ドイツ 1号戦車 Ausf.A 改修型 w/インテリア (Pz.Kpfw.1 Ausf.A)
「ドイツ 1号戦車 Ausf.A 改修型 w/インテリア (Pz.Kpfw.1 Ausf.A) (プラモデル) (ドラゴン 1/35 '39-'45 Series No.6356 )」です
●「ドイツ 1号戦車 Ausf.A 改修型 w/インテリア (Pz.Kpfw.1 Ausf.A)」です
●第2次世界大戦初期におけるドイツ軍の軽戦車「1号戦車 A型」を1/35スケールで再現したプラスチックモデル組立キット、エンジン冷却気排出口に装甲カバーが付いた「改修型」が再現されています【 「1号戦車 A型」について 】
●第1次世界大戦後期において、連合国軍は戦車を登場させ、戦いを有利に進めました
●ドイツ軍は、末期には「A7V」という戦車を開発し、生産が開始されましたが、20両余りの生産数に止まり、戦局を覆すことなくドイツは敗戦となります
●この大戦の敗北の結果、ベルサイユ条約によって戦車の保有は禁止されましたが、ドイツ軍は戦車の威力と潜在能力を高く買っており、秘密裏に開発が行なわれました
●開発にあたっては、生産コストが高い「A7V」のような大型の戦車を目指さず、戦車技術の工業的基盤を作り、そして兵士の訓練の関係から数を揃えることができるように小型の軽戦車が選ばれました
●1930年、「農業用トラクター」という名目で「1号戦車」を開発、当初はその名の通り、砲塔と車体上部が取り付けられず、兵員の訓練用として使用されています
●1930年代前半は、この砲塔の無い「1号戦車」の改良や、生産体制の充実が進められ、1935年になるとようやく砲塔と車体上部が開発されるようになります
●1935年3月には、1933年に政権を奪取したヒトラーがベルサイユ条約を破棄して再軍備化を宣言、それに合わせるように「1号戦車」の本格的な生産が行なわれました
●再軍備化にあたっては、4系統で戦車の開発と生産が行なわれるように方針が定められ、「1号戦車」は訓練用、「2号戦車」は偵察及び主力戦車の補助、「3号戦車」が主力戦車、「4号戦車」が支援用の役割が持たされています
●「1号戦車」は、生産コストが低いために1936年までに1175両を生産、戦車兵の育成と戦術の研究などに大いに寄与しました
●1936年7月には、車体長を延長した「1号戦車 B型」が登場、従来のタイプは「1号戦車 A型」という名称が与えらています
●「1号戦車」は、訓練用戦車として最低限の装甲と武装しか持っていませんでしたが、「2号戦車」~「4号戦車」の量産体制が本格的に整う以前に戦争に突入したために、ポーランド戦、フランス戦などに参加しました
●同車は、限定的な能力しか持たないものの、ドイツ軍の貴重な戦車戦力の一角として活躍しました
●しかし、独ソ戦に突入すると、さすがに戦車としては非力さが目立ち始めるようになり、前線から引き揚げられています
●「1号戦車 A型」は、生産時期により、「前期型」と「後期型」に大別され、また戦訓などから改修が行われており、車体後部のエンジンの冷却気排出口に装甲カバーが取り付けられた車輌は「改修型」と呼ばれています【 「ドイツ 1号戦車 Ausf.A 改修型 w/インテリア (Pz.Kpfw.1 Ausf.A)」のキット内容について 】
●この「1号戦車 A型」の「改修型」を再現したプラスチックモデル組立てキットです
●キットは、同社の高いディテール表現力により「1号戦車 A型」をシャープに再現、また、内部構造も再現されており、小粒な車体にその機能が詰まった凝縮感の在るモデルを楽しむことができる内容となっています
●キットには、エンジン以外の車体内部が再現されています
●「1号戦車 A型」の砲塔は上下分割式で、防盾を含む前部は別パーツとなっています
・ 砲塔前部は、上部、下部、そして内装式防盾の3パーツで構成されています
・ 防盾は上下に可動します
・ クラッペは別パーツで開閉状態が選択できます
・ 砲塔上部のハッチは、内側のディテールも表現されており、開閉状態が選択可能です
・ 砲塔は左右旋回可能です
●車体は、上部、下部、左右フェンダー部、エンジングリル部の5ブロックで構成されています
●車体上部は、一体成型された内側のパーツに各パネルを貼り付ける構成となっています
・ 各クラッペと側面ハッチは別パーツで、開閉状態が選択できます
・ 車体前部のハッチは別パーツです
・ 車体側部の追加装甲が付属しています
●左右フェンダー部は、本体と前後のマッドフラップの3分割式です
・ 排気管は上下分割式で、カバー部はエッチングパーツとなっています
●エンジングリル部は、改修型の特徴でもある後部の装甲カバーが一体成型されています
・ 点検ハッチと給油ハッチは別パーツで、開閉状態が選択できます
・ 後部のスモークディスチャージャーがパーツ化されています
●車体下部は、底部と側面とが一体成型されており、これに前面板と後面板を取り付ける構成となっています
・ 下部転輪と誘導輪は、左右のリム部がエッチングパーツにて再現
・ サスペンションは左右分割式で、転輪を挟み込むように作製します
・ 履帯は、マジックトラックによる1枚ずつが分割された接着連結式です
●車体内部が再現されています
・ 砲塔内部は機関銃の機関部と砲塔旋回装置、車長座席などがパーツ化
・ 車体の内部は、操縦席、トランスミッション、弾薬庫、各種装備品などがパーツ化されています
・ クラッペ内側の開閉装置が再現、視察の防弾ガラスはクリアーパーツとなっています
●マーキングは、3種類の塗装例が説明書に記載されています
・ 第6戦車師団 師団本部(西部戦線 / 1939年~1940年)
・ 第40特別編成戦車大隊 第3中隊(ノルウェー / 1940年)
・ 第5戦車師団 第15戦車連隊 第1大隊(ポーランド / 1939年)
●説明書の塗装例に基づく、国籍マーク、車体番号、部隊記号などを再現したデカールが付属しています
・ デカールのプリントはカルトグラフ社製
●2011年 一部新金型