツ マーダー3 (r) 対戦車自走砲 (プラモデル) (UNI MODEL 1/72 AFVキット No.347 )」です
●「ドイツ マーダー 3 (r) 対戦車自走砲」です
●第2次世界大戦時におけるドイツ軍の対戦車自走砲「マーダー3」の「76.2mm対戦車砲 Pak36(r)」搭載型を1/72スケールで再現したプラスチックモデル組立てキット
●出現当時、最強の火力を持つ戦闘車両として活躍した「マーダー3 76.2mm対戦車砲 Pak36(r)搭載型」を再現、チェコ製の「38(t)戦車」の車体に、鹵獲したソ連製対戦車砲を搭載した独特の姿を再現した内容となっています【 「マーダー3 76.2mm対戦車砲Pak36(r)搭載型」について 】
●第2次世界大戦の初期、ドイツ軍は対戦車部隊の主要兵器として「37mm対戦車砲 Pak35/36」を運用していました
●しかし、この「37mm対戦車砲 Pak35/36」は同じクラスの火砲としては優秀なものの、連合軍の装甲の厚い戦車には太刀打ちができず、対戦車部隊は苦戦を強いられてしまいます
●この「37mm砲」の後継として、「50mm対戦車砲 Pak38」と、それをスケールアップした「75mm対戦車砲 Pak40」が開発されていましたが、生産が遅延してしまい、1941年に開始された独ソ戦でも「37mm対戦車砲 Pak35/36」が対戦車部隊の主力を占めている状況のままでした
●一方、独ソ戦の緒戦において破竹の進撃を収めたドイツ軍はソ連軍の火砲を大量に捕獲、その中には師団野砲「76.2mm野砲 F-22」が含まれていました
●この砲はその装甲貫通能力の高さからドイツ戦車兵から「ラッチュ・バム」と呼んで恐れられた存在であり、ドイツ軍はその能力を評価して同砲をベースとして「75mm対戦車砲 Pak40」の砲弾に対応できるように改造した「76.2mm対戦車砲 Pak36(r)」を製造、対戦車部隊へと配備します
●この「76.2mm対戦車砲 Pak36(r)」は自走化も進められ、チェコ製の「38(t)戦車」の車体を利用した「マーダー3 76.2mm対戦車砲Pak36(r)搭載型」が1942年4月に登場しています
●「マーダー3 76.2mm対戦車砲Pak36(r)搭載型」は、当時のドイツ軍の戦闘車輌の中では最も強力な火力を持っていたため、対戦車戦闘の切り札として活躍、344両が生産されて戦場の火消し役として各戦線で使用されました【 「ドイツ マーダー3 (r) 対戦車自走砲」のキット内容について 】
●このドイツ軍の対戦車自走砲「マーダー3 76.2mm対戦車砲Pak36(r)搭載型」を再現したプラスチックモデル組立てキットです
●ユニモデル社の1/72シリーズのフォーマットに則り、細分化されたパーツ構成とエッチングパーツにより「マーダー3 76.2mm対戦車砲Pak36(r)搭載型」を再現した内容となっています
●「マーダー3 76.2mm対戦車砲 Pak36(r)搭載型」は、「主砲」「車体」の2ブロックで構成されています
【 主 砲 】
●「76.2mm対戦車砲 Pak36(r)」の砲身は一体成型となっています
・ 砲尾は3パーツで構成
・ 揺架は前後分割式です
・ 砲架は左右分割式で、照準器、操作ハンドル、防危板などがパーツ化
・ 防盾は各パネルを貼り合せる方式です
・ 防盾を支える支柱がパーツ化されています
【 車 体 】
●車体は各パネルを貼り合せる箱組み方式で、これに戦闘室の各パネルやフェンダーなどを取り付けます
・ 操縦手ハッチ、無線手ハッチは別パーツとなっています
・ 戦闘室前面パネルには視察装置と前方機銃のマウントが一体成型され、前方機銃本体は別パーツです
・ フェンダー支持架はエッチングパーツです
・ 車載工具類は個別にパーツ化されています
・ フェンダー上のパンチング状の雑具箱、戦闘室後方の籠状構造物はエッチングパーツにて再現
・ 戦闘室内部の2つの座席がパーツ化
●サスペンションユニットは各1パーツで再現されています
・ 起動輪、誘導輪は左右分割式です
・ 上部転輪、下部転輪は各1パーツで再現
●履帯は一部連結式履帯が付属しています
・ 上下の直線部は繋がった状態、前後の曲線部は1枚ずつが分割されたパーツとなっています
●フェンダー支持架、雑具箱、戦闘室後部の籠状構造物などを再現するエッチングパーツが付属しています
【 塗装とマーキング 】
●「マーダー3 76.2mm対戦車砲Pak36(r)搭載型」のマーキングとして、2種類の塗装例が説明書に記載されており、国籍マーク、部隊マーク、パーソナルネームなどを再現したデカールが付属しています