東部戦線、厳寒の悪夢 チェルカッシィ包囲突破戦 (上巻)
「東部戦線、厳寒の悪夢 チェルカッシィ包囲突破戦 (上巻) (本) (大日本絵画 戦車関連書籍 )」です
●「東部戦線、厳寒の悪夢 チェルカッシィ包囲突破戦 上巻」です
●「コルスン・ポケット (包囲陣)」とも称される「チェルカッシィ包囲戦」、それはモスクワやスターリングラード、クルスクなどと展開した攻防戦と比べ、スケールは小さいが、独ソ戦史を語る上で決して忘れる事のできない戦闘のひとつです
●東部侵攻作戦開始以降、破竹の勢いで進撃を重ねたドイツ軍でしたが、スターリングラードでの大敗後、反撃に転じたソ連軍のために戦局は次第に悪化、戦局は一変します
●ソ連軍は、1944年1月末、グロニイ・ティキチェ川に沿ったチェルカッシィの突出部に位置したドイツ軍将兵6万余の包囲殲滅作戦を開始します
●わずか2ヶ月の短期決戦だったにも関わらず、マイナス20度を超える極寒の中で展開したその戦いは2万もの兵士の命を奪う、まさにドイツ地上兵士たちがそれまで経験したことのなかった地獄の消耗戦でした
●この「チェルカッシィ包囲戦」についての長年にわたる著者の研究と、生還した兵士たちのインタビューをもとに禁断の独ソ戦秘話を上・下巻でまとめた内容となっています
●上下巻あわせ250点にも及ぶ貴重な記録写真や地図も掲載されています
●内容目次
・ 第1部 舞台の設定
第1章 南方軍集団の年代記
第2章 対決する部隊
第3章 第2のスターリングラードのためのソ連の計画
・ 第2部 ロシアのスチームローラー
第4章 ハンマーは振り下ろされた~コーニェフの攻撃
第5章 バトゥーチンの打撃
第6章 ダムの決壊
第7章 ズヴェニゴロドカで罠は閉じられた
・ 第3部 フォン・マンシュタイン、救援へ
第8章 大釜の南部戦線の構築
第9章 空の懸け橋
第10章 ソ連軍を包囲するマンシュタインの計画
第11章 大釜内の危機
第12章 ブライス、「ヴァンダ作戦」を発動する
・ 第4部 絶望の日々
第13章 さまよう包囲陣
第14章 交渉の試み
第15章 シュテンマーマンの攻撃
●収録地図
・ ドニエプル戦区の経過 (1943年7月~10月)
・ 南方軍集団の戦況 (1944年1月23日)
・ ドイツ軍とソ連軍の配置 (1944年1月24日)
・ 攻撃開始 (1944年1月24~26日)
・ カピタノフカの防衛線突破 (1944年1月24~26日)
・ ソ連軍の防衛戦突破 (1944年1月27日)
・ 包囲陣の南部戦線構築 (1944年1月29~31日)
・ 「ヴィーキング」のオルシャナ防衛 (1944年1月29~30日)
・ 第1次救出作戦 (1944年2月1~8日)
・ さまよう包囲陣 (1944年2月11~14日)
・ シャンデロフカの戦闘 (1944年2月11~12日)
・ 第105擲弾兵連隊の夜間攻撃 (1944年2月12~16日)
●著:ダグラス・E・ナッシュ
●訳:斎木伸生
●A5版 ハードカバー
●全416ページ/モノクロ
●2007年10月5日 初版発行